山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

開花までを追え!~ゼラニウム

 

今日は小学生の観察日記のような記事です(笑)

 

山田ガーデンは2種類のゼラニウムを育てています。珍しくない植物ですが、葉の持つ苦い香りとおばあちゃんの家に咲いているような佇まいが大好きで。

この季節は、屋外は寒すぎて冬越しが出来ないため、家の中の南向きの窓辺に避難。すると陽をいっぱいに浴びて花を咲かせます。

ちょうど年末年始の仕事休みに開花するまでを観察できたので、まとめてみました。

 
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11月5日:これが我が家のゼラニウム2種。今回は奥の小さな子の開花を追いましたよ。



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12月9日の様子:どうも調子が良くないようで、葉が小さく、黄変して落ちてしまう事態に。少し大きめの駄鉢に植え替えしました。

これは落ち着いた頃の写真です。葉が大きくなってきているでしょ。

オシャレでも小さい鉢に植えていてはダメだね。

 


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12月24日の様子:小さな蕾をつけた花茎が上へと伸び出します。 葉も劇的に大きくなって元気になったことが一目で判ります。

全体的に形良くまとまっていて素敵です。

 


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1月3日:蕾が膨らんで、花弁が見え始めました!

 


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1月4日:房になった蕾のひとつがピン!と立ちました。いよいよ開花までのカウントダウン、始めましょ。

 


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1月5日:更に他の蕾も上を向きました。


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午後には花弁が緩んで…

 

 
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1月6日:開いた! 

 
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かわいいオレンジ色のシベ。真っ白な花弁の真ん中でよく目立ちます。

蕾の状態で花弁がきれいにくるくるっと収まる様子も判りますね。こんなに寄って撮影しても香ってはきません。残念ながら香りはないのです。

 

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1月7日:今朝起きると、もうひとつの蕾もすでに開いていました。

 

水遣りをしすぎなければ、とても丈夫なゼラニウム。窓辺に1鉢、いかがですか?

 

 

 

 

 

 

寒い冬は駄鉢のリペイント

 

昨夜テレビを見ていたら、元AKB48篠田麻里子ちゃんが、包装紙で花束のようにラッピングされた長ネギの束を抱えて都内を歩いている光景が映し出されてビックリしました。

"野菜を寄せ植えに混ぜ込む"、は流行っているようですが、都内では野菜そのものの花束が流行っているのですか?(笑)山田ガーデンの住む北関東でそんなモノを持っていたら、「あの人どうかしてるんじゃなかろうか?」とおかしな目で見られること間違いなしです(笑)

衝撃的だったなぁ…

 

 

庭作業の出来ない時期が寂しくて寂しくて、植木鉢のペイントをして気を紛らわせた昨年が懐かしい。

今年は寂しさや変な焦りのようなものはなく、気持ち穏やかに冬を過ごしています。

  


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冬の寄せ植えには昨年駄鉢をペイントしたものを使っていますが、1年経つと紫外線を浴びて、色の薄くなってしまった鉢が。

今年もリペイント、やりました。

 

鉢単体で考えて色をつけると、実際に植物を植えた時に目立ち過ぎたり、咲いた花色に合わなかったりということになり兼ねません。どんなものを植えるための鉢にするのか、ちょっと頭に入れながらの方が良いかも。

特に寄せ植えのように多色を植え込む予定であれば、色同士がうるさくならないように黒・グレー・紺等がオススメです。

また、複数の鉢をリペイントする場合は、同系色で塗ると、並べた時にまとまりがいいと思います。

 


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というワケで、昨年ペイントした鉢。

かなり微妙な出来だわぁ(笑) 塗った時はいいと思ったんだけどね…淡い色はやっぱり日焼けしてしまいますね。

 

 
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アクリル絵の具でグレーを塗り重ねてみたものの、薄く溶きすぎました(泣)だめだぁ、やり直し。

 


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やっぱり濃い色に落ち着いちゃったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

真冬にクリスマスローズを植え付ける

 


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ブラックな気分で買い求めたブラックなクリスマスローズを早速植え付けました。

鉢に植えて様子を見ようかと思いましたが、株は十分な大きさに成長しているので、地植えにしても問題はないと判断しました。ま、植え付けるには寒すぎますけれどね、秋から元気に成長し、夏に休眠する真逆の性質だからこそ、やってしまいますよ。

せっせと穴を堀り、腐葉土と鶏ふんを混ぜた土を入れてあげます。

 


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もしかするとすぐに花が見られるかも知れない。

真ん中に展開し始めた芽らしきものが。くしゅっとした紫色の葉がそれです。

 


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しっかりとした太い根がビニル鉢の中でぐるぐるしていましたが、崩さずそのまま植え付けました。

ちなみに、クリスマスローズの最適な植え付け時期は10月ですので、良い子はまねをしないようにね(笑)

奥に見えるクリスマスローズは白い花弁で芯の回りに赤いブロッチが入る、ミヨシの品種アシュード ホワイトフィズです。


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これです、これこれ。

 

「枯れ葉だらけやな~この庭は」と、声が聞こえてきそう…落ち葉は敢えて片付けません。なぜなら霜除けに丁度良いでしょう?


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セリンセのこぼれ種から発芽した苗にも、モミジのお布団。 

 

 

 

 

 

 

 

気持ちはブラック~新入りクリスマスローズ


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これは私のスマホケース。3年前に初めてスマートフォンを持ってから、ずっとこのケースを使っています。

たっぷりと花弁が重なっているものはアラン ティッチマーシュ、一重のバラがテンディ ベス、白いポンポン咲きはスノーグースかな~と勝手に推測。ちょっとアクシデントがありまして、外してきれいに洗ってみました。(お正月早々コーヒーをこぼしたんですわ  笑)

3年前は、庭作りを始めたばかりの頃。バラの種類もよく分からず、毎日図鑑を眺めていました。このバラ模様は、初心に帰るための大切なモノなのです。

 

 
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さて、山田ガーデンには春の兆しがあちらこちらに。

秋に球根分けをしたスイセンスノーフレークの芽が出てきました。 南向きの一等地で太陽を一日中浴びています。昨年はもっと伸びていたような記憶がありましたが、写真が残っていなくて…

今年植えたスプリングビートはまだ動きなし。いつになるかしら。球根植物はこの発見が嬉しくてやめられません。

 

 

先日記事に書いていた通り、クリスマスローズの苗を求めてホームセンターへ行ってはみたものの、品揃えがあまりよくなくガッカリしてしまいました。ダブルなんて1鉢もないんだもの。

おまけに売り場の店員さん、お客さんとのクリスマスローズ談義に夢中で通路を塞いでいる…「後ろ、すみません」と言っても話を止めないの。どれだけ偉い立場にいるのか知らないけれど、オバサマの自慢話はお正月から聞きたくないわ。 

私の料簡が狭すぎる?こういうの嫌だなぁと思ってしまいます。

 
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せっかく出向いたから1鉢連れ帰ってきたけれど、気持ちがこの色を選んでしまったよ…

今年も波乱の予感。

 

 

 

 

 

 

 

2018年の抱負とクリスマスローズの近況

 


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2018年のスタートです。

皆様にたくさんの福が訪れますように。

 

 

大晦日・元日と、朝からNHK Eテレの"香川照之の昆虫すごいぜ!" を観て爆笑の新年を迎えております、山田ガーデンです。

香川照之といい、松岡修造といい、熱い人って見ているだけで元気をもらえて、なんだか今年は良い年になりそう。

 

 

Jason Muraz : "The Remedy"

毎年恒例の、「今年最初に聴いた曲は1年を引っ張ってくれる大切なモノ」

今年は少し古いけれど大好きな曲。"Daryl's house"で、ダリル・ホールと共演しているバージョンは鳥肌モノです。

この曲は病気療養中の友人にジェイソンが送った曲で、"心配いらないよ、克服しよう"と歌っています。まだ判らないことを心配したって仕方ないよね。今年は眉間にシワ、卒業しよう。

それから寄せ植えにもっと挑戦したいし、貯金ペースも上げたいかな。私は何一つ贅沢していないけれど、子供たちにお金が掛かるので難しいところですが… 

 

仕事が休みに入ってから、毎日お日さまの出ている時間帯に庭にいることができて嬉しいです。

マスカットのつるを整理して塀に誘引したり、寄せ植えの鉢に水遣りをしたり。何気ない事を見つけては、ちょこちょこっと作業しているだけですが、そんなことが嬉しい毎日。 


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山田ガーデンのクリスマスローズ。葉切りはあまりしません。向こうの平鉢にはオルラヤとヤグルマギクの苗が育っています。

平鉢とクリスマスローズの間にはチューリップの球根が静かに春を待っています。 

昨年のクリスマスローズの写真と見比べて驚きました。今年は昨年同時期に比べて寒い日が続いているようですね。

 


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昨年2017年1月3日の様子

花芽がかなり緩んでいました。暖かなお正月だったのですよね、確か。


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今年はまだぎゅっと固い感じ。 

庭を作り出してから、天気や気温、日の出と日暮れに注意深くなりました。ガーデニングは先を見越しての作業も多いので、週間天気予報のチェックは欠かせません。でもそれも「チェックしなきゃ!」という感じではなく、もう生活の中で習慣化しているといった具合。

昨年の開花は2月27日。今年は3月に入ってからになるかも知れません。 

  

そしてクリスマスローズの苗を買うには、今が1番いい時期でもあります。クリスマスローズはある程度株が大きくならないと花が咲きませんが、大きな株はもちろん値段が高くなるので手を出せなくなります。

品薄になる前に、お気に入りの小さな苗を手に入れて、1~2年ワクワクしながら育てる方が楽しみが大きいし、お財布にも優しいでしょ。

山田ガーデンにも新しい色のものを咲かせたいので、ちょっと車を走らせてこようかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後くらい笑って

 


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英名 : hipericum : ヒペリカム ゴールドフォーム

この時期には名前通りの黄金色に。寒さに当たると葉が美しい色に変化します。

北日本は大変な猛吹雪に見舞われているというのに、こちらは今日も青空が広がっています。超冷たい風がびゅうびゅう吹いて、時折、雪が飛んできたり。

 

 

葉ばかりで咲けなかったチューリップに落胆したり、DIYで作ったウッドフェンスが倒壊して作り直したり、夏の大量のコガネムシの襲来、雨ばかりのおかしな天気、咲かない花たち…

今年を一言で言うと、うまくいかないことばかりでした。

それに人間関係も。(考えてみればリアルな人間関係がまず苦手なのだから、ネットで上手くお付き合いできるはずもないんだけれどね)いろんなことがあったなぁ…

 

ブログ開始2年目である2017年を振り返ると、いつも悩んでいたような気がします。そんな自分を打破したくて、いろいろもがいて挑戦しては玉砕することも多かった…庭写真コンテストや簿記検定のこと。

そんな数々のモヤモヤを癒してくれたのは、いつも山田ガーデンを訪れてくださる前向きなブロガーさん達と、力強くてたくましくて美しい、庭の植物たちでした。

 

園芸店を開業する夢は、残念ながらもう少しお預けです。来年1年間も引き続き働いて開業資金を貯めるつもり。

両親はひとつ年を取り、子供たちもひとつ学年が上がり、その時々、今とはまた違った悩み事が私を振り回すでしょう。心配なことは山ほどあります。

でも1年最後の4日間くらい、穏やかに笑顔で過ごす努力をしたら、仏も神も、眉間にシワを寄せてばかりだった私を許してくれるかも知れない。

 

 

1年間山田ガーデンを訪れてくださった皆様、本当にありがとうございました。

ひとりひとりにお礼を言いたいくらいなのに、それが叶わないことがとても残念です。

これから寒さも増して、庭作業もペースダウン。植物たちも暫し眠りにつきますが、冬を代表するあの子やこの子はぐんぐん伸びていますよ。お暇な時に、また覗きに来てくださいね。

 

皆様、どうぞ良いお年を!

1年間ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

ハピネス

 

娘、発熱。冬はこれが1番心配なこと。

病院でインフルエンザと溶連菌の検査をしたら、どちらも陰性だったのでほっとしましたが、子供がいるとどうしても菌がうようよ身近にいる環境になるので(笑)、子育て中のママさんたちにとっては大変な季節なのです。

 

そんなことがあり、クリスマスの雰囲気もなく年末へとなだれ込みそうな山田家。慌てて昨年のクリスマス飾りを引っ張り出して、庭のブラッシュ ノアゼットに飾りました。 

 

 
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ずいぶんと葉を取り去り、スッキリしてきました。一緒に絡ませているクレマチス ミケリテもバッサリ剪定済み。

 

 

赤い飾りがひとつも無くて寂しいですが、これには訳が。

昨年は、赤い実モドキをあしらったものを飾っていたのです。しかし飾って数日の間に、なんと野鳥についばまれてボロボロの無惨な姿に…そう、鳥さんたちは食べられるものだと思ってしまったのですね。

だからもう小さな赤いものが付いた飾りは、山田ガーデンには飾るまいと決めたのでした。

 

 

AI :ハピネス

 

ツリーも出せなくてごめんよ、子供たち。

君たちが笑ってくれるだけで、ハピネス。 

 

 

 

 

 

 

 

野菜の授業

 


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緑が眩しい。これなあに? 

 

娘が学校からビニル袋の荷物を持ち帰ってきました。

これなあに?中を覗くと、ビニルポットに植わった艶々のほうれん草。理科の授業で観察していたものを持ち帰ってきたのでした。

 


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種を蒔くところから始めて、ここまでに育ったんですって。

右側の小さなパックはプリーツレタス。スポンジに切れ目を入れて種を蒔いたのでしょう (あまり詳しく話してくれないので、推測) 。

ギリギリの水分で厳しく育てた、とこだわりの栽培法なんだそうです(笑)

もう私、こういうの大好き(笑)クラスの皆でざわざわしながら、俺のは芽が出たぜ、私はまだだ、とか言っている様子を想像するだけで微笑ましい。

 

私が小学生の頃は、じゃがいもを半分にカットしたものを水につけて、芽の伸びる観察をしたくらいしか植物の実験はありませんでした。中学校なんて皆無。少し化学の実験があっただけで面白くも何ともなかった気がします。だから中学生にもこういった生き物に直に触れる授業を取り入れるようになったことが素直に嬉しいです。きっといい息抜きにもなるでしょう。

そうそう、魚が好きで、教室で大規模に熱帯魚を飼っていた先生を2人知っています。餌を食べる様子を眺めているだけで、学んだことがたくさんあったなぁ。

今はきっと、そんなことが出来ないくらい激務に追われている先生方。これも時代の流れなのでしょう。

 

 

蒔いた種が発芽する喜びは、種蒔きを経験した人にしか解らない。

指でちょっと穴を開ける時の土の感触、様々な種の大きさや形、その時の空気の香り、太陽の陽射し、ゆっくりと双葉を広げるまでに流れる時間…大切にしたい、教科書の写真だけでは伝わって来ないこと。

これをきっかけに、発芽って不思議だな、植物ってすごいな、と興味を持つ子供が必ずいると信じています。

未来のガーデナー、農園家が生まれるかも知れない野菜の授業は、未来の日本を担うたくましい芽が生まれる予感。

 

 

 

 

 

 

 

寒さ負けビオラの開花

 


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寒過ぎて蕾が開けなかったビオラを室内へ入れてあげました。

おかげでやっと開くことができた蕾、こんな色を買ったんだっけ?(笑) 忘れてしまうくらい花が咲かない時間が長かったのです。

このビオラを庭のブランコハンギングに飾りたいのですが…もう少し暖かな室内で養生させた方が良さそうですね。

 


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冬は完全なる室内組のゼラニウム。これは白花。

あまり調子が良くなくて、葉が大きくならずに黄変してポロリと落ちてしまうので心配していたけれど、植え替えをしたら元気に蕾を付けるまでになりました。

おしゃれな鉢から駄鉢になってしまいましたが…仕方ないか。

冬の窓辺を飾ってくれる、大好きな花です。

 
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斑入りも元気いっぱい!

 

 

年内の仕事も残すところ2週間となりました。

風邪ひきさん、増えていますね。我が家の子供たちも学校を休んだり早退してきたり…主人まで体調を崩しています。

インフルエンザの流行が年々早くなっているので、山田ガーデンは12月に入るとすぐに職場ではマスクを着用してしまいますが、子供たちにとっては邪魔でしかないものね。全く耳を貸しません。

昨年2回もインフルエンザに苦しんだ新雪くん!今年は頼むよ…

 

 

 

 

 

何を信じる?バラ栽培

 


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寒い寒い日曜日でした。

雪雲が山から流れてきて、ちらちらと雪が舞いました。

 

週末はあっという間に過ぎ去り、また1週間が始まる。憂鬱。

作業できたのは、鉢植えの水遣りとアーチのブラッシュ ノアゼットの枯葉取りだけ。

ブラッシュ ノアゼットは半常緑性のバラなので、新雪とは違って全ての葉が紅葉して落ちるわけではありません。昨年も冬色になりながらもそのまま葉をつけていたので、新芽が芽吹く直前まで古い葉を付けたままにしていました。

今年はつるが長く伸びたので、誘引をし直して、余計な枝を整理しなければならないため、むしり取りました。軽く引っ張って取れるものだけね。今後も何回かに分けてキレイサッパリさせていきます。

 

 

"この時期にはこの作業をする、花が咲き終わったらこうする…"

様々な決まり事があることが面白いと思っていたバラ栽培ですが、少しずつ自分の気持ちが変わってきていることを感じています。

バラ育苗家の方々でさえ、ひとりひとり意見が異なる栽培法。新苗(赤ちゃん苗)の花を咲かせるか摘み取るか、接ぎ木の接ぎ目を土に埋めるか埋めないか、寒くなったら葉をむしるか自然に任せるか…

どれも一利ある。どれが正しいの?

結局行き着いたのは、より自然な作業方法でした。バラに対して無理なことはしない、痛めつけないということが1番なのではないか、と。

 

新雪を植え付けて初めての冬を迎えた時、艶々の青い葉を懸命にむしり取りました。だってむしり取れって本に書いてあったんだもの。もちろん落ちようとしていない元気な葉です。枝先に行けば行くほど元気です。枝先に養分が集中して伸びようとしているのですから、当たり前です。

無理に取り去った跡は、まるで私たちが怪我をした時のように見えました。おかしいよね?ここまでしなきゃきれいな花が咲かないなんてことがあるんだろうか…

それがより自然な栽培を模索するきっかけだったように思います。

 

薬品は使っています。完全に無農薬で育てられるほどの腕はありません。でも定期的にしっかりやるわけでもなく、夏頃からは気が抜けてほぼ無農薬状態(笑)そこはもう少し改めなくてはね。自然な栽培と放任は紙一重だから。