1月29日現在のつるバラ バレリーナ。大きくなったでしょう?細く柔らかな枝を大きく伸ばし、ウッドフェンスからはみ出す程になりました。
ちなみに左から、四角のテラコッタ鉢はスタンダードのピエール、隣はオールドローズのルイ14世、そしてバレリーナにヒメコブシの小さな木。よく山田ガーデンに登場する植物たちです。
今年の冬は暖かいからか、早くも陽の当たる新芽が動き出しています。陽があまり当たらない場所に植えてあるにもかかわらず、バレリーナは芽が動く時期が比較的早いです。バレリーナに限らず今年の春も早くバラが開花する予感がしますね。
2017年の春前に植え付け、10月にはこんな風に伸びた枝を誘引しました。2018年の年明けはこのままの姿で誘引はせず、花後のシュートは麻紐で軽く押さえつつ、枝を固定する位置をずらして現在に至ります。
とんでもない所から出たシュートは1~2本バッサリ切ったりもしました。
細く柔らかな枝は誘引が楽なのですが、唯一悩ましいのは、四方八方に枝分かれして伸びた枝たち。これを平面にどう押さえ込むか、どうしたもんかな。
取り敢えず大切にしたい中心部の枝から決めてゆこう。木ネジを板に半分程ねじ込み、枝をできるだけ水平に倒しながら、枝と木ネジを麻紐で縛り固定してゆきます。
釘ではなく木ネジを使う理由。麻紐を釘に縛り付けようとすると、つるりと外れてしまうから。平面に押さえ込んだ枝には結構テンションがかかっているので、木ネジならば、ねじ切ってある部分に麻紐をしっかり縛り付けることが出来ます。
そう言えば、つるバラの誘引に便利だと思っていたスッポンフック、あれはダメですね。火で炙って接着する強力なハズの接着剤が、テンションが掛かるとフックと分離してしまい、使い物になりません。もう二度と買わない。
伸びたつるから出た枝、ここから春に芽が伸びて花を付けます。板側の枝は根元からキレイに切り落とし、他は1~2芽残しておきます。
あれこれ考えながら約2時間で作業終了。大きな変化はつけませんでしたが、お昼を過ぎ、すっかり日陰になってしまって寒かったです。
四方八方に伸びたシュートの先は少し枝を切り落とし、立体的なのも面白いのでそのままに残すことにしました。自然にぷらんぷらんさせて、さらにサイドシュートが伸びたら、窓の回りにぐるりと誘引します。
さぁ、今年はどんな風景を作ってくれるかな。