緑が眩しい。これなあに?
娘が学校からビニル袋の荷物を持ち帰ってきました。
これなあに?中を覗くと、ビニルポットに植わった艶々のほうれん草。理科の授業で観察していたものを持ち帰ってきたのでした。
種を蒔くところから始めて、ここまでに育ったんですって。
右側の小さなパックはプリーツレタス。スポンジに切れ目を入れて種を蒔いたのでしょう (あまり詳しく話してくれないので、推測) 。
ギリギリの水分で厳しく育てた、とこだわりの栽培法なんだそうです(笑)
もう私、こういうの大好き(笑)クラスの皆でざわざわしながら、俺のは芽が出たぜ、私はまだだ、とか言っている様子を想像するだけで微笑ましい。
私が小学生の頃は、じゃがいもを半分にカットしたものを水につけて、芽の伸びる観察をしたくらいしか植物の実験はありませんでした。中学校なんて皆無。少し化学の実験があっただけで面白くも何ともなかった気がします。だから中学生にもこういった生き物に直に触れる授業を取り入れるようになったことが素直に嬉しいです。きっといい息抜きにもなるでしょう。
そうそう、魚が好きで、教室で大規模に熱帯魚を飼っていた先生を2人知っています。餌を食べる様子を眺めているだけで、学んだことがたくさんあったなぁ。
今はきっと、そんなことが出来ないくらい激務に追われている先生方。これも時代の流れなのでしょう。
蒔いた種が発芽する喜びは、種蒔きを経験した人にしか解らない。
指でちょっと穴を開ける時の土の感触、様々な種の大きさや形、その時の空気の香り、太陽の陽射し、ゆっくりと双葉を広げるまでに流れる時間…大切にしたい、教科書の写真だけでは伝わって来ないこと。
これをきっかけに、発芽って不思議だな、植物ってすごいな、と興味を持つ子供が必ずいると信じています。
未来のガーデナー、農園家が生まれるかも知れない野菜の授業は、未来の日本を担うたくましい芽が生まれる予感。