良いと思って庭に植えてみたものの、想像していた通りにならず、なんだか庭に合わない。ハッキリ言うと「いらない植物」。皆様のお庭にはありますか?
山田ガーデンにもある…かな。引越し時に移植したものの、花があまりつかないシャクナゲの木が。
不必要な物を整理し、自分の本当に好きなものだけに囲まれたミニマリスト生活。とても興味があります。
しかし、それが庭の植物となると簡単にはいかない。なぜなら命があるからです。
抜いてゴミ袋に入れるのは簡単です。
でもその前にちょっと考えてみませんか?
その花苗、欲しいと思って買ったのではないの?
うーん、この辺りの話は非常にグレーな部分。
ガーデナーによって考え方は様々だと思いますし、様々で良いと思っています。
悩んで悩んで、本当は触れたくないけれど、私の考えを書くことにします。
山田ガーデンに植えるからには、庭の一員として、他の植物とうまく調和して欲しい。いつか寿命が来るまで一員でいて欲しい。だから私は衝動買いはしません。
まずはとにかく下調べをします。花の色、背丈はどのくらいになるか、冬越しはできるか、そして山田ガーデンに植えるとしたら、どの植物の隣にどのように植え込むか…
そして、植えてみたい植物名を頭の片隅に入れておく。いつか偶然園芸店で出会えたら、迷うことなく連れて帰ることができます。
庭に植える前に、まず考える。
これが大切です。
宿根草であれば尚更です。
では、売り場で一目惚れをしてしまったら?
どうしても庭に欲しければ、一晩経っても欲しいと思うもの。ちょっと頭を冷やして、冷静になる時間が必要です。
欲しい方に差し上げる、という手もありますが、手放したいタイミングで欲しい人が現れるかどうかは…?これはなかなか難しい。
では、庭に合わない植物を処分せずに、こういった使い方はどうでしょうか。
鉢に植え替えて、玄関先などで単体だけで楽しむ。
または、隣に別の植物を植え込み、その引き立て役に徹してもらう。花が好きでなければ、刈り込みを強めにして花数を少なくさせる方法もあります。
植えてみたものの、やっぱりいらないから抜いて捨てる。 それには罪悪感と切ない気持ちがついて回ります。
犬や猫ならこんなことはできませんよね。でも植物ならできるんだ…なんだか悔しいよ。
庭に合わないかもしれない植物は、買わない。それが理想的だと思います。園芸農家や園芸店の売上の話は置いておいても。
花が咲く度に、思い出すことがあったりもします。
あのガーデナーさんに教えてもらって植えたんだよな、とか、去年はあの人がキレイだと褒めてくれて嬉しかったな、と。
植物の裏にある思い出は、ゴミ袋には入れたくないかな。
庭に合わない植物がいるなら、それを逆手にとって、何がなんでも上手く組み合わせてみせる!そんなチャレンジ精神をいつまでも持っていたいと思う山田ガーデンでした。