山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

新雪 開花の始まり

 

とても信頼しているバラ、新雪。

どんなにウドン粉病になっても、強いことはよく解っているので、心穏やかでいられます。

ウドン粉病にはかかりますが、黒点病にはなりません。

今年は雨が少ないのか、乾燥していて、ウドン粉病だらけ。

そして葉をたくさんハキリバチに持って行かれているけれど、今年は怒らず、広い心で受け入れています(笑)

ウドン粉の葉でよろしければ、遠慮なくどうぞ~!

 
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家に来た山田ガーデンの妹が、「なんだか眠れる森の美女の城みたいになっちゃってるけど、大丈夫なのコレ?」と驚いていました。

覆われた枝で、既に窓は開きません(笑)ま、そういう風に枝を誘引したのはこの私。

父母は何も言いませんが、どう思っているんでしょうか…

 

新雪は太いシュートがダイナミックに伸びます。バラのアーチに収めるのは難しい品種でしょう。

窓辺に枝を這わせ、這わせきれない枝は家の壁面に逃がそうと事前に考えて、この品種に決めました。

白いつるバラというとドイツの"アイスバーグ"が有名ですが、山田ガーデンにはその繊細な姿が、心もとなく感じられたのです。夢見る乙女窓にはしたくないな、と。そんなかわいらしい外観の家でもないしね。

 


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5月1日 

大きな蕾  このすっきりした姿が好きなところ。

 


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10日かけて、やっとほどけました

蕾にはピンクがのっているけれど、開くと真っ白になります。

 

 



 

今日は雨降り。 

 


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気づかないうちに、オリエンタルポピーの真ん丸の蕾も割れていたみたい。

開くところを見たかったなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GW最終日~レース葉とルイ14世の開花

 

山田ガーデンは、割とサワサワした細かい葉の植物は好みではなく、庭にもあまり植えてありませんでした。

わかりやすい形状の葉が好きで、さらに銅葉・斑入りには目がありません。皆様のご想像通り、そればかりではくどくなるのは目に見えていまして。

それで今年は、ニゲラの種を蒔いたり、オルラヤを植えてみたりと、繊細な雰囲気を持つ植物を配置してみました。


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インカルビレア 

 


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オルラヤ

急に花茎が伸び出した!

 


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シミシフーガ ブルネット

黒葉でサワサワもいいものです。

 

 

 

以前に"女性的な植物、男性的な植物"という記事を書いた時には、山田ガーデンは男性的なダイナミックな容姿の植物が好きなんだな、と再認識しました。

女性的なふわふわモノで庭をいっぱいにはしたくないけれど、ところどころで柔らかいクッションの役割をしてくれるでしょう。

 

 


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GWも最終日の5月7日朝。ルイ14世が開花しました。

やっぱりこのバラが山田ガーデンで1番最初に開花しました。

小さな花だけれど、美しい黒バラ。これ以上黒いバラは聞いたことがありません。

花弁が少ないのであっという間に全開になってしまいました。

 

フランスは大統領選で熱気立っている時。

山田ガーデンの王様は静かに咲き誇ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GW8日目~バラの近況


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チャイナローズ ルイ14世は、毎年山田ガーデンで1番最初に咲くバラです。

ゴールデンウィーク中に開花すると予想していましたが、咲きそうで咲かない。

しかも、今年はそのトップの座を奪おうとしているものが。

 


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ER アブラハムダービー

 
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新雪

 

ルイ14世は花弁が少ないので、いつも蕾が緩むのは早いのですが、新雪は言わずもがな、アブラハムダービーに至っては非常に蕾が多く、 秋に咲かなかっただけに期待大。

 

しかし開花前のワクワクとは裏腹に、つるバラの新雪とブラッシュ ノアゼットのウドン粉病がかなり広がってしまっています。消毒はしているものの、あまり効果が出ていないよう。

最終手段として7枚葉のうちの半分、または5枚をハサミで切り落としました。混みあった葉を切り落とし、風通しを良くする為です。

出開きの細い枝も切ります。"出開き"とはこれ以上伸びることのない、先端に芽もない蕾もない不思議な枝。

 

チョキチョキと葉を間引きながら、ふと思ったのは、ハキリバチって実は重要な仕事をしている虫なんじゃないかということ。

葉を傷つけられて嫌だなと思っていたけれど、葉を切ってくれることで風通しが良くなり、結果、病気を防ぐことに繋がるのではないでしょうか。

 


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期待通りの場所を切ってくれたら、もう嫌な虫だなんて言わないから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GW7日目~ようこそ!リグラリア デンタータ

 

山田ガーデンは花よりも葉モノが多く、どちらかと言えば地味な庭です。

好きな葉を植えていったら余りにも地味になってしまったので、今年はかなり花モノを植えたのですよ。まだ咲いていないけれど。

 


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英名 : hosta "golden tiara"  ギボウシ ゴールデンティアラ

明るい黄緑色のこんもりとした姿。

 


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大好きなパトリオットも芽を出しました。

毎年1芽ずつ増えており、今年は4芽になりました。

濃いグリーンと縁の白がはっきりとした爽やかな葉を広げます。この葉が庭をキリッと引き締めてくれるのです。あぁ、その日が待ち遠しい…

 

 

連休とは言え人混みが苦手なので、どこにも遠出をしない代わりに、あちらのホームセンターやこちらの園芸店…とハシゴする毎日です。

そしてついに見つけた憧れの葉モノがやって来ました!

その名は、リグラリア デンタータ。


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海外のツワブキと言ったところでしょうか。花もそっくりです。

1mにまで成長し、葉の大きさは20cmにもなるという植物です。ラベルでは見えにくいですが、秋には黄色の花が咲きます。

日陰をとっておいて良かった~!(何を植えたらいいか分からず更地になっていただけ)

ホームセンターで見つけた大株は値段が¥1,000以上もしたので諦めましたが、その後園芸店で小さな株を見つけました。

まだ15cm程の小さな株ですが、これからの成長が楽しみ。秋にはシックな黒葉になってくれるといいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GW6日目~デルフィ? ラークスパー?

 

爽やかな花の話題に戻しましょう。

素晴らしい陽気の休日ですから!

 


今まで区別がつかなかった植物に、「デルフィニューム」と「ラークスパー(チドリソウ)」があります。

デルフィニュームはガーデナーさんにファンも多く、咲かせると庭が格段にグレードアップするという青い花の代表品種。 

昨年5月に、山田ガーデンも開花苗を購入して植え付けたのですが…もうどちらだったか覚えていません。というか、別に深く考えていなかった(笑)

青と水色の開花苗を1株ずつ植えたので、或いは両方同じ種類だったのかも知れません。

最近まで、デルフィニュームの和名がチドリソウだと思っていたから尚更わけがわからない状態に。

 

 

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昨年5月  デルフィ? ラークスパー?

 

 

 

ネットで調べると、どちらも仲間のよう。

デルフィは種から育てるのは難しく、高さは30cm~200cm(幅がありすぎるよ…)。花弁の種類も枝分かれの仕方も系統によって異なる。葉は大きい。

ラークスパーは、こぼれ種から発芽しやすく、栽培も比較的簡単。高さは80cm~100cmで、青だけでなくピンク色もあるそう。葉には細かい切れ込みが入るとのこと。

青色の開花苗を買った時に、店員さんが「こぼれ種でよく増えますよ」と言っていたなぁ。ということは、この青花はラークスパーだったのか?

ただ、植え付けてからあっという間に花が終わってしまった残念なことだけはよく覚えています。

 

 

その謎の2株を植え付けた同じ場所に、こぼれ種から芽を出しているのが、こちら。

 


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ラークスパーだったのね

細かい切れ込みが入っていて、デルフィとは葉が全く違います。

 

しかし、区別がつかないのは山田ガーデンだけではないみたいで。

先日ホームセンターにデルフィコーナーが作られており、開花苗がたくさん並んでいました。

あれ?

これはラークスパーでしょ?葉の切れ込みが細かいですよ…?

どれが正解なのさ?もうめちゃくちゃ!

 

 

 

 

 

 

 

 

GW5日目~時が止まった園芸店

 


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マンゴーチャーム

チューリップもそろそろ終盤を迎えています。

 

 

 

鉢植えの墓場を見た気持ちになりました。

ちゃんと葬られていないから、墓場とは言わないか。

 

嫌な予感がしました。

初めて訪れた園芸店。偶然見つけて寄ってはみたものの、車を停めて降りると、店の入り口にパンジーの寄せ植えがたくさん飾ってある中に、瀕死のコニファーが数本倒れかかっているのが目に入りました。

広い敷地があるにも関わらず、商品の鉢物がほとんどないに等しい。というか商品を並べる台すら数えるほどしかない。

店内に入ると、クリザールの匂いがします。店員さんは5人もいて、切り花の水上げ作業に忙しそうです。そうか、この店は切り花が主なのか…

 

でもね、何かがおかしいのです。

生きている植物を扱っている空気じゃない。空気が動いていないんです。

 

良さげな花器や雑貨がたくさんありましたが、ホコリを被っていて、しばらく誰の手も触れていないことが判りました。

「おもしろいものがたくさんあるでしょう?」と年配の店員さんに声を掛けられましたが、何も言えませんでした。正直、気分は面白くなかった。何もかも時代遅れ。

それでも何かキラリと光る、この店のいいところを探したかった。

でも見つけたのは、枯れた鉢物が大量に置かれたサンルームの墓場でした。

 

なんで?どうしてそんないい加減な商売ができるの?

店員5人もいるなら、死体を片付ける時間くらい作れるでしょうが。それとも全員が"片付けられない症候群"だというのですか?

植物が好きな人が来る場所に、なぜそれらの死体を平気で放っておけるのか理解できません。

それ以前に、生きていたものを死体にしてしまわないように、やるべきことがあるはず。

悔しいよ。私は本当に悔しくて悲しかったよ。

なんでこんな店が存在するのか、看板を掲げていられるのか。客足が遠退く商売をしていることに気づいていないのか。

 

商売とは客をこんな悲しい気持ちにさせることじゃない。

常にアンテナを張り巡らせて、ガーデナーに驚きを与えて欲しい。

来店する度に憧れと安らぎを与えて欲しい。

庭に対する想いを高めさせて欲しい。

少なくとも私は、園芸店とはそういう場所だと思っています。

 

悔しい。私だったら絶対こんな商売はしないのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GW 4日目~立水栓 水受けをリペイント

 

昨日も雷雨になる予報だったので、子供達を学校へ送り出した後、早々に立水栓の水受けのリメイクを始めました。

今年のゴールデンウィークの目玉作業でございます! 

当初はプラスチックの水受けを外して、レンガで流しを作る予定でしたが、父に思いっきり反対されてしまったため、水受けはそのままにして生まれ変わらせることにしました。

 

 

水受けの内側をタイル張りにしようかと考えましたが、アールがついているので(カーブしているの意味)絶対に失敗して嫌な気持ちになるのが目に見えている。

さっぱりとリペイントだけで済ませることに。


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樹脂にペイントをする場合、時間が経つと塗装が剥がれる恐れがあるので、汚れを落とし乾かしたら、プライマー(下地剤)を吹き付けておきます。

樹脂の植木鉢にも使えますぞ。

 


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プライマーが乾いたら、いよいよペイント。

小さなローラーと刷毛を使い分けながら塗料を塗っていきます。

 

3度ほど重ね塗りしたところで空模様が怪しくなってきたので、残念ながら中断。主人は1日で完成させたくて、雨後に再度塗り重ねて。

 


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今朝マスキングを外してみると、キレイに完成していました!

リペイントだけで見違えるよう!

 

 

 

 

 

 

GW 3日目~古木ローズマリーの剪定


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なんだか芋虫っぽいフレンチラベンダー アボンビュー

これは昨年の今頃に、70円の種を蒔いて育てたもの。初めての開花です。

ここまで育つまで1年かかりましたが、1から育つ楽しみを味わえるなんて、なんてお得なんでしょう。

黒いぷつぷつが花、上にぴょんと伸びているのは苞です。

苞とは、蕾を保護する葉のようなもの。これがかわいくて、育ててみたくなったのです。

ラベンダーは幾つかの系統に区別されており、山田ガーデンのアボンビューはストエカス系。暑さに強く、育てやすいのだそう。

 

 

 

朝食後からローズマリーの剪定に取り掛かりました。

カーポートの端にある花壇スペースに2本植えてあります。

どちらも20年超の古木。今年は花がほとんど咲かなかったなぁ。

 

 
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なんだか最近樹形が傾いてるな、と思ってはいたのですが、よく見ると枝の重みであちこちが付け根から裂けていました。

風を直に受ける場所なので、年老いた幹では枝を支えきれなくて。可哀想なことをしました…

とにかく枝を透かして軽く、短くカット。

 


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ポツポツと根が出たような跡がある部分は枝が古くなっている証拠です。

内側の細い枝も、丁寧にカットしました。

風が抜けるように…

裂けた枝はクッションを巻いてある針金で固定し、更に奥の方には支柱も立てました。

 


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左側に植えてあったグラスのハロラギスが、やっと顔を出しました。

写真で見直すと、まだ枝が長い。もう少し短く切った方が良いみたい。

 

いつまで幹が持つかわからないけれど、もう少し、まめに気をつけてあげなきゃね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GW 2日目~庭木たち

 

天気予報って本当によく当たる。昨日は予報通りに雷雨が来たもの。

だから今朝は、庭の水遣りはなしで。

 

 

 



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ロシアンオリーブの花が咲いています。

この木があったことを半分忘れていました。

植物は成長を止めてはくれませんから、いろいろと植物を植え付けると、正直、目が行き届かないうちに変化してしまうものがちらほら出てきます。

目が行き届かなくなるということは、あまり楽しみにしていない=わき役なのでしょうな。

一応、大切な庭の一員です。

 

 

 
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ヒメコブシの葉って面白いんですよ。

薄い袋を被って出てくるのです。なぜそんなに慎重な芽吹きなんでしょう?

若葉は薄いチョコレート色で、徐々に黄緑色へ変わっていきます。

植え付け直後に、倒れたウッドフェンスの下敷きになり半分に折れてしまっても、健気に葉を広げる姿。今度こそ大切にしなきゃって思います。

 

 


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ウメモドキも葉を広げ出しました。
間もなく山田ガーデンは涼しいシェードガーデンになります。

(これは優しい言い回し。本当は、陽が当たらなくなってしまいます、が本心。)

 

 

 
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テマリシモツケ サマーワイン

ウッドフェンスを立てる際に移植した後も、無事に芽吹いてくれました。

しかしこのニョロニョロ具合ったらないわ。

 

 

 
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雷雨の後、東の空に虹が架かりました。

「カメラ!カメラ貸して!」家族で窓辺で押し合い圧し合いの騒ぎとなりました。

久しぶりに見た虹、今度はいつ見られるかな。