山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

「カッコいい」しか見つからない~レックスベゴニア


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英名 : rex begonia : レックスベゴニア "群雀"

 

いつ見ても惚れ惚れするこの姿。

1週間振りに顔を出した太陽の陽を受け、葉の裏側にはくっきりと赤い葉脈が。

カッコ良さは今年も健在です。

 

なるべく一目惚れはしないようにしている主義の山田ガーデン。(しないようにできるのか、疑問ではあります)

迷ったら買うのを我慢して、1週間考えて再び買いに行くのは、私のルールでもあります。

喜び勇んで連れ帰ってから、「なんだ、一年草だったのか…」「まずい、耐寒性なしだなんて!」ということにはなりたくないので、出来る限りの品種の情報を大まかに頭に入れていますが、それでも未知な植物は山ほどあるわけで。このレックスベゴニアもそのひとつでした。

それでも、「買うしかない!500円もするけど買うしかない!」としか思えなかった。

完全なる一目惚れ。

 


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見る角度によって、ベルベットのような質感を見せてくれます。

がさがさした大きな葉は、片側に歪む独特な形。シュウカイドウの仲間だと一目瞭然です。

それぞれの葉はお互いを邪魔しないように、巧く組みながら伸びてくるので、全体の姿は乱れることがありません。自然とカッコ良くまとまり、手間要らずです。

そしてこのカッコ良さに似つかわしくない、かわいい花も咲きます。 シュウカイドウと同じ花で、そのミスマッチな感じもまたいい!

 

品種改良で様々なカラーが揃う、コレクションしたくなるほどのレックスベゴニア。

お部屋に1鉢、自信をもってオススメします。

 

 

 

 

 

 

いろんな顔~マリーゴールド ジェスター

 

しましま縞模様のフレンチマリーゴールド ジェスターは、なかなか完璧なストライプになれません。

今までどんな顔の花が咲いてきたか、写真を撮り続けてきました。

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小さくてかわいい縞模様。これがほぼ完璧な姿。


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時にはこんな赤みの強い花が咲いたりする。


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模様がぽちぽちとしか出ないものもあったり。

模様が安定しにくいみたい。

 


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でも、こんなマリーをかわいいと言ってくれるなら。

種を蒔いて良かったなぁと思えるのです。

 

 

 

 

 

 

ラベンダー畑を想う

 

珍しく、主人がガーデナーが食い付く話題をふってきました。

富良野市のラベンダーがかなり枯れているらしいよ。」

 

 

*リンク切れの為詳細を思い出しながら…

上富良野町から中富良野町にかけて、ラベンダーの株が枯れ進んでいる。

植栽してある4万株のうち、半分の2万株が枯れてしまい、毎年植え付けても全く追い付かない状況が続いている。

昨年の台風上陸や長雨で、状態は深刻である。

 

 

それも5年前から枯れ込みが進んでいると知り驚きました。

精油を採るために札幌で始まったラベンダー栽培は、1948年頃から上富良野町へと拠点を広げたそうなので、枯れ込みが進んでいる上富良野町の株は、比較的古い、と言えるのかも知れません。 

古くなってきている株が、雨が多くなってきた昨今、ダメージを受けているんだろうな、と想像できます。

新しい苗を植え付けても、大株になるまでは時間がかかるので、その間にも他の株が枯れ進んでしまう…

 

 

 

気候変動は間違いなく起こっています。

1年を通して気温が高くなれば、雨が降ることも多くなります。ラベンダーは高温多湿に弱い。しかも北海道のラベンダーは、イングリッシュラベンダーと呼ばれる、香りの強いラバンディン系がほとんどなので、今後は栽培が難しくなってくるかも知れません。

今までと同じようにはいかない、悲しいけれど。

 
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きっと懐かしき頃のままではだめになってゆく気がします。

もっともっと、変えてゆかなければ─────。

 

 

 

 

 

 

 

 

雨の朝

 

 


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昨夜の雷雨。川が氾濫しそうなほどよく降りました。今朝もまだぽつぽつと。

せっかくの仕事休みなのに、庭作業はおあずけ、かな。

ムクゲの花がらが落ちる、落ちる。

掃除だけはしなければ… 

 

 

 

 

 

夏のバラたち

 

昨日は幾つかホームセンター巡りをしてきましたが、植えたくなるような植物は見つけられませんでした。

売り場には、すでに夏バテ気味の鉢がたくさん…自分の庭にはしっかりと水を遣ろう、と心に誓ったのでした。

 


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お気に入りのバラ カフェも、2日前に2番花が咲きました。

花弁の数は春に比べて少ないけれど、色は変わらず美しく、いいバラだなぁと思わされます。

このバラだけはコガネムシに食べられずに済んでいます。 あれだけ騒いでいたコガネムシは、今はもうひっそり。お祭りも終わったのかな。


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バレリーナも再び咲き出しました。

株元の葉は黒点病が出てしまい、葉を落としてきています。隣り合わせに植えてあるルイ14世黒点病には弱く、すぐに葉が黄色に変色してしまいます。

どちらもシュートを出しているので、あまり心配はしていません。


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そして長く伸びたベーサルシュートは自然にしなり、こちらにも蕾がたくさん。

気温が高いとどうしても色が薄れたり、花びらがチリチリに焼けてしまったりするのですが、咲ける元気があるから蕾をつけるんだもんね。摘み取る勇気は、私にはない。

それもまた自然な生き方、そのままそっくり受け入れよう。 

 

 
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巣出ちしたばかりのツバメが、山田ガーデンのモミジの枝でひと休み。最近、庭作業をしていると、よく見かける4兄弟です。

2階のベランダから覗くと、じっとこちらを見る表情がかわいらしい。お母さんに「一晩ここから動いてはダメよ」と言われたのかな?今もまだ留まっていて、お母さんツバメがせっせと虫を捕まえてきては、子ツバメに与えています。

みんな無事に大きくなってね。

 

 

 


 

カルドン!


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これはカルドン。

 

最近、ハイアングルで写真を撮ることが面白いです。上から撮ることで、葉の力強さ、ダイナミックに広がる様子がよく分かります。

立体感が感じられないことが、逆に新鮮だったりします。 

 

 

巨大アザミのカルドンをこの場所に定殖し、丸1年が経ちました。

あの時はまだ小さかった。4苗植えたけれど、生き残ったのは上の写真のとおり、ひとつだけ。 

直径80cmはある大型植物なので、ひとつだけになってしまったのは不幸中の幸いだったかも…?

しかし、昨年同時期に、庭の同じ場所を掘り起こしていたことに気付いて、思わず苦笑いしてしまいました。昨年苦労してキレイにしたのに維持できず。今年はレンガを並べて小路を作ったので完璧です!

 

 

「庭作りとは、時間をかけてゆっくりと。時間が庭を作り上げてゆく」と言われるように、ゆっくり大きくなったカルドン。花が咲くのはきっと来年以降でしょうから、2年以上かかる計算です。

なんとまぁ気の遠くなることだこと!

 

バットグアノの肥料が効いたのかは定かではありませんが、今年の春からぐんぐん成長を始め、予想通りに小路は通行を妨げられた現在。窮屈そうですが移植も出来ない、異色な植物であります。

 


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アザミですから、 全体に細かなトゲが生えています。

 

しかし家族の誰からも話題に上がらないのは何故なのでしょう?

皆、ワイルドな大根だ!とでも思っているのかな?

 

 

 

 

 

 

不完全な縞模様~マリーゴールド ジェスター


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ダブルデライトの2番花です。

暑い中、体力を使い果たしながらも、しっかりと咲くところがこのバラの素晴らしいところ。香りも残っていますよ。

葉も全体的に色が薄れてきていて、ここから一気に具合が悪くなってしまったのが昨年のこと。今年は秋にも咲いてほしいので、しっかりと体力回復させてあげなきゃ。 

 

 

代表的な夏の花のひとつであるマリーゴールド

山田ガーデンでも、春先に種を蒔いて育ててきたフレンチマリーゴールド ジェスターが、ぽつりぽつりと開花を始めました。

普通のマリーゴールドに比べて線が細く、花も小さい。こういうものなのかしら。

しましま花が咲くはずでしたが…


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むむ?


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しましま?

 

どうもイマイチしましまになりきれない様子です。

数が咲けば、ひとつくらい完璧な縞模様が現れるかしら…

 

 

 

 

 

 

今日も夏日の予報

 

暑い。

実は梅雨が開けているんでしょ?って言いたくもなります。

額にかかる前髪がうざったくて、お笑い芸人のみやぞんよろしく、山田ガーデンもリーゼントにして生活しています。

リーゼントの主婦がガーデニング(笑)もうワケがわかりませんね(笑)

 

コガネムシの庭への飛来数は、4日間で120匹を越えました。

これ以上数え続けるのは気色悪いと思いつつも、4日間数え続けた努力を捨て去れないでいます。

 

 
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英名: gazania "ガザニア"

アフリカ原産だけあって、底抜けに明るい花たち。しっかりと太陽を光を浴びないと花弁が開かないので、山田ガーデンは休日にしか見ることができません。

 


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バラは2番花がスタンバイしていますが、この暑さの中で咲くのは気の毒になってしまいます。 

いや、咲けるから蕾を付けているんだ。見届けてあげましょう。

 


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アブラハム ダービーは2番花が開き始めています。

香りはほぼありませんが、美しさは健在です。花びらの穴は、もちろんコガネムシの仕業。

反対に、ひっそりとしているのはラ フランス。もう年をとった株ですので、定位置から日陰に移動しましょう。

涼しくなったら、また素敵な顔を見せておくれ。

 

 

 

 

生みの苦しみ〜ブログが書けない

 

私、実はしばらくブログを休もうかと思っていました。

最近うまく考えがまとまらなくて、何を書いたらいいか悩んだり、写真を撮る時間がなかったり…書いても書いても気に入らない。自分の言葉で書いた文章なのに、本当に自分の中から出た言葉なのか信じられないような気持ちになったりすることが多くなっていました。

あれが咲きました、これを植えました…同じことばかり書いている気も拭えなくて…

だから、読んでくださっていた皆様には忘れられてしまうかもしれないけれど、更新をしばらく休もうと思っていました。

昨日の夕方までは。

 

 

 

昨年ブログを始めた頃からずっと、山田ガーデンブログを読んでくださっているセネシオ(id:cenecio)様。 欧州の様々な話題をユーモアたっぷりに届けてくださいます。蝶がお好きで、昨年同時期には、山田ガーデンにある柚の木の幼虫の種類も教えていただきました。

正直、言及していただける程の記事は書いていないのだけれど、と申し訳ない気持ちになっていましたが、読ませていただいたそのセネシオ様の記事は、とっても温かいものでした。

 

今の私は、完全に迷子。何を書いていきたいのか解らなくて、卑屈になっていて、 カレル・チャペックとは友情を築けないかも知れない。

昨年は、文章を書くことが楽しくて仕方なかったのに、これが生みの苦しみというものなのでしょうか。

でもトゲトゲしていた私の気持ちを優しく温かく包み込んでくれて、行く先を照らしてくれたように感じました。

そうだ、大切なものを失いかけていたんだ。

セネシオ様、この場でお礼を申し上げます。

 


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放射状に枝を伸ばすロータス ヒルスタス ブリムストーン

蒸れないように枝を間引いています。

初めての夏、暑さはこれからが本番。元気に乗り越えてくれますように。

 

2017年7月15日 午後13時30分。 

やっと山田ガーデンは日が遮られ、ほっと一息。

 

 

 

 

 

 

あの植物どうしてる?

 

そう言えば、「あの植物どうなったの?」って声が聞こえてきそう。

以前に記事にした植物たちの現在の様子です。

  

今見てもキレイな花ですね~、懐かしいプルメリア

上に伸びすぎてしまい、仕立て直したのは、昨年11月のことです。

冬場は室内で管理してきました。温かい窓辺で日光浴させたりして。

 

 
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気温が高くなり、3本挿したうちの1本がここ数日で葉をぐっと伸ばしてきました。良かった、もう安心。遺伝子が途絶えてしまうかと心配していました。

再び良い香りの花が咲くのは再来年の夏かな…

 

 

この記事では、一目惚れで購入したレックスベゴニアを紹介しました。

春先には父が水をを遣りすぎて、大喧嘩に。水は控えめにしないと株が腐ってしまうのです。

それからは手を出さなくなりましたので、水は山田ガーデンの加減であげています。とっても元気にしていますよ。屋外に出してもいいのですが、なんとなく室内に置いています。

 
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やっぱりカッコいいッスね…

 

                                         

さて、連日この話題になりますが、昨晩のコガネムシはなんと42匹も発見。山田ガーデンブログの1日のアクセス数より多いじゃないか!(笑) 

10坪にも満たない山田ガーデンにこの数。3日で飛来数80匹を越えるとなると、どれだけの食害が出るか想像いただけると思います。

キンチョールの使用は賛否両論あるでしょうが、他に駆除方法があれば是非とも教えて下さい。