山田ガーデン

庭から、学ぼう。

GW5日目~時が止まった園芸店

 


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マンゴーチャーム

チューリップもそろそろ終盤を迎えています。

 

 

 

鉢植えの墓場を見た気持ちになりました。

ちゃんと葬られていないから、墓場とは言わないか。

 

嫌な予感がしました。

初めて訪れた園芸店。偶然見つけて寄ってはみたものの、車を停めて降りると、店の入り口にパンジーの寄せ植えがたくさん飾ってある中に、瀕死のコニファーが数本倒れかかっているのが目に入りました。

広い敷地があるにも関わらず、商品の鉢物がほとんどないに等しい。というか商品を並べる台すら数えるほどしかない。

店内に入ると、クリザールの匂いがします。店員さんは5人もいて、切り花の水上げ作業に忙しそうです。そうか、この店は切り花が主なのか…

 

でもね、何かがおかしいのです。

生きている植物を扱っている空気じゃない。空気が動いていないんです。

 

良さげな花器や雑貨がたくさんありましたが、ホコリを被っていて、しばらく誰の手も触れていないことが判りました。

「おもしろいものがたくさんあるでしょう?」と年配の店員さんに声を掛けられましたが、何も言えませんでした。正直、気分は面白くなかった。何もかも時代遅れ。

それでも何かキラリと光る、この店のいいところを探したかった。

でも見つけたのは、枯れた鉢物が大量に置かれたサンルームの墓場でした。

 

なんで?どうしてそんないい加減な商売ができるの?

店員5人もいるなら、死体を片付ける時間くらい作れるでしょうが。それとも全員が"片付けられない症候群"だというのですか?

植物が好きな人が来る場所に、なぜそれらの死体を平気で放っておけるのか理解できません。

それ以前に、生きていたものを死体にしてしまわないように、やるべきことがあるはず。

悔しいよ。私は本当に悔しくて悲しかったよ。

なんでこんな店が存在するのか、看板を掲げていられるのか。客足が遠退く商売をしていることに気づいていないのか。

 

商売とは客をこんな悲しい気持ちにさせることじゃない。

常にアンテナを張り巡らせて、ガーデナーに驚きを与えて欲しい。

来店する度に憧れと安らぎを与えて欲しい。

庭に対する想いを高めさせて欲しい。

少なくとも私は、園芸店とはそういう場所だと思っています。

 

悔しい。私だったら絶対こんな商売はしないのに。