山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

やっと本当の名前が~ギボウシ

 


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もし中学校の園芸ボランティアに参加出来たなら、ギボウシを株分けして差し上げたいほど、半日陰の山田ガーデンでは、ギボウシがどんどん大きくなってゆきます。

このまま同じ種類を増やし続けるより、必要としている場所を彩って欲しい、と思って。

 


f:id:y-garden:20180331091500j:image芽を出したゴールデンティアラ

明るい黄緑色の縁の入った小さな葉が、こんもりと茂る、ギボウシの中でもかわいらしい雰囲気のある品種ですが、芽が増えてきて。株分けしたものも既にデカい…成長が早いのです。

 


f:id:y-garden:20180401081153j:imageブルーカデット

踏まれてしまいそうな場所に植えてあるギボウシは、芽が伸びてくるまで枯れた花茎を残しておきます。本当はすぐに取り去って、スッキリさせたいところではありますが、植えた場所は植えた本人だけしか判らないこと。親との同居はそんなことまで考えなきゃならないのですよ。

 


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本日の主役のギボウシは、駐車スペースの花壇に植えてあるもの。1芽1芽がとてつもなく太いです。トワイライトのタグが付いていましたが、どう見ても似ていないので疑っていました。たくさんの写真を見比べて調べたら、どうやら本名が判明。 "ステンドグラス" という品種が本当の名前みたい。大型種だというのも合点がいきます。


f:id:y-garden:20180402071703j:image2016年10月

 


f:id:y-garden:20180402070605j:image2017年10月

2016年の写真と比べたら同じ品種だと思えない。葉の形が丸く変わってしまって、まるで別人。グァカモーレの芽変わりから生まれたこのステンドグラス、完全に先祖返りしつつあるようです。

 

斑入りの植物なのに白い模様が無くなってしまったり、 ステンドグラスのように品種改良前の特徴が現れたりすることは、植物界では珍しいことではありません。

人間だって、小さい頃はストレートだった髪が徐々にくせ毛になってきちゃった、とか、よく聞きますね。それと一緒です。

今年はどんな姿に変身してくるのでしょう。ちょっと楽しみでもあります。