山田ガーデン

庭から、学ぼう。

農業は閉鎖的な業界なのかも知れない

 

4月以降の仕事の契約更新について、先日担当者との話し合いがありました。

1番気掛かりな息子の登校渋りについて、職場の方々の理解があり、とても有り難く思っていること、でも申し訳ない気持ちでいること。

朝、子供たちより早く家を出るため、行ってらっしゃいと送り出すことができないこと。それが出来れば息子の気持ちにも変化が生まれるのではないかと考えていること。それだけは正直に伝えました。

本音は言えませんでした。未だに職場に馴染めず、行きたくないと思っているだなんて。

年を重ねると挑戦することが怖くなります。家族の生活を背負っている身では、当てのない転職活動なんて出来ません。

始業時間を遅らせることが可能かどうか、不可能であれば契約終了、ということで調整していただくことになりました。


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ハローワークの園芸に関する求人を調べてみると、時期的なものでしょうか、かなりの件数がありました。

菊の出荷作業やアジサイの接ぎ木作業など、どれも魅力的でやってみたい仕事ばかり。しかし、園芸農家は家族経営が多いので、どうしても時給は低く抑えられています。働きたくても生活が成り立たなくなるので手が出せません。

日本の園芸農家は減少する一方です。生活が成り立たないのであれば、畳むしかありません。そうして日本の花産業は衰退している真っ只中なのです。

やる気があっても儲からないから、手を出せない。食べていけないから辞めていく。当たり前の縮図です。

さらに山田ガーデンの住む、県の農業支援制度について調べてみました。何かしら道が開けているかも知れない…

 

■ステップ0: 農業を始める前に~  研修を受け、実際に収入を得られるようになるまでの約2年間分の生活費を準備しましょう。最低限必要な初期投資費用も必要になることは言うまでもありません。

生活費=ひとり当たり 年124万円(平成19年度統計調査)

 

お金がなければ農業はできませんよ、と上から目線で言われている気持ちになりました。生活費の統計調査が古すぎやしませんか。

 

■ステップ1:  技術の習得~  農業大学校や先進農家で1年以上の研修を受けましょう。無利子の融資制度があります(条件あり)。

 

■ステップ2:  農地の確保~  農地の確保には、自らの努力が必要です。新規参入の場合、経営計画等を市町農業委員会で審査してもらう必要があります。

地域にとけ込み、真剣に農業をしたい気持ちを理解してもらいましょう。見知らぬ人に土地を売ったり貸したりしてくれる人は、稀にしかいないのが現状です。

 

この後、ステップ3へと続くわけですが、もう読む気が失せました。

高齢化する農業従事者の次世代を確保するため、45歳までの若い人に農業参入給付金という支援制度がありますが、お金をばらまいているだけ、誰でも農業ができると勘違いしないで欲しい、など賛否両論あるようです。

確かに「農業で儲けよう!」と考えて、結局無理だった、という話は山のようにあります。

国を支え、元気にするための農業が、新規参入しにくい形ではいけません。1番難しい農地の確保が本人任せだなんて、聞いて呆れます。みんな仲良くなんて言われなくても当たり前、子供じゃあるまいし。

国や県は真剣に考えているのだろうか、逆に新規参入して欲しくないのかも知れないな。なんだかすごく閉鎖的な業界。そんな印象を受けました。

どうやら思った以上に険しい道のようです。