山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

仕事三昧

 

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3日間の連休、仕事に明け暮れて庭に出ることも出来ませんでしたが、県北に住む妹から爽やかな写真が送られてきました。「昨年あなたが植えてくれたカラミンサがたくさんの花を咲かせているよ。ミントの良い香りがする。気に入ったからもっと植えようと思う」と。私が種から育てたフェンネルも、花がちゃんと束の中に入っています。彼女も楽しんで植物を育てている様子が伝わってきました。

 

 

今月から働いているガーデンデザイン会社では、庭木やポット苗も販売しています。それらのメンテナンスをしながら接客業務もします。いつも山田ガーデンの庭作業をしているのと同じように、お水をあげたり、花がらを切ったり、雑草を抜いたり。売れ残ったジニア プロフュージョンのポット苗の並べ方をちょっと変えてみたら、なんと全部売れてしまった。それがとっても嬉しかったし、お客様が手に取りたくなるような配置が大切なんだということがよく解った出来事でした。

 

イチゴ農園での仕事は黙々と手を動かす作業が主ですが、こちらでは笑顔で接客している自分がいます。私が持っている知識と、お客様がこうしたい、こんな感じのものが欲しい、が一直線状にあるから。もし私がお客だったら、を思い浮かべながら、どんな言葉を掛けるか考えたりするのも勉強になります。

例えば「いらっしゃいませ」だけではお店側からの一方通行だけれど、「いらっしゃいませ、こんにちは」だとお客様も会釈してくれたり、挨拶を返してくれたりするので、それだけでも少し通じ合えたような気持ちになりますし、「何かお探しですか?」は来てすぐのお客様には言わないようにしたり。だって自分だったら声を掛けないで欲しいから。しばらくゆっくり見たいもの。

その代わりに別の言葉を掛けます。「雨が降って滑りやすい所があるので、足元にご注意くださいね」とか。まずは警戒心を解いてもらえるような言葉を選びます。

そしてオリーブとフィカス ウンベラータは未だに人気が衰えないこともよく解りました。

 


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雨続きで庭はジメジメとしていますが、青々と茂りまくる植物たち。斑入りのミズヒキには髭のような花茎が伸び出しています。

 


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芽出しも遅いので開花も遅いギボウシ (ホスタ) パトリオット。花ひとつひとつの間隔が広めなので、迫力には欠けますがスラリと涼しげです。