山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

心洗われる夏の花〜朝顔




先日イチゴの新品種について記事を書きました。その名前の決まっていなかったイチゴに、遂に名前が!候補は6つありましたね。人気品種とちおとめの後継種という重要任務を背負っている割にはパンチのない名前ばかりでしたが(泣)。
投票の結果、ぶっちぎりで決定した「とちあいか」。今冬から出荷が始まります。売り場で見かけたら是非とも感想をお寄せくださいね。


もうひとつの勤務先である庭のデザイン施工会社の園芸売り場では、また新たなパートさんが入社し、入社間もない別の方がまたお辞めになりました。いつもシフトが一緒だった方なので、私としてもショックでした。仕事がキツかったのか私の教え方に問題があったのか…おまけにちょっと気が合わないので距離をとっている社員から仕事が間違っている!と問いただされ嫌な気分に。自分が間違っているかも、と考えてから人には話をするのだよ、分かった?そして自分に間違いがあったらちゃんと謝るんだよ?それができないから君のことは信用しないようにしているんだ♪
そして新人アルバイト君、お昼の時間になったからといって勝手に休憩に入らないでね。みんなお昼休憩をずらしながらお店を回しているんだよ。社員さん、そのくらい教えてあげて。言い方は悪いけれど、くだらない事が次から次から溢れ出てきて、頭痛がしてきてモチベーションが下がりまくりました。


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8月11日。今期初めての朝顔 清流の開花。心が洗われるよう。まだまだ色が薄いけれど、徐々に濃くなってくるでしょう。学校の朝顔もきっと咲いているでしょうね。
行灯仕立てにしたのは、陽の当たる良い場所へ移動することができるからということと、つるの伸ばし過ぎを防ぐため。つるを伸ばし過ぎると、延々とそちらに栄養が行ってしまうので、上の方にしか花が咲かなくなります。小さな行灯仕立てにすることでこまめにつるをピンチし、脇芽を出させてたくさんの花を咲かせる作戦です。


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しかし暑い。関東各地で40℃を超える気温です。雷注意報は毎日発令されていますが、梅雨明けから1週間雨が降っていません。


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朝はあんなにピンとしていた葉は、気の毒なほどの姿。コンクリートの場所だから仕方ありません。陽が傾くと不思議と元気を取り戻していました。














特別支援学級からの高校進学



私は嬉しい。早朝に昇る太陽が眩しくて晴れ晴れした気分。梅雨が明けた途端に気温が恐ろしく高いけれど、こんなにも嬉しいとは。今年の梅雨は長く、そしてよく降りました。梅雨明けが8月になったのは13年振りだそうです。まるで冬のように庭作業を放置せざるを得なかった長い日々でもありました。


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長雨でジメジメした庭ではヤスデやワラジムシ、ダンゴムシが生き生きと動き回り、ジニアやマリーゴールドが食害されました。まぁ仕方がない。
これからは私の手でたっぷりと水遣りをしましょう。久しぶりにハイポネックスの粉末で液肥を作りました。


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ギボウシ ファーストフロスト


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長雨で溶けかかっていた日々草は、梅雨明けまでなんとか持ちこたえてくれました。息子の担任の先生が種蒔きしたものを分けて下さったのです。日々草の赤い花ってあまり見かけないので新鮮ですね。


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先日、中学校の三者面談で進路の話をしてきました。その時写真に撮ってきたこのアサガオは、日々草のお礼に私がプレゼントしたものです。我が家のアサガオよりうんと巨大!びっくりするほど大きな葉を広げていました。いっぱい肥料をもらっているんだね。いい花が咲きそうです。
普通だったら担任の先生とお花の苗交換なんてしないでしょうが、息子は通常クラスではなく特別支援学級に在籍しているので、割と自由に私も先生と関わらせていただいています。


私の息子が小学校高学年から不登校になり、中学校入学後に特別支援学級に通うことになったのは、担任の先生からの勧めでした。特別支援学級は文字通りサポートを必要とする子供が通うクラス。身体的障害を持っていたり、学習障害など目には見えない障害を持つ子供が通うクラスです。息子は障害はありませんが、限りなく黒に近いグレー。恐怖や不安が強いのですんなりとクラス変更の手続きは済みました。
障害を持っているわけではない息子を特別支援学級に通わせることに、親として抵抗がなかったわけではありません。主人は「障害者ではないのにどうして支援学級に入らなくてはならないのか」と、始めは納得できない様子でした。でも思い返すとあの時、"普通の" とか "皆と同じ" とかいう概念を捨てたような気がします。とにかく息子の気持ちを楽にしてあげたかったんです。


特別支援学級からその先の進学をどうするか、考えなくてはならない時期になりました。短い夏休み、いくつかの高校に見学の予約を入れ、足を運んでいます。私が知っている学校って、門があって校庭があってプールがあって、決められた制服を着て。それが学校だという概念があるけれど、そうじゃなくてもいいんだ!と。いろいろ考えさせられました。今でも頭の中がたくさんのことでいっぱいになっています。
嫌なことから逃げ続けるのは違うと思う。人は社会の中で繋がっているから、独りでは生きられない。勉強は最低限でいいから、人との繋がりを楽しんで欲しい。それが私の願いです。









ガーデニングには、覚悟しなきゃならない気持ちの悪いものがある話


【お断り】
この記事には気分が悪くなるような写真や文章があります。全てガーデニングをするにあたり起こりうる真実ですが、閲覧にご注意ください。


雨降りが続き、庭で作業すると頭上から滴が落ちてきて濡れるので、家の玄関先でちまちまと作業することが多くなりました。先日のアサガオもベゴニアもここで鉢に植え替えました。

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我が家の玄関先には大きな鉢植えのブナの木があります。アサガオを植えた時には気付かなかったのですが、傍を通るとなにやら鉢の周りにコロコロした茶色のものが散らばっていました。
あ、ヤバいぞ。何かいる。
しゃがみこみ、ブナの木を下から見上げると…


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イラガの幼虫です。久しぶりに見たわ〜。イラガは刺されるととにかく痛いので、すぐにピンセットでつまみ取りました。小さいヤツや丸々と太っているヤツ、合わせて19匹もいました。適度な弾力がピンセットから伝わってきて超キモチワルイ作業…
取り除いたはいいけれど、この子達をどう処分するか?という問題が生まれました。玄関先で踏み潰したくないし、原っぱに捨てに行く?誰かが刺されてしまうかも。そのままゴミ袋に入れるのもなんだか嫌。考え付いたのは、いらない封筒に19匹を入れ、足で踏み潰してゴミ袋へ〜という方法でしたが、これもサンダルから幼虫の弾力が伝わってきて、ひいぃ〜と情けない声が出てしまいました(笑)。




あぁ、書いていたら思い出して気持ち悪くなってきちゃう。虫だけでなく、気持ちの悪い作業はまだまだあります。特に雨の日にはね。

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完全に花が終わっているフェンネル。根元から刈り取らなきゃならないのだけれど、フェンネルの花には蟻がたくさん寄ってきます。蜜でベタベタしているし。


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これも早く切り取らないと、雨で花がらにカビが発生します。


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バラにはお約束のチュウレンジハバチの幼虫。まだこのサイズなら指で潰せる。

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でも1cmを超えるとキモチワルイが勝ります。ハサミで葉ごと切り取り、足で踏み潰します。


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夏を告げる花、ムクゲも雨には弱く、花がらが水分でドロドロに溶けます。そこにヤスデやワラジムシが集まります。ムクゲの花がら摘みが一番厄介で苦手です。

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うーん、汚い!絶対に素手では触りたくありません。


毎日雨で湿度が高く、不快指数120%なので、ブログの内容もダークな方向へ行きがちです(笑)。昨日のブログのグチに元気の出るコメントをありがとうございました。いつまでもくよくよしないで、今後は仕事としてブログを開設している方へのコメントは慎しみます。きっと営業妨害だと思われてしまったのだと思います。残念です。


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ルドベキア タカオの咲く時期になりました。こぼれ種から芽を出して領土を広げ、今年は庭のあちらこちらで賑やかに咲いています。一斉に咲いた小さくてかわいい花が作り出す庭を眺めていると元気が出ますね。
太陽が出ていたらなんでもない作業ばかりなのですよ。青空の下で見れば虫だって気持ち悪くないし、花がらだってベトベトしないもの。やっぱり太陽って偉大な存在なんだなぁ。ガーデニングは青空の下で陽の光を浴びてやりたいものですね。











古臭い花?昭和な花?〜ベゴニア セネタホワイト



今年は本当に雨降りが多くて、柔らかい花弁が溶ける、溶ける。特にバラ咲きタイプのインパチェンス日々草ガザニア、ベゴニアの類いはひどいものです。
夏の花の代表格が軒並み溶けていくのを毎週末の売り場で手入れし続けてずいぶん経ちますが、この作業はもう少し続きそうです。

仕入れて間もない、痛みの少ないベゴニアを買ってみました。新しいパート社員さんに電子マネーの決済方法を教えるため、自腹を切りましたよ。地方だからかパートさんもお客様も電子マネーを使っている方は少ないですが、ゼロではないので覚えてもらわないと。てゆーか、好きなものを買い物しているだけだけれど、新人教育手当をもらいたいくらいですよ(笑)。

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英名 : begonia : ベゴニア セネタホワイト
セナタホワイト、と納品書に書いてあったからその通りに値札を付けたのだけれど、家に帰って調べたら、セネタホワイトが正解でした。一体どこで間違ったのでしょう?こうして間違った名前が広がってゆくのだわね〜。
セネタホワイトは、サカタのタネが販売しているベゴニアのセネタシリーズの種から育ったものです。

葉の模様がカッコいいレックスベゴニアは育てたことがありますが、オーソドックスなベゴニアは生まれて初めての買い物です。



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加湿を嫌うので水遣りは控え目に、土が完全に乾いたらたっぷり与えるようにします。多肉植物のような育て方ですね。できれば雨に当たらない場所に置いたほうがいいかな。花がらが落ちて葉に貼り付くことがあるので、こまめにチェックしてゆくつもりです。


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古臭い花。正直な気持ちはそうでした。何十年も変わらない昭和感たっぷりな赤やピンクの花に、私の興味が向くことはありませんでした。でもこのセネタホワイトには育ててみたいと思わせる魅力があって。サカタのタネの商品紹介にもありましたが、葉が銅葉なので白い花が引き立つのです。一般的に植物の葉の色は緑ですが、銅葉とは、ちょっと黒みがかっていたり赤みがかっているような葉をいいます。
葉がこげ茶色のベゴニアはよく見かけますが、緑色もしっかり残しつつ、銅葉独特の黒みもあって、とにかくいい雰囲気なのです。驚きました。こんなにかわいいと思えるベゴニアがあるなんて。
小さな園芸売り場ではありますが、そこで働きながらたくさんの植物を見ていると、以前は何とも感じなかったような品種が気になったり、魅力を再発見することがとても多くなりました。好みは人それぞれ、それを否定はしません。好みではないところに目を向けることができると、自分の "好き" をもっと増やすことができる。それを実感しています。


先日ちょっとショックな出来事がありました。読者登録していたとあるブログにコメントを書いたのですが、他の方のコメントは表示されていて返事も書かれているのに、なぜか私のコメントは表示されず、もちろんお返事もいただけませんでした。削除されたってことかな。気に触ったのかな。それとも何か不具合で届かなかったのか。真相はいくら考えてもわからない。分かったのは、やっぱり人付き合いはどんな世界でも難しい、ということ。











アサガオ苗の定植



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見て見て! "ちいさいおうち" のTシャツを見つけました!Virginia Lee Burtonの絵本の傑作 "The Little House(ちいさいおうち)" のTシャツです。春夏秋冬の幸せなおうちが描かれています。これを着て農作業に励んでいますよ。先日セネシオ(id:cenecio)さんのブログ記事に、フランスで農業をするミックジャガーの姿が紹介されていましたが、ジャケットにパンツスタイルというなんとも彼らしいカッコいいものでした。


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時折青空が広がることも。雨降りの日数も少なくなってきました。梅雨明けが近づいている気がしています。


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でも仕事が休みの日に限って肌寒いくらいな雨降りで。夏の甲子園県予選大会の代わりに行われている交流試合。中止なのかどうなのか振り回された1日になりました。
観覧は1選手につき家族2名まで、事前に名簿を提出し、当日検温をしてから入場。席は隣とひとつ以上空けて、前後も1列空ける決まり。ブラスバンドもメガホンもない静かな試合でした。
私の中では1年間の中で最も感動できる場でもあります。それはブラスバンドがいなくても、観客席が空席だらけでも変わりませんでした。


雨降りの夏に似合わない第1位の花、それはアサガオだと思う。だから梅雨の連日、その存在をすっかり忘れておりました。学校の先生やご近所さんへプレゼントした残りのポット苗、大きな植木鉢に植え替えたいとは思っていましたが、例年よりもよく降る雨に作業は進まず、そのうち忙しくなって…植木鉢に土を入れるまでは準備していましたが、その先を進めることができずにいました。


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6月18日の様子。アサガオの双葉は本当にかわいい。抜けた歯みたいな形で(笑)。


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今はもう双葉の姿はありません。早々と枯れ落ちます。ポットからそっと抜いて鉢に並べたら、足りない分の土を足します。アサガオの苗には細かな毛が生えています。イチゴの苗もそうなのですが、肌の弱い方は触れると痒みや痛みが出ることがありますのでご注意を。


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2種類4鉢の出来上がり。早く陽射しが戻るのを待つばかりです。










生かすも殺すも水遣り次第



豪雨災害をもたらした今年の梅雨も、来週には明けるという声が聞こえてきたと思ったら8月にずれ込む、だって。庭の土も鉢物も飽和状態。もう水はいらないから陽の光をください…
水の遣り過ぎで植物が残念な姿になってしまうのは何度も見てきています。全国の庭ブロガーさんも、雨が多すぎて苗が溶けちゃった…と発信されている方も。ウチも日々草が溶けかかっています。学校の先生が花壇用に育てたものをプレゼントしてくださったのに…


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廃棄のシレネ ユニフローラ ピンクシェルを持ち帰りました。壺状のかわいらしい花が咲くのですが、あまりお客様には人気がありませんでしたね。線の細い植物なので、鉢植え向きです。


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伸び過ぎたところ、蒸れて枯れているところをカットして、ビニルポットから抜いたところ。根はすごいことになっていました。まるで和紙をぐるりと貼り付けたかのよう。指で摘んでちぎり取りました。


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上手くいくかは分からないけれど、挿し芽もしてみました。ただ山田ガーデンでは、以前にもシレネにクロウリハムシが襲来して、葉を食べ尽くされて枯れてしまったことがあります。置き場所は今までと違う所にした方が良さそうです。
クロウリハムシナデシコ科の植物が好きな小さな甲虫。一度場所を覚えると、何年もやって来ます。お気を付けくださいね。


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調子を崩して消えかかっていたラムズイヤーとアサギリソウは大きく育ち、すっかり元気になりました。

太陽をいっぱい浴びることができるように地植えから掘り上げて鉢に植えただけ。私は別に何もしていません。太陽のおかげです。


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また会えたアサギリソウのフワフワ、この中に包まれたい!

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廃棄のランタナも元気にしています。ランタナの蕾って四角形に見えるんですよ。面白いですね。


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日高ミセバヤ。水の遣り過ぎで溶けかかっていたあのポット苗も完全復活。今は1週間おきにほんの少し水をあげています。元気を取り戻して生き生きと育つ植物を見るのは本当に嬉しいです。生かすも殺すも水遣り次第。面倒でもひとつひとつの個性に合った水遣りをしてあげたい。それこそ母のような気持ちで。












ブロガーバトン受け取りました



殺虫剤は撒かないと決めている山田ガーデンです。しかし躊躇なくナメクジ駆除剤を使うのは、大嫌いだからです(笑)。
でも遂に殺虫剤を噴霧しました。バラのアブラムシです。春先に繁殖するアブラムシは、ヒラタアブの幼虫やてんとう虫の幼虫が食べてくれます。普段ならそれで落ち着くのですが、今年は様子が違いました。ヒラタアブやてんとう虫がいなくなってからも、アブラムシはどんどん増えていきました。
蕾にはびっしりと張り付き、モスローズか!とツッコみたくなるほど。牛乳をスプレー容器に入れて噴射したりしましたが、小輪のつるバラで繁殖されたら、もう指では取りきれません。
アブラムシの排泄物からすす病が広がっているのを見つけて、我慢せず薬に頼ることにしました。黒いカビが葉の表面に広がって黒くすすをかぶったようになるから、すす病。光合成ができなくなるので危ないのです。


ブロガーバトンなるものがはてなブログの中で回っていることは知ってはいましたが、こんなちっぽけなブログには関係のない話だ、と思っていました。バトンを渡して下さったのはとにほ(id:toniho)さん。

とにほさんが家を新築し庭づくりを始めた頃に、私がブログを訪問したのがお付き合いの始まりでした。まだ緑の少なかったとにほさんのお庭に、まるで自分の庭のようにあーしたほうがいい、こーしたほうがいい、と口をはさみ続けてきました(笑)。さぞかし面倒な人が読者になっちゃったと思ったことでしょう。
いつもコメントしてくれるのも嬉しいです。ケンカ別れした同性ブロガーさんのことを引きずっていた時のコメント「なんだか恋する乙女みたいね」。あれにはハッとさせられました(笑)。今でも忘れられません。
日常の出来事を包み隠さず記事にしているところが距離が近く感じられて。それがとにほさんのブログの魅力ですね。最近卓球ネタが減っていますが、どうですか?

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このひな型に文字が入力できればいいのですが、私はスマホでブログを書いているので、編集がうまくいきません。以下に箇条書きすることにします。


■名前 山田ガーデン
■年齢 44歳、いや45歳かも
■ブログ歴 4年4カ月
■2020年7月14日現在の総記事数 876
■更新は 最近は不定期ですが、早朝に更新するようにしています
■ブログのジャンル ガーデニング、時々泣き言(笑)
■ブログを始めたきっかけ
 ガラケーからスマホに買い替えたことで、ネットの世界が身近になったから
■今後のこのブログの野望
 うーん、ただ長く続けているだけのブログにならないように、工夫を重ねなければ、とは思っています
■ひとこと
 いつもご訪問くださりありがとうございます。読んでくださる皆さんがいなければ、ここまで長く書き続けることはできていませんでした。


■一番古い記事

毎年この花が咲くと、ブログをドキドキしながら初投稿した時のことを思い出します。あの頃よりもたくさんの植物が庭で育ち、景色も変わりました。


■お気に入りの記事
 どれもお気に入りのような、どれも好きじゃないような。1つには絞れませんが、敢えて挙げるなら、写真がキレイに撮れたこれかな。



さて、私からのブロガーバトン、どなたに渡そうか。ガーデナーさんにはだいぶ回っているようですので、日々日記の楽しいこの方をご紹介します。

東京に住むhx2(id:hx2)さん。都内での日常をつらつらと綴っておられます。崩した文章はあまり好きではない私ですが、この方は特別。すらっと楽な気持ちで読めてしまう不思議な魅力があります。あとね、アイロン掛けをマメにしていらっしゃる。私は全くしませんので、きっちり家事をされていて偉いなぁといつも思っています。
ブロガーバトン?なんじゃらほい、そんな表情が想像できますが(笑)ここはひとつよろしくお願いします。











素敵な名前をつけてあげたい〜イチゴの新品種 i37号



イチゴ農園ではポットへのベビー苗挿しが終わりました。しっかり根付くまでの間は暫しお休み。次のシーズンには新品種を含めた3品種を収穫することになります。
" とちおとめ " は未だに根強い人気品種ですが、品種登録は1996年とかなり以前の品種のため、パテントが切れており栃木県以外でも作られています。それに代わる新品種が次シーズンからお目見えするというわけです。
新品種はまだ名前が決まっていないので、「i37号」と呼ばれています。候補は幾つか挙がっていてその中から決めるようですが、それがあまりパッとしない名前ばかり。会議室にオジサン・オジイサンばかりが集まって出したような、はっきり言って古臭いものです(苦笑)。
知りたいですか?


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若い人の意見を取り入れなきゃダメだってば、と言いたくなるくらいちょっと残念なものばかりで先行き不安です。小・中・高校の学生限定で名前を公募すればよかったのにね。


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ひと雨ごとに茂る植物たち。風通しが悪くなるので、花が終わったドクダミを抜き取り、ロシアンオリーブの木を剪定し、次々に咲くガイラルディアの花がらを切りました。


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" ロシアンオリーブ " だなんてうまい名前を付けたものです。本当はグミの木なのにね。因みに観葉植物にも " アマゾンオリーブ " なる木が存在します。こちらは和名をムラサキフトモモと言い、フィリピンなどが原産です。私もいい木だと思うのですが、これもオリーブとは微塵も繋がりはありません。全く植物に詳しくない方は誤解してしまうでしょうね。
言い方は悪いけれど、オリーブと名付ければ売れる、という詐欺みたいなやり方だと思います(笑)。


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毎年少しずつ大きくなっていくギボウシ パトリオットギボウシの名前はアボカドやハルシオンパトリオット、とユニークで面白いものが多いですね。


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早いものは花が終わった品種もありますが、ワイドブリムは現在開花中。今年は花色が薄い。いつもはもう少し濃い紫色です。


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ルドベキア は咲き進んで、花芯が真ん丸に。私の好きなルドベキアの姿になってきました。


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ルドベキアのすぐ隣には、フロックス ミスティックグリーンがぐんぐん空へ向かって伸びています。名前通り、花弁に不思議なグリーンが入ります。蕾が多くて頼もしいです。


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エキナセア メレンゲメレンゲとは面白いところに目をつけましたね。ホイップでもいいと思うのですが、メレンゲメレンゲとは卵の白身を泡立てたもので、お菓子作りには度々登場します。シフォンケーキがふわっとしながらもしっかりした生地なのは、メレンゲがいい仕事をしているから。


名前が売れ行きを左右する。不思議なことだけれどそれは本当。アーティスト名も曲名も、ブログ名さえも。人の心をつかむ素敵な名前をi37号にも付けてあげたかったな。それはもう叶わないけれど、何が何でも "とちれいわ" だけは阻止したいものです(苦笑)。











バラ栽培が難しいのは、自己肯定感が低いから



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旬のプラムをたくさん戴いたので、コンポートにしようと火にかけたら、たちまち水分が出てしまって煮崩れ。ジャムになってしまいました。

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でもイチゴジャムともスグリジャムとも違う、美しいピンク色のプラムジャム。種の周りの果肉は酸味が強いので、レモン汁は入れずに砂糖だけ加えました。小さなお皿にすくって、甘酸っぱいジャムをそのままスプーンでいただいています。


連日雨続きですが、ようやく晴れ間が出る予報となった先日、このチャンスを逃すまい、と早朝から庭に出ました。どうしてもバラに薬剤散布をしたかったのです。

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長雨にうたれて黒点病が出てしまっている山田ガーデンのバラたち。あんなに暇だった6月は下旬から急に忙しくなり、1週間庭に出られなかっただけで、見るも無残な姿に成り果てておりました。
毎年このくらいの時期から調子を崩し始め、あぁ今年も駄目だとため息をつく。今年もまたその繰り返しになるかならないかは、自分の気力にかかっている。
本来なら風のない曇りの日が薬剤散布には最高の条件なのだけれど、そんな日に家にいられるとも限らないから、やるだけやる。やらないで後悔するくらいなら、とにかくやる。


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バラゾウムシやアブラムシ、チュウレンジハバチの幼虫にメタメタにやられている。今年は虫が多い気がします。
やっぱり私なんかじゃ太刀打ちできないなぁ、という弱い気持ちも顔を出します。
" 私なんかじゃ " という言葉が出るのは、自己肯定感が低い証拠なのだそうです。自己肯定感が低いと、損な役回りになってますます自分の首を絞める結果になる。こんなんじゃいけない!と自分を奮い立たせます。

「自分から苦労を背負い込んでいる」
父に言われた言葉が、分かったような気がしました。
それはつまり、損な役回りを自分で選んでしまっているから。10日間連続勤務になってしまったのも、他の人に休みを譲った結果。自分の気持ちを主張することができなくて、遠慮して、疲れ果てているのを隠して。いい人だと思われたくてそうしているわけではないの。ただただ遠慮してしまう。私はいいや、って考えてしまう。単なるバカだ。自分を1番に考えていいはずなのに、それができない。


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新苗の名無しのバラにも黒点病が。プラスチックの鉢も劣化してバキバキに割れてしまいました。これだからプラスチックの鉢は嫌なのです。長く使えないんだもの。



俺様態度が鼻につく父みたいにはなりたくないけれど、正反対な母のようにもなりたくない。もう少しだけ、自分の気持ちを正直に言えるようになろう。ちゃんと休みを取って、バラと向き合う時間を手に入れよう。











アジサイがいっぱい



梅雨時の楽しみは、道すがらアジサイを眺めること。一般家庭におけるアジサイの植栽率は間違いなく5割を超えている、と勝手に思っています(笑)。今は母の日の贈り物としても人気のあるアジサイです。日本に梅雨がある限り、偉大な母の存在がある限り、アジサイは植え続けられるのでしょう。


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アジサイが有名な神社がある、と聞いてはいましたが、今年はそこへイチゴ農園の奥様が連れて行ってくれました。栃木県鹿沼市にあるこじんまりとした神社、磯山神社です。


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品種には詳しくないので何の説明もできませんが、こんなにたくさんのアジサイを見たのは生まれて初めてでした。


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皆さまのブログでは拝見させていただいていて、その存在は知っていたけれども、実物は初めて見たピンクアナベル。白いアナベルに比べたら線が細くて花もかなり小さい。なんともかわいい雰囲気を持ったアジサイです。
ちなみに後ろに写っている石は、宇都宮市大谷町産の大谷石(おおやいし)。昨年、假屋崎省吾さんの個展が開催されたあの場所から採掘される石です。



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山田ガーデンの西洋アジサイ アナベルも見頃を迎えています。大小合わせて12個の花を付けました。でもなんだか所々が歯抜け状態。


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装飾花(ガク)がない部分があるんです。たくさん咲いた花に対して肥料が足りなかったのか、水が足りなかったのか…なぜこうなったのでしょう?


ひと月ほとんど仕事がなく、家でのんびり過ごした6月でした。久しぶりにイチゴ農園へ出勤すると、アジサイの鉢植えが3つも増えていました。アナベルノリウツギ ライムライト、ハイドランジアのディープパープル…神社に行った勢いでかわいいので買ってしまった、と奥様。大丈夫かなぁ、買ったはいいけれど水遣りを忘れてしまう人だから。秋に買ったいろいろコニファーだって結局…モゴモゴモゴ…
今年もまたなんとなく私が水遣りすることになるんだろうなぁ。