山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

水遣りしすぎなジジイ

 

山田家には、とんでもない水遣りジジイがいます。

私、最初に言ったはず。「バラには触らないでね、私が管理するから」と。 

昨日夕方帰宅すると、バラを始め鉢物すべての土が湿っている。

どうやら水遣りジジイが手を出したみたい。

暖かくなってきたせいか、水遣りジジイも活動を始めたよう。

 

"水遣りジジイ"とは、山田ガーデンの父のこと。

定年退職し、1日中家にいるのが暇なのでしょう。だから、ちょっとでも鉢物の表面が乾くと、ざばざばと水をあげてしまう。それがほぼ毎日。

山田ガーデン母が「ガーデンちゃんが水をあげないで、って言ってたわよ」とやんわりとたしなめてもお構いなし。

決まってこう言ってくる。

「だいじょーぶだよ!」

どこからくるのさ、その自信は。

 

こうも言う。

「水遣りしてやったからな!」

だから、頼んでいないのよ(泣)

 

夕方から雨の予報だったので、考えてわざと水をあげていないのに、平気で手を出してくる。

バラはロングポットに植えてあるのだから、そう簡単にはカラカラにはなりません。まだ1週間に一度でいいくらい。

土を触って水分を確認して水をあげている私の気遣いがすべて無駄。

だったらパサパサの地面に水を撒いてくれれば助かるのに、植えてある小さな小苗たちは目に入らないらしい…

 


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レックスベゴニアの葉が小さくなってきてしまっているのは、水の遣り過ぎなのに。 

ダリアの球根も腐ってしまうかも知れない。 

ほんとマジで助けて…

 

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朝からごめんなさいね、吐き出すところがここしかないの。

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスローズの開花

 

今日から3月 。

3月というこの暦の響きに、冬が終わったのだ、と強く思う…

過ぎれば早かった、寒い3カ月。

さよなら!!と大きく手を振りたい気分です。

 


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待ちに待った開花です。

濃いピンク色が、花のない山田ガーデンを彩ってくれています。

まだこれから倍くらいに背丈が伸びるはずです。

 


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白いクリスマスローズ"アシュード ホワイトフィズ"は、若干開花が遅め。昨年もそうでした。

これは中心にエンジ色のブロッチが入り、真っ白な花弁を引き立ててくれます。

秋に鉢から地植えにし、心なしか伸び伸びと見えます。

 

 

園芸店のクリスマスローズはそろそろ花が終わろうとしています。

少し早目に開花させて、シーズン前に店頭に並べるからです。

値引きされ始めた今が買い時。どうしようかな、買っちゃおうかな。

 

 

 

 

 

 

 

宿根したのね~ガザニア

 

1年で枯れてしまうものと宿根するもの。

ガザニアには2種類があるといいます。

 

ちょうど1年前に買い求めた、1ポット100円のガザニア

派手なガーベラのような花に惹かれて植えてみましたが、この冬は枯れてしまうのだろうな、と思っていました。

だって100円だもの。1年草だもの。

 

 

まだ落ち葉などを片付けるには早い時期ですが、何となく目についた、このモップのようなガザニアの姿…

 


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ちょっと、枯れた葉を取ってみようか…

 

 

あれ?

 


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冬越ししてる! 

腐葉土のマルチングが効いたんだ!

 


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もう1株も枯れ葉を取り除くと、艶々とした新芽が出ていました。

 

やっぱり生きる力ってすごいね。

 

 

 

 

 

 

 

フェンスをDIY~前編

 


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バラが芽吹き出しています。

 

夏の終わりに作ってもらったエアコンの室外機かくし。

こうして写真を撮る時に写り込まなくなりました。作ってもらって本当に良かった。 

 

 

 

さて、冬のうちにDIYしようと思っていた、家の壁面沿いに立てるフェンスが、中途半端なまま記憶から消えてしまうところでした。

ポリポットに入ったままの姿で芽吹いてきた、つるバラ バレリーナを見て、ハッ!と思い出しました。

ヤバいじゃん!忘れてた!フェンスもバレリーナの植え付けも!

 

 


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先週の休日半分を使って、すべての杉板の着色を終わらせていました。 

 

油性ニス塗りに時間がなく、途中からラティスやウッドデッキ用の耐久性のある塗料に切り替え。

無理矢理完成へともってゆく、この計画性のなさときたら…

それにしても、このウッドデッキ用の塗料は木目を塗りつぶしてしまうので、板の雰囲気が出ません。

塗ってしまったから仕方ないけど。

 

さ、後は組み立てるだけ(笑)。 

 


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下絵を描いてみました。 

両端は揃えずランダムに打ち付けていきます。カジュアル感と言うか、動きが出るように。

 

長板と格闘すること2時間。今回のフェンス作りも、主人が頑張りました。 

 


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じゃーん!

 


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は、幅が足りない…

 

 

思ったより外壁面が広く、右にもう1本支柱を立てて板を足さなければならないという、中途半端な完成となりました。

 

「2人で楽しく完成させました!」とか幸せアピールをブログに書かないでよ、と主人からの念押し。

実はケンカしながら作業が始まったのでね(笑)釘が短いだの、足元に植えてあるバラ ルイ14世がジャマでムカつくだの…散々言われたもので。

大丈夫、ウソは書きませーん(笑)

 

 

どうしてもベターっと広いこの壁面が気になっていて、つるバラ バレリーナの枝を誘引するにも、寂しい壁だなぁと感じていました。

枝が伸びれば、このなんとなく引っかかる気持ちも埋まる?いや、そうとも思えませんでした。

ごちゃごちゃとアンティーク風の置物やシャビーな飾りをつけるのは好きではないけれど、そういった物がうまく建物と植物を結びつけてくれる、結構重要な役割をしているんだなぁ。

こんな未完成でも奥行きが出たというか、立体感が生まれた。立てて良かった。

それに、バレリーナのはっきりしたピンク色は、壁面がブラウンの方がきっと映えるはずです。

白い姫コブシの花もね。

 

 

という訳で、また後日に追加作業をします…

 

 

 

 

 

 

 

球根たち

 

久しぶりに朝の庭。

1週間庭を見ていなかったうちに、あちこちで球根が目を覚ましていました。

何もないまっさらな土から出てくる芽は、何とも言えない嬉しい気持ちにさせてくれます。

 


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クロッカス ジャンヌダルク 

 


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ムスカリ アズレウム

蕾が!

 


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チューリップ フレーミング スプリング グリーン

 

 

 

さ、朝ごはんを食べて例の作業に取りかかるとしましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作りたい庭~オーナメンタルグラス

 

日の出が毎日1分ずつ早くなり、日の入りは1分ずつ遅くなって。

まだ朝晩庭作業が出来るほどの気温ではないので、週末ガーデナーな山田ガーデンです。

それでも、週間天気予報を見ると、朝のマイナス気温日が少なくなってきています。春はもう来ているのですね。

明日は土曜日。朝から大掛かりな作業をする予定でして、もう今からワクワクです。

 

 

今週は庭を見回れない日が続きました。

その代わりに、図書館で本を借りてきては夜な夜な感性を磨く…


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奥 峰子 : 著/ 講談社

 

イネ科のツンツン植物。

ツンツンと言えばイネ科。

そのくらいにしか考えていなかったけれど、ツンツン植物=オーナメンタルグラスは大きく4つに分類されるのだそうです。(現在はもうちょっと細かく分かれているかも知れません)

 

  1.  トゥルーグラス : true grasses
  2. セッジ : sedges
  3. ラッシュ : rushes
  4. キャットテール : cat-tails

 

よく山田ガーデンが口にするイネ科は、トゥルーグラスに属します。1番大きなグループです。

葉が平たく、茎が円筒形で中が空洞。ススキやトウモロコシ、アワ、ヒエはここですね。

カヤツリグサ科の人気者、カレックスはセッジグループ。

イグサ科はラッシュグループ。

ガマ科はキャットテールグループに入ります。

ただ、まだまだきちんと分類方法が確立されていないよう。身近すぎて美しさを見逃されていた、と著者は書いています。

 

山田ガーデンにはワレモコウやシマイトススキ、ピンクの穂が素敵なメリニスなどのオーナメンタルグラスが植えてあります。

粟やヒエにも惹かれたりします。

見る人によっては「なぜそんなものを、ただの草じゃないか」と思うでしょう。

庭に花をたくさん咲かせたとしても、花壇のようにはしたくない。バラ園にする気もない。

私は何処に向かっているんだろうか、と思うこともありました。

 

 

私は今、とっても清々しい気持ち。

この本を読んで、ようやく作りたい庭のイメージがはっきりと見えてきたから!

 


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赤い新芽が伸びてきたシマイトススキ

 

増えすぎたら困ると考えていたけれど、地植えにする勇気が出ました。

山田ガーデンを引っ張ってゆく、大切な一員です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたし、大きくなあれ

 

北風が冷たく、雪が舞っていた昨日。

あと1週間で3月だけれど、寒い!

毎年3月になると、ドカッと湿った雪が降るのがこちらの恒例ですが、今年はどうかしら。 

いつも高校受験日に重なって降ったりするので、県内は大騒ぎになります。

 

先日、朝の情報番組で、雪深い場所から天気予報の中継をしているのを観ていて、寒そうだな~北海道かな~と考えていたら、山田ガーデンの住む県内でした…おそろしや。

 

 

 

秋蒔きの小苗達が落ち着いたところですが、3月に入ったら、また種を蒔く予定です。

マリーゴールドとジニアを部屋の中で早蒔きして、5月には庭植えできるようにしたいと思っています。

昨年は4月~5月頃かな?屋外で種を蒔きましたが、適切気温まで待って種を蒔くと開花が遅くなりがちなので、あっと言う間に秋になってしまった感がありました。

ストレスにならないよう、楽しくお世話できる量を蒔こうと思います。

蒔いたら終わりじゃないからね。

 


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ちびっこだけど、身長2mを目指して‼

 

 

 

 

 

 

 

今頃、発芽!?

 

そろそろ種蒔きトレーの小苗を整理して、芽の出なかった土を片付けて…とやっていたら…

 


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今頃になって、ネモフィラが芽を出しました

 

なんだろう、秋に蒔いた時は芽を出さなかったものが、土をかき集めて混ぜ混ぜした途端に発芽。 

仲間達は小さいながらもロゼット姿に成長しているというのに。

こんな不思議も、種蒔きの面白さ。

 

 


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とっても元気の良い苗を見つけたので、連れて帰ってきました。ボリジとセリンセです。

まぁこさん!セリンセに挑戦してみます!

あなた様の素敵なお庭で知りました。

 

ボリジは、山田ガーデンが高校生だった頃、アルバイトをしていた花屋で、売れ残りを戴いて以来の再会。

こんなにチクチクと棘があるのにハーブ?と、当時は惹かれる要素がなかったけれど、ナスの花に似た、水色の花は印象に残っていました。

 

ハーブはとっても生命力があるので、ポット苗で売れ残ってしまうと、その狭いポットでは伸び伸びと成長することができず、あっという間に元気がなくなって無惨な姿になってしまいます。

入荷したての苗を見つけられてラッキーでしたが、まだ霜が降りるので植え付けは先になりそう。

 

天気の良い日中に、日向ぼっこ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真冬を越して芽吹くのか?〜ドドナエア

 

キレイなチョコレート色に変化したと思ったら、寒空の下でチリチリになってしまったドドナエア。

もうじき暖かくなりますが、鉢上げをしました。オーストラリア生まれには、北関東の寒さはさぞかし辛かったことでしょう。

平たい長い葉が上に向かって伸びる、とても雰囲気のいい木です。

寒くなると、チョコレート色に紅葉する種類、しない種類の2つがあります。

 


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英名:dodonaea "ドドナエア プルプレア" 

 

ちょっと引っ張ってみたら、地面からサクッと抜けてしまいました。 

植え付けた時に、根鉢化していた根のほぐしが足りなかったみたい。根が広がっていませんでした。

 

根をよくほぐして、バナナ土で鉢に植え付け。

"バナナ土"とは、バナナの入った土です(笑)なんのこっちゃ。

山田ガーデン特製の配合土(庭の黒土・バーミキュライト腐葉土・市販の草花用の土のあまり)にバナナの皮を混ぜたもの。

以前は土に何のこだわりもなかったけれど、ガーデニングブログの皆様に「土にこだわって」と教えていただいてから気をつけるようになりました。

 


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新しい芽が出そうではありますが、どうなることやら。復活してくれるといいなぁ。

そっと見守ることにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニゲラの植え付け

 

クリスマスローズの"ニゲラ"で検索された方、ごめんなさい。

ニゲラ違いです。クロタネソウのニゲラです。

あっ、ちょっと待って!これも何かのご縁。最後までお読みいただけたら嬉しいです。

 
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ちなみに、山田ガーデンのクリスマスローズは「ミヨシ」のもの

この蕾が、待てど暮らせど開きません…

 

 

結局、おとといは仕事を休んでしまいました。

もう出勤する気になれなくて。ホント最低。

だから死ぬほど庭作業をしました。

気持ちを切り替えて、ちゃんと出勤しております。皆様ありがとう…

 

 

 

 


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出典 : みんなのNHK趣味の園芸 

 

プラグトレーに種を蒔いたニゲラ。現在3cm程の大きさになりました。これを山田ガーデンへ定植します。

というのも、ニゲラは寒さに強い!プラグトレーを氷点下の屋外に置いていてもピンピンしています。

しかし、プラグトレーはひとつひとつのブロックが小さいためか水切れしやすくて、すぐに土が乾いてしまいます。

線の細いニゲラは、あっという間にくたくたに…

根が真下に伸びてゆくこともあって、移植を嫌うタイプ。早目に自由にしてあげようと思ったわけです。

たくましく寒さを越す姿が見たいから、ということも、もちろんあります。

水遣りの心配から自由になりたかったという理由も。

 

 

一足先に植えつけたヤグルマギク ブラックボールと一緒に咲いて欲しいので、すぐ隣に植えましょう。 

 

この作業をするために、どこへ植えようか地面をじっと見ていて、先日記事にしたユーフォルビアの赤ちゃん芽を見つけたのでした。

細く小さい芽、気をつけて… 

 


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蒔いた時はなかなか芽が出ず、新聞紙を被せたりと気を遣いました。発芽率は90%くらい!

 

 

クロッカスもムスカリも、水仙のタリアも、小さな芽があちこちから顔を出してきました。

敏感な人は、もう杉花粉が飛んでいることが分かるようです。

朝晩の冷え込みは厳しいけれど、そこに春が来ていると感じられる今が、1年の中で一番嬉しい時なのかも知れません。

私、それを忘れていたんだ。

(ずっと乾燥注意報続きだから、水遣りが大変だけれど  笑)