まだサルスベリが咲いている風景に、キンモクセイの香りが漂う、夏と秋が交差する不思議な季節です。サルスベリが暑過ぎて咲けなかったようにも思えるし、キンモクセイが早いのかも知れません。
山田ガーデンにはわさわさと生えているエゴマの花が咲き出しました。
地味な花ですが、数が咲けば賑やか。
さて。保護犬が山田家に来ることになり、もう気持ちがそわそわ。早速揃えなければいけないものを見に行きましょう、ということでペットショップへ出掛けてきました。
先代犬は昨年亡くなりましたので、もうほとんどのものは処分済みです。ニオイの付いたものは他のワンちゃんに使うことはできませんので、つまりほぼ1から揃え直し、なのです。
久しぶりのペットショップは、キラキラしていました。かわいい洋服や首輪はデザインが豊富でびっくりしてしまいます。
トイレシートを固定するプレートも、以前我が家で使っていたものから進化していました。紙のシートは爪で引っ掻いてボロボロにされてしまうことがありましたが、今は引っ掻くことができないようにプラスチックの網が付属されています。考えるものですね。
それから散歩時に欠かせないビニール袋、ニオイが洩れない工夫や、二重になっていて内側の袋をそのままトイレに流すことができたり。以前の我が家の周囲は田畑ばかりだったので、スコップ片手に散歩をして、ウンチはその場に穴を堀り埋める。これが普通でした。(みんなそうしていたのよ!) アスファルトで固められてしまった現在は、ビニール袋は必需品ですね。
歯磨きもしっかりしてあげたいし、オモチャも用意しなきゃ。これらのグッズ関係は娘が選びたい、と言うのでお任せすることにしました。
1番悩ましいのはドッグフードです。種類が多くてどうしましょう。ボランティアさんが現在食べさせているのはROYAL CANIN というカリカリフードで、粗悪な安いものでなければ好きなものに変えてくださいね、と言われています。
先代犬は食物アレルギーが多くて、カリカリフードを与えることができず、茹でキャベツやカボチャ、さつまいもと缶詰めのビーフを使って手作りしていたのです。なので、1番大切なことが未知の世界状態 (笑)。
値段が高い・安いフードの違いには理由があるはず。"安全なペットフード" でネット検索すると、食べさせてはいけない添加物がわんさか出てきました。酸化防止剤や発色剤、家畜ミートと書かれている正体不明のお肉、食い付きを良くするための肉油などです。
しかし日本で作られている安いフードのほとんどが、その添加物を使っている…本当に安全なフードは外国産のお高いものばかり。本当に困ってしまいます。取り敢えずフードはまた後日考えることにし、細かなものだけを用意しました。
店内のガラス箱の中には、15種類もの子犬が売られていました。そして不思議と冷静にその子たちを見る自分がいました。
全ての子犬が清潔で幸せな環境で産まれたわけではないことを知ったからです。かわいい子犬の裏側には、可哀想な環境で生かされている親犬がいるのです。そして山田ガーデンにやって来るワンちゃんは、そんなお母さん犬です。
ペットショップの子犬たちには何の罪もありません。良い飼い主さんと暮らしていけますように、と願うばかりです。