山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

バラの葉の美しい建築物~虫こぶ

 

ご覧になりました?昨晩のTBSの番組「マツコの知らない バラの世界」。

多くは語りませんが(苦笑)、趣味って何でも没頭したもの勝ち!なのだなぁと。そして不思議と似たような人が周囲に集まるのだなぁ。そんな感想を持ちました。

山田ガーデンは1年中ジーパンにオッサンサンダルで庭にいます。こんな庭主ですが、バラパーティーを開催したら誰か来てくれるんだろうか(笑)。



f:id:y-garden:20180626233006j:image

さて、山田ガーデンのバラ ブラッシュノアゼットには、奇妙なものがぶら下がっています。ぷっくりしていて赤く色付き、カワイイと言えばカワイイ。一昨年位から見かけるようになりました。

ブラッシュノアゼットにだけぶら下がる、謎の実。なんだろうなぁ…と気にはなっていましたが、この品種独特のものなのかな~と、それ以上は考えたことはありませんでした。

 


f:id:y-garden:20180627075620j:image必ず複数個ぶら下がります。

思い立ったので、"バラの葉_膨らんだ丸いもの" でネット検索してみました。

 

────バラハタマフシ(薔薇葉玉附子)…?

 

 

なんと、カワイイとまで思っていた奇妙な実は、"バラハ タマバチ" の幼虫のおうちだったのです。いつまでもぶら下げていたことで、内部の幼虫が成虫になり、またブラッシュノアゼットの新芽に産卵する…そういう訳だったのでした。

 

バラを食害する虫は数多くいます。アブラムシからチュウレンジ、ホソオビ、エカキムシ辺りはメジャーな虫。今回のバラハ タマバチは、園芸本にも載っておらず、私は始めて知りました。

でもこのカワイイ見た目からか、何だか許せちゃう。上記に貼り付けた森林総合研究所の記事に "建築美" と書かれているように、先入観なしで眺めていると、本当に不思議でカワイイ実だと思えるのです。

自然界には様々な美しさが存在するのですね。