私の住む北関東は、夏の夕立が多い地域です。福島県との県境あたり、栃木県北部の那須連山や日光連山で積乱雲が発生し、それが平地へと下りてくるのです。
15時前後には空を気にする日常。やって来てしまったら最後、自転車や徒歩なら1~2時間は足止めを食らってしまいます。でもね、不思議と夕立を待っている自分がいることに気付きます。
時には風を伴った大粒の雨が窓ガラスに打ち付け、時にはゴロゴロという音だけで素通りしてゆく雷雲。
夕方に降ってくれると、夕方の庭の水遣りは不要。夜遅くに降ってくれると、翌日朝の水遣りは不要。熱いアスファルトを冷やし、熱された空気を動かし、畑の農作物にもガーデナーの庭にも嬉しいシャワー。朝晩の水遣りが欠かせない地域が多い中、実はとても恵まれた土地なのだと今更ながら気付かされました。