山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

作りたい庭~オーナメンタルグラス

 

日の出が毎日1分ずつ早くなり、日の入りは1分ずつ遅くなって。

まだ朝晩庭作業が出来るほどの気温ではないので、週末ガーデナーな山田ガーデンです。

それでも、週間天気予報を見ると、朝のマイナス気温日が少なくなってきています。春はもう来ているのですね。

明日は土曜日。朝から大掛かりな作業をする予定でして、もう今からワクワクです。

 

 

今週は庭を見回れない日が続きました。

その代わりに、図書館で本を借りてきては夜な夜な感性を磨く…


f:id:y-garden:20170223203258j:image

奥 峰子 : 著/ 講談社

 

イネ科のツンツン植物。

ツンツンと言えばイネ科。

そのくらいにしか考えていなかったけれど、ツンツン植物=オーナメンタルグラスは大きく4つに分類されるのだそうです。(現在はもうちょっと細かく分かれているかも知れません)

 

  1.  トゥルーグラス : true grasses
  2. セッジ : sedges
  3. ラッシュ : rushes
  4. キャットテール : cat-tails

 

よく山田ガーデンが口にするイネ科は、トゥルーグラスに属します。1番大きなグループです。

葉が平たく、茎が円筒形で中が空洞。ススキやトウモロコシ、アワ、ヒエはここですね。

カヤツリグサ科の人気者、カレックスはセッジグループ。

イグサ科はラッシュグループ。

ガマ科はキャットテールグループに入ります。

ただ、まだまだきちんと分類方法が確立されていないよう。身近すぎて美しさを見逃されていた、と著者は書いています。

 

山田ガーデンにはワレモコウやシマイトススキ、ピンクの穂が素敵なメリニスなどのオーナメンタルグラスが植えてあります。

粟やヒエにも惹かれたりします。

見る人によっては「なぜそんなものを、ただの草じゃないか」と思うでしょう。

庭に花をたくさん咲かせたとしても、花壇のようにはしたくない。バラ園にする気もない。

私は何処に向かっているんだろうか、と思うこともありました。

 

 

私は今、とっても清々しい気持ち。

この本を読んで、ようやく作りたい庭のイメージがはっきりと見えてきたから!

 


f:id:y-garden:20170224064802j:image

赤い新芽が伸びてきたシマイトススキ

 

増えすぎたら困ると考えていたけれど、地植えにする勇気が出ました。

山田ガーデンを引っ張ってゆく、大切な一員です。