山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

剪定~ロシアンオリーブ

 

今の時期がベストな剪定時期だとは思えませんが、もう我慢の限界だったから。

天気の良かった週末に、ロシアンオリーブの剪定を行いました。


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元気がいいのは嬉しいんだけれど、すぐにワサワサしちゃうの。

長く伸びる枝はもちろん素敵なんですよ、風に揺れる銀葉の美しさったらない。

しかし黒い穂のペニセタム ミレット パープルマジェスティが囚われの身に…


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一回り小さく剪定しました。ちょっと陽が強く、光って見えにくいですが…

ロシアンオリーブは上向きに強く伸びる枝が出てしまうので、山田ガーデンはその部分は必ず切るようにしています。ただ、上向き枝でも細ければ、しなだれてはくれますよ。

枝がしなだれるくらいが1番美しい気もしますが、ここまで剪定しても、3カ月程でわさわさと伸びてしまいますので、それを考慮して剪定した方が良いと思います。


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中の細かい枝を抜いたので、株元のホトトギスに木漏れ日が。いい感じです。

 

 

晩秋には、楽しみなイロハモミジの剪定が控えています。

モミジといえば、日本庭園の美の頂点に君臨する植物。山田ガーデンのイロハモミジはまだ若いので、徒長枝がびゅんびゅん出ていて美しさには程遠い姿です。どう形作ったらいいものか見当もつきません(笑)

今はYouTubeで剪定の動画が見られる時代ですので、それを見ながらひたすらイメージトレーニング中。

ポールスミザーさんがモミジの剪定をする動画もありましたが、こちらはナチュラル過ぎる感じの剪定だったので、今回はパス。

 

あぁ、剪定を済ませると気分もスッキリ。

嫌なことは全部枝に乗せて、切る。ストレス解消。

 

 

 

 

香りギボウシ~タマノカンザシ

 


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8月下旬のこと。今年も大型ギボウシ タマノカンザシが開花しました。

ユリほど甘くない爽やかな香りが、株の周りを包み込みます。大型で明るい黄緑色の葉が作り出す株の雰囲気は、和風の庭にぴったり。

 


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こちらはワイドブリム。

このギボウシだけが、春秋の2回咲いてくれます。蕾の付き方が好み。どっしりとした花茎は安定感があり、ちょっとの風ではびくともしません。

 

 

山田ガーデンにはコオロギがたくさん鳴いています。

季節が過ぎていくのが早過ぎて、心がついていきません。

 

 

 

 

 

 

いてくれるだけで嬉しい~ラ フランス

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過ぎ去った8月の終盤のこと。

夏に咲いたということになるのか、はたまた秋のような気候続きだったから秋咲きと呼ぶのかしら。暑さが全く感じられなかった今年の夏でした。

 

ラ フランスが再び咲きました。

5月に開花してから3カ月振りです。花弁の裏側に濃い色が出るのが、このバラの特徴。いつも「よくぞ咲いてくれました!」という気持ちになります。 

そしていつも、また咲いてくれて良かった、と安堵するのです。


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物凄く好きだとか、開花が待ち遠しいとか、そのために手間隙掛けて手入れをしているとか、そういう事ではないのだけれど、もしもこの古株が駄目になる日が来たら、迷わず再び迎え入れる気持ちはあります。

こういう存在って、言葉にしたらなんだと言うのでしょう。

 

これ以上頑張って咲かせようとも思わない。きっとベーサルシュートも見込めない。

ただいつまでも私の庭で蕾をつけてくれたら、それだけでもう充分なのです。

 

 

 

 

 

 

秋といえばダリア

 

デコラティブ咲き、カクタス咲き、スイレン咲き、シングル咲き、ポンポン咲き、ボール咲き、リリプット…

様々な花姿を見せてくれるこの植物。

秋には庭に迎え入れたくなる…

 


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英名 : dahlia : ダリア

図書館でダリアの本を借りてきて読んでいたら、無性にダリアが恋しくなりました。ダリア病、発症。 

結果、一抱えもある開花鉢を買ってしまいましたとさ。こんな立派な大鉢が値下げ品だなんて信じられません。薄々感じてはいたけれど、やっぱり小輪ダリアは人気がないのかな。

 


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これは花形5cm未満のリリプット系と呼ばれるダリア。パッと見たら小菊と間違えてしまうかも知れませんね。

これが球根から咲いているのも不思議。

秋にはダリア。そんな定義が山田ガーデンに定着しつつあります。

 

何が1番驚いたかと言うと、このダリア、商品名は"おひさまダリア"と付いていて、なんと雪印種苗株式会社から販売されているのです。サントリーが植物を扱っていたのにも過去に驚いたけれど、雪印メグミルクもか!

乳製品会社がなぜ植物を取り扱うのか疑問だったのだけれど、調べてみると牛の飼料なども生産しているみたいだから、植物を取り扱うのも自然なことなのですね。知らなかった…

 

 

盆栽仕立て~ツバキ ナイトライダー

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早々に新しい鉢は準備済みだったのだけれど、ミカニア デンタータのハンギング作りで満足してしまい、危うく植え替えを忘れかけておりました…

いい加減、ビニルポットでは可哀想だからね。一回り大きな鉢に植え替えましょう。

根鉢化しているものを細い棒で丁寧に土を落としてゆきます。無心で、黙々と。余計な事は何も考えずにいられる、楽しい作業です。

小石、赤玉土バーミキュライト鹿沼土、黒土などをミックスしたもので植え付けます。



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日陰に生えていた苔をスコップですくって乗せてみました。何の苔なんでしょ。山苔かな?

植え付けた表面に黒土をコーティングして、その上に苔を乗せました。ちょっと膨らみを持たせると盆栽っぽくなるから不思議。

 


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伸びている枝を剪定したかったのですが、花芽がもったいないので、咲き終わってからにするつもりです。

 

 

 

 

何故に君たちは咲けないのか?

 

こんな記事タイトルをつけておきながら、原因は大体解っています。

困ったことに幾つも花が咲かない植物が…まぁ、ひとつずつ見てゆきましょうか。

 


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オミナエシ 

秋には黄色の花を咲かせたい。黄色は秋には欠かせない色。でもあまり主張し過ぎないものを植えたいな、と選びましたが、未だに花茎は伸びてきません。

それはなぜか。柚の木の影になる場所だからです。

 


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ラスティセージ

定植2年目。生きてはいるけれど元気だと言えるほどでもないといった様子です。

どれだか判りますか?真ん中のひょろんとしているのがラスティです。

ラスティは陽当たりは抜群なはず…なぜこんな姿なのでしょうね。水捌けが良くないのか、肥料不足か。

 


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ジギタリス イルミネーションフレイム

これは…植え付けを見ただけで皆様も想像がつくでしょう。

先程のオミナエシの正反対側、ウメモドキの幹の北側に植えてあり、ただでさえあまり陽が当たらないのに、奥のホトトギスが増えまくり伸びまくり、完全に陽が当たらなくなりました。10月には必ず移植しなければならない植物です。 

 


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チョコレートコスモス

鉢植えだったものを、良かれと思って昨年この場所に地植えにしましたが、全く合わないみたい。 もう少し陽の当たって、尚且つ涼しくなる場所…わかったよ、探すよ、狭い庭を。

 

日曜日のNHK趣味の園芸」の特集を観ていて、なんだか悲しくなりました。シェードガーデンを作る特集でした。

何か山田ガーデンの参考になることがあるかと観ていましたが、結局のところ、花を楽しむ植物は日陰には植えられない、ということを強くダメ押しされた気分になりました。

日陰の多い山田ガーデンは、どれだけ地味だと言われても、花を咲かせるには限界がある。判ってはいる。だけど、だけど…

これはもう、ギボウシやヒューケラコレクターにでも転身するしかないか。

 

 

 

 

 

 

ガーデナーのイメージ

 

趣味のカテゴリーによって、不思議と似ている雰囲気の人が集まります。 

例えば、無印良品が好きな人だと、そのファッションを見ただけで分かる。無印感がすごく出ていたりする。手芸の好きな人は、ロングスカートを履いていることが多い、といったような。

イギリスが好きな人は、どことなくクラシカルで知的な雰囲気を持っていたり、オープンカー乗りはキャップを被ったオジサマをよく見かける気がします。だからオジサマのイメージ。

では、ガーデナーは一体どんなイメージで見られているのでしょうか?

 

今年の夏、山田ガーデンは生まれて初めて真っ赤なTシャツを買いました。

それにダメージジーンズ、ハイカットのスニーカーを合わせるのが定番スタイルです。夏はタイパンツ(タイの巻きズボン)を履くのも楽しみにしていたのですが、今年は暑くならないので出番なし。

そして私は不器用。手先は器用だけど、人付き合いが苦手。生き方に不器用とでも言えば解っていただけるでしょうか。

"嫌いな人・好きな人"というくくりすら作りたくないので、人とは群れません。

ウワサ話、女子トークなんて気持ち悪くて大嫌い。それでも必要な情報はちゃんと耳に入ってくるのだから、困ることなんてひとつもありません。

一匹狼ゆるゆるスタイルを貫いています。

 

私が持つガーデナーのイメージを平均年齢50歳くらいで考えてみます。まず社交的で、まっすぐ芯が通っていて、ハッキリものを言う。とっても早起き。家事はテキパキとこなし、そして案外、目が鋭い(笑)そして深めのつばの広い帽子を好むといったところでしょうか。

世間は「ガーデニング=やさしいふわふわ感」というイメージを持っていると思うけれど、私は真逆で。花を育てるには、思い切って切り戻しをしたり、虫を踏み潰したりしなきゃならないし、計画通りに庭を作り上げるには強い意志と行動力が必要だもの。

 


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山田ガーデンには小さな小さなミサトが開花中。

 

 

皆様はいかが?私のイメージ通りでしたでしょうか?

え、私?社交的じゃないし家事嫌いだもん。おばあちゃんになってもゆるゆるスタイルで行くつもり(笑)

 

 

 

 

 

イチジクの収穫

 

昨日は、午前中だけだったけれどすっきりと晴れて、やっと青空と会えました!

青い空は7月31日以来。雲り空ばかりで気付けなかったけれど、もう秋の雲になっていて季節の移り変わりを感じました。

 


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イチジクを収穫。 

小バエが周りを飛び始めていて、1日遅かったら食べられなかったかも(汗)イチジクの収穫のタイミングは難しいのです。早ければ青臭いしね。


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柑橘類のように1度にたくさんは収穫できません。下から順に赤く熟れてくるので、まだ上の方はこんなに青いのです。

熟れ具合を見ながら、ひとつずつ、大切にいただきます。

 

私が "イチジク"と聞いてイメージするのはアダムとイヴ。羞恥心が芽生えた2人は、局部をイチジクの葉で隠した、と言い伝えられています。

うちわのような大きな葉は頭をすっぽりと隠せるほどだから、2人がこの葉を選んだのは正解だったかもね。もしかしたら、イチジク以上に大きな葉を持つ果物はないかも知れません。 

そうして昔話にも登場したり、花も咲かないから"無花果"と表記したり、なんだか不思議な果物の木。

神秘的に思えてくるのは私だけでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

あれこれ悩ましい〜ダリア

 

朝晩、秋の虫たちの鳴く声が心地よいけれど、 最近は庭作業をお休み中。たまにエキナセアサルビアラニチカの花がらを切るくらいしかしてません。

実は、初年度登録から17年経過した山田ガーデンの愛車を買い替えることに決めまして、そちらに神経を全て持っていかれている毎日です。

そろそろ決着させたい、もう1カ月も悩んでいるのですよ…車を買い替えることは嬉しい事のはずなのに、悩みすぎて逆に辛くなっている。

 


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小さなガーデンダリアが雨の中、そっと開花しました。昨年の秋の終わり頃に、売れ残りを100円で買ったもの。

黒葉だったはずだけれど、青々としています。球根を植えっぱなしにして生き残ったのはこの株だけ。もうひとつのダリア、鉢植えだったブラックナイトの球根は、春に掘り起こすと見事に腐っておりました…

  


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ウドン粉病にかかりやすいことが分かり、また庭に迎え入れるのを躊躇しているところです。

秋と言えばダリア。それだけ存在感は大きい、素敵な花ですものね。これまた悩ましいわ。

 

 

 

 

 

晴れない天気の庭

 

もう、いい加減書きたくありませんが、今日も朝から曇り空です。昨日薄日が射したのは、非情にも10分ほど。それでも布団干したけどね。

その後のどしゃ降りの雷雲は、強い風をも一緒に連れてきて、バラの鉢を倒すほどでした。明日も雨です、きっと。


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ミレット パープルマジェスティの穂が、完全に顔を出しました。

陽を浴びないと黒(パープル) にならないそうなので、こんな雨続きでもミレットにとっては日照は充分なのでしょうか。それとも、もっと黒く色付くものなのか…なんとも判断できません。

テレビでは日照不足だとしきりに騒ぎ出しました。お盆前から判っていたことを、何を今頃…と言いたい。

 

 
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なぜかギボウシ ワイドブリムにだけは、秋も蕾が上がります。昨年もそうでした。

元気な証拠なのでしょうが、肥料もあげていないのに本当に不思議です。 

 

 

今年は咲かないと思っていたタマノカンザシも、急に蕾が現れてびっくり。

昨年のブログを見直すと、今が蕾が上がるドンピシャの時期。そうか、なんだかもっと暑い時期に咲いていたような気がするのは、 今年が涼し過ぎるからか…

 

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