山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

山田流 お金をかけずに庭作り

 

ガーデニングはお金がかかる。

だって、季節ごとに売っている花を植え替えなきゃならないでしょ。そう思っている方がいるかも知れません。

実はそれ、一番大変で、一番お金のかかる庭作りなのですよ。

 

山田ガーデンは、庭のために毎月使えるお金は多くありません。育ち盛りの子供達にもお金がかかるし、愛車はおんぼろで修理費もかかる。だから出来るだけお金をかけずに、素敵な庭を作りたいと思っています。

ではどうするか。あれこれ工夫するわけです。

 

①まずは宿根草を。

読んで字のごとく、根っこが宿る=何年も枯れることなく楽しめる植物を植えます。

冬には上部が枯れてしまうものが多いのですが、ご安心を。ちゃんと根は生きています。春の芽吹きは最高に嬉しいものです。少し値が張りますが、寿命の長い宿根草をオススメします。


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アジュガ  レプタンス

冬でも葉が残り、放任で花が咲きます。
 

 

一年草は、ちょっとだけ。

季節ごとに園芸店に並ぶ一年草は寿命が短いので、宿根草の間にポイントで植えたり、植木鉢で楽しみます。例えば冬だとパンジービオラ、春はデイジーなどが一年草です。

一度に大量に一年草を植えてしまうと、一斉に寿命が来た時に抜き取る作業が膨大になってしまい大変です。また、一年草を抜いたスペースが寂しくなるからと別の一年草を大量買いすることで、お金もかかってしまいます。



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先日作った寄せ植えは…

パンジー  ¥120 × 2株=¥240

ワイヤープランツ  ¥300

合計¥540でした。

パンジー一年草ですが、ワイヤープランツ宿根草。来春パンジーに寿命がきても、ワイヤープランツは別の寄せ植えを作る時に再び活躍してくれます!

 

 

③お値下げ苗を有効に。

花が咲き終わった苗や、しばらく店に置いていて売れなかったものが、園芸店やホームセンターにお買い得な値段で置かれていることがあります。見た目は寂しく思えても、よく考えてみて。まだ生きているんです。

これは宿根草に限ってのお話ですが、花が咲き終わっていても、またいつか咲く日が来るわけです。

小さなビニルポットから広い花壇へ植えた途端にのびのびと成長するものもよくあります。タグを見て、植えてみたかった品種だったら即買いです。



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このホトトギスは、花が終わった状態で¥100でした!

山田ガーデンに植えて2回目の秋を迎えました。

  

 

④球根を上手に組み合わせる

一度植えると、放っていても毎年ちゃんと芽を出してくれる球根植物。特に春の芽出しはワクワクします。チューリップは毎年咲かせることは難しいですが、スイセン類は間違いなく毎年咲いてくれます。一度植えれば数年、いやもしかすると10年以上命を繋いでくれることも。

  

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ハナニラも球根植物です。

  

  

庭は時間をかけてゆっくりと作ってゆくものだと、私は考えています。

だから毎月少しずつ、植物を植えていけば充分楽しめます。宿根草は大株になるまで時間がかかります。

でも時間をかけなければ出ない"味"がある。これはその季節の一年草を大量買いするだけでは決して出せないものなのです。

 

 2020年にガーデニングに掛かったお金を計算してみました。何年経っても庭作りは楽しくてやめられません。

 

山田ガーデン流の庭作り。

他にも種蒔きや挿し木など、書きたいことはありますが、またの機会に。

 

【2021年2月追記】