もし中学校の園芸ボランティアに参加出来たなら、ギボウシを株分けして差し上げたいほど、半日陰の山田ガーデンでは、ギボウシがどんどん大きくなってゆきます。
このまま同じ種類を増やし続けるより、必要としている場所を彩って欲しい、と思って。
芽を出したゴールデンティアラ
明るい黄緑色の縁の入った小さな葉が、こんもりと茂る、ギボウシの中でもかわいらしい雰囲気のある品種ですが、芽が増えてきて。株分けしたものも既にデカい…成長が早いのです。
ブルーカデット
踏まれてしまいそうな場所に植えてあるギボウシは、芽が伸びてくるまで枯れた花茎を残しておきます。本当はすぐに取り去って、スッキリさせたいところではありますが、植えた場所は植えた本人だけしか判らないこと。親との同居はそんなことまで考えなきゃならないのですよ。
本日の主役のギボウシは、駐車スペースの花壇に植えてあるもの。1芽1芽がとてつもなく太いです。トワイライトのタグが付いていましたが、どう見ても似ていないので疑っていました。たくさんの写真を見比べて調べたら、どうやら本名が判明。 "ステンドグラス" という品種が本当の名前みたい。大型種だというのも合点がいきます。
2016年10月
2017年10月
2016年の写真と比べたら同じ品種だと思えない。葉の形が丸く変わってしまって、まるで別人。グァカモーレの芽変わりから生まれたこのステンドグラス、完全に先祖返りしつつあるようです。
斑入りの植物なのに白い模様が無くなってしまったり、 ステンドグラスのように品種改良前の特徴が現れたりすることは、植物界では珍しいことではありません。
人間だって、小さい頃はストレートだった髪が徐々にくせ毛になってきちゃった、とか、よく聞きますね。それと一緒です。
今年はどんな姿に変身してくるのでしょう。ちょっと楽しみでもあります。