山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

ちっぽけな私ができること

 

「雷注意報が発表されています。」 

昨年買い替えた車のエンジンを掛けると、丁寧に気象情報を教えてくれます。今まではそんな車に乗ったことがなかったので、最初の頃は、要らぬお世話だ、と思っていましたが、ピンポイントに注意報まで放送してくれる天気予報はNHKしかありませんし、朝からゆっくり気象庁のホームページを見る時間もありません。

「注意報が出ているから気をつけて」「路面が凍結しているかもしれないから、ゆっくり行こうね」

なんだか車に励まされている気分。ナイトライダーってこんな感じなのかな。こういうのもいいものなのかも知れません。

 

 

昨日の夕方は空に真っ黒な雲が立ちこめ、夕立の前兆が。今年の夏はまだ私の住む町に雷が来ていないのです。ドキドキして待っていたのに、何だか降る感じがしなくて、嫌な予感がしたので念のため庭に水遣りをしておきました。

案の定、夕立は来ませんでしたよ。

 

 

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庭作りを始めると、何を植えるか、色合いは?陽当たりは?と気になる事がたくさんあります。その中でも忘れてはいけないことが "天気" です。

山田ガーデンのように、「雷雨が来るかもだから水遣りしなくていいや」なんて考えていると、いつか痛い目に遭います。雨だけではなく、種蒔きしたばかりのビニルポットが強風で転がることも、つるバラの枝が折れることも予想しておかなくてはなりません。

初夏の強い日射しは、バラの葉を焼き枯らすこともありますし、冬の湿った重い雪はビオラの株を無惨にもぺちゃんこにしたりもします。

毎日真剣に天気予報を見ているので、娘が私を気象予報士か何かだと勘違いしてあれこれ先の天気を聞いてくるので困ります(笑)

 


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しかし今回の西日本の豪雨は…朝のニュースを観て、愕然としています。本当に大変な災害になってしまったこと、誰が予想できたでしょうか。

地球温暖化の影響で、これからは大きな災害が起こりやすくなります。「地球温暖化は止められるのか?」そう質問された京都大学の教授が答えにくそうに言葉につまる姿がありました。やっとはっきりしました。これだけ進んでしまった地球温暖化は、悲しいかなもうどうすることも出来ないのだということが。

だとしたら、これ以上の拡大スピードを抑えながら、別の方法を考えるしかない。未来の地球に大きな負担を残してしまった私たちができることってなんだろう ────。 

 

 

そんな中で、スターバックスプラスチックストローを廃止するという発表がありました。 細かいプラスチックはリサイクルに廻りにくく、海岸で飲み物を飲んだ後、海のゴミと化してしまうからだと言います。

力のある企業が思い切って決断してくれたことに拍手を贈りたいです。コストが掛かっても、地球に優しいことをするべきです。そしてその姿勢を買われ、企業は益々伸びてゆく。環境問題への積極的な取り組みが、今後の企業の明暗を分ける時がすぐそこまで来ているのかも知れません。

 

余談ですが、山田ガーデンが園芸店を開業したら是非やりたいことがあります。それは、使い終えたビニルポットを回収すること。多少種蒔き用にリユースするとしても、大半はゴミになっているはずです。 

お客様から回収することで何らかのサービスをさせていただき、回収したビニルポットは自家栽培の苗を売るためにリユースしたいと考えています。

いつか、必ず。