山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

ラベンダー畑を想う

 

珍しく、主人がガーデナーが食い付く話題をふってきました。

富良野市のラベンダーがかなり枯れているらしいよ。」

 

 

*リンク切れの為詳細を思い出しながら…

上富良野町から中富良野町にかけて、ラベンダーの株が枯れ進んでいる。

植栽してある4万株のうち、半分の2万株が枯れてしまい、毎年植え付けても全く追い付かない状況が続いている。

昨年の台風上陸や長雨で、状態は深刻である。

 

 

それも5年前から枯れ込みが進んでいると知り驚きました。

精油を採るために札幌で始まったラベンダー栽培は、1948年頃から上富良野町へと拠点を広げたそうなので、枯れ込みが進んでいる上富良野町の株は、比較的古い、と言えるのかも知れません。 

古くなってきている株が、雨が多くなってきた昨今、ダメージを受けているんだろうな、と想像できます。

新しい苗を植え付けても、大株になるまでは時間がかかるので、その間にも他の株が枯れ進んでしまう…

 

 

 

気候変動は間違いなく起こっています。

1年を通して気温が高くなれば、雨が降ることも多くなります。ラベンダーは高温多湿に弱い。しかも北海道のラベンダーは、イングリッシュラベンダーと呼ばれる、香りの強いラバンディン系がほとんどなので、今後は栽培が難しくなってくるかも知れません。

今までと同じようにはいかない、悲しいけれど。

 
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きっと懐かしき頃のままではだめになってゆく気がします。

もっともっと、変えてゆかなければ─────。