秋の主役級の花といえば、菊。山田ガーデンには植えないつもりでいた小菊たちも、鮮やかな花弁を覗かせ始めました。モズの高鳴きと入れ替わり、最近はジョウビタキの「ピッ、ピッ」という鳴き声を聞くようになりました。この声は冬が近いことを教えてくれます。
昨日はとっても良い天気だったのにね、今日はまた雨です。雨はもういい。
実は今年は開花が遅れているのです。
昨年の写真から。ほらね、昨年同時期はこんなに花弁を広げていたのです。細かなことですが、こういうことを比べるのも楽しい。
この小菊ならば洋風な庭にも違和感なく馴染んでくれそう、それから菊に対する嫌悪感がなくなりました。今、東京オリンピックを控えて、菊の花の品種改良が盛んに行われています。表彰式にメダリストへ贈るブーケに使われるためです。強健な性質はそのままに、次々に素敵な花形が登場している、花市場では最も熱い菊の世界。
この菊もあまりにもポップで可愛くて。昨年一目惚れした名もなき小菊も株が大きくなりました。逆に花はちょっと小さくなってしまった気がしますが…
この小菊、何かに似ていませんか?どこかで見たような気がしませんか?
#pinterest より
芸術家 村上隆さんのお花!そっくりでしょう?村上隆さんのお花は菊ではなくヒマワリがモチーフですが、私の頭の中ではこの絵がいつもパッと思い浮かびます。
イソギクも大きくなりました。台風で倒れてしまったので、見えないところに棒を立てて固定しています。ちょっと昭和な感じが逆にかわいい。
春からずっと咲き続けているガイラルディアの和名はオオテンニンギク。キク科の宿根草です。
キク科の植物のチャームポイントは、とにかく発色が良いこと。もうこの際、菊だけ植えれば秋はこっちのもの、そんな気すらしてきます。