山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

夏越し~プリムラ ディスカバリング ストライプス

 

今年も可愛らしくて良い香りのするプリムラたちが園芸店へ並び出しました。色とりどりのプリムラたちは、見ているだけで元気になれそう!

 

探していたプリムラを発見し、大喜びしたのは昨年のことでした。

花が咲き終わった株は葉が青々としていますが、日本の暑い夏を乗り越えることは難しいので、日本では一年草の扱いをされています。


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プリムラは暑さに弱い。でも葉は青々としている。そこで春以降は、日陰になるロシアンオリーブの根元に仮植えしてみたところ、なんと暑い夏を乗り越えることができました。どうしても冬を越したらおしまいのイメージがあるプリムラですが、本来は多年草。涼しい場所で管理すればちゃんと命を維持することができるのですね。

以前は鉢植えのままで夏越しさせたことがありましたが、だんだん株が弱り、小さくなっていく姿を見るのは辛かった…最後には消えてしまいました。そこで今回は、日陰に地植えして夏を乗り越えようと挑戦してみたわけです。

 


f:id:y-garden:20181123103745j:image根の張りも申し分なし!

 


f:id:y-garden:20181123103153j:image掘り出して…

 


f:id:y-garden:20181123103206j:image鉢に植え付けました (いつも駄鉢でオシャレさの欠片もないけれど)

 

 

プリムラは安いので、毎年違った色を買い楽しむのもいいですが、こうして夏越しできた姿を見て、本来は多年草だということを自分の庭で知ることができたのは大きな収穫でした。

どうしても生きているものを割り切ることができないタチなので、もういいや、気に入らないから処分する~といったことは私にはできません。

キレイに咲いている花を買って来て期間限定で飾るだけがガーデニングではない。私はそう考えます。キレイに咲かせるのも重要だけれど、その為にはどんな作業が必要か、そもそも個々の植物がどんな性質を持っているのかを探ってゆくことの方に、私は重きを置いています。

 


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ビオラと一緒に植えてあるシロタエギクも、昨年寄せ植えに使ったものを手入れして、今年も再び活躍してもらっています。ちょっとくらい見映えが悪くてもいいじゃない。元気に育っている証拠だもの。