山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

ER チャールズ ダーウィンを迎え入れる

 

イングリッシュローズの魅力を世界に広めたデビッド オースチンさんが年末にお亡くなりになり、これからイングリッシュローズも次の新しい時代に突入してゆくのだなぁとしんみりとしたのはつい最近のこと。これを機にERを再び迎え入れようと考えていました。 

 

 

私が育てているERはアブラハム ダービーだけ。以前育てていた小さな小輪咲きのスノー グースは植えつけてからたったの3カ月で急に枯れてしまい、それからは恐くてERには手を出せなくなってしまいました。同じことを再び繰り返したくはないという心理が働くのは当たり前のことでしょう。たった1度しか花を見ることが出来なかったショック、それは期待も決して安くはないお金も、全てが粉々になってしまった出来事でした。

 

もう何年も前の話だし、そろそろ再び…デビッドさんが亡くなったことを知り、いつか育ててみたかったバラを選んで来ました。

 


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新品種ではなく、もう手に入らなくなるかも知れない、2001年に作出されたチャールズ ダーウィンです。昨年もお店の片隅にあったものが売れていなかったのは、傷んだラベルからも判ります。

好きだったけれど迎え入れなかったのは、我が家の外壁が黄色なので色味が被ってしまうから。でもそれは何かしら工夫すればいいだけのこと。

 

 

子供たちが小さかった頃に一緒に観ていたアニメ "おかしなガムボール ( the amazing world of Gumball )" に出てくる金魚の名もダーウィン。このアニメは、アニメと実写が入り交じるというなんとも斬新な手法で製作されていて、海外では幾つかの賞を受賞していたりと、内容はさておきとても興味深い作りになっています。

死んだと勘違いされてトイレに流され、海まで出てしまったダーウィンは、エラ呼吸から肺呼吸へ、そして足が生え…進化をしながら大好きな親友ガムボールの元へと長い長い旅をします。

 

チャールズ ダーウィンは言わずとも知れた生物の進化論を発表した研究者。神様が生物を作った論が信じられていた世の中での発表は、それは簡単には受け入れられなかったと想像できます。

今こうして植物の品種改良が進み、ガーデナーを楽しませてくれるのは、ダーウィンがそれに気付いてくれたから。

 

 

春に大輪を愛でることができるように頑張ります。