山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

小春日和に穏やかな時間が進む


f:id:y-garden:20201116202900j:plain
庭から空を見上げたら、2階の軒に届きそうな位置に新雪が返り咲いていました。春にどっと咲いた後は、寒くなるまでぽつりぽつりと返り咲きます。


f:id:y-garden:20201116204027j:plain
秋に咲くとツバキと間違えられそうなセンチメンタル。柚の木の後ろでひっそりと開いたこのバラに気付いているのは、きっと私だけ。
春のように賑やかとはいきませんが、今年の秋はずいぶんバラが咲いてくれています。


f:id:y-garden:20201116215813j:plain
花が終わった日高ミセバヤは優しい色に紅葉しています。根元にはもう新しい芽を覗かせていて、春のワクワクを早くも感じさせます。

f:id:y-garden:20201117070414j:plain
昨年お店で廃棄されようとしていた姿が思い出せないくらい、いっぱいに葉を伸ばし花をつけたのは9月下旬でした。我が家のセダムには糸を貼るいもむしが毎年大量発生し、新芽を食べつくされますが、ミセバヤは軽症で済みました。


f:id:y-garden:20201117083853j:plain
そしてまた少しずつ寄せ植え作り。以前寄せ植えで使ったカルーナとシロタエギクをひっそりと育てておいて、もう一度活躍してもらいます。


f:id:y-garden:20201117084352j:plain
周りを警戒しながらウトウト。愛犬きなこは太陽が大好きです。今週は暖かいので穏やかにゆっくり時間が流れているように感じます。




ーーーーーーーーーーーーーーー

先日の記事にブックマークコメントをありがとうございました。励ましのコメントをたくさんいただけて嬉しかったです。


イチゴ農園にも挨拶を済ませ、転職の準備が整いました。「お子さんにお金がかかる時だって解っているから、気にしないで」と。気を遣ってくれているのを感じたので、奥様へのモヤモヤは誰にも言わずに去ろうと決めました。
さぁ、これからは通帳とのにらめっこ生活が始まります(笑)。息子の進学先には1年分の授業料もろもろを一括払いしなきゃならないし、もう1台の車の車検も控えているし…家計簿アプリをスマホにインストールして、せっせと入力し始めました。2年縛り契約がネックだった家族の通信費にもメスを入れる時期が近づいています。やるぞぉ!









40代主婦の転職が急展開!


なんと、先日面接を受けた会社から、契約社員採用の連絡をいただきました。トントンと話が進んで驚いています。ホームセンターの園芸担当です。今まで以上に大きな売り場で、たくさんのお客様を接客することになるので楽しみです。
家からも割と近場で、フルタイムで遅くまで働いてもすぐに家に帰れるし、社内制度もしっかりと整っています。
面接を担当してくださった方が、私より年上の女性だったんですね。これまで生活の変化に合わせて転職をしてきたこと、大好きな園芸の道で生きていく決心をしっかりと汲み取ってくださった。前回の記事では結果が出る前だったので書かなかったけれど、これでダメならどこもダメだと思うくらい、全力を出し切った面接でした。女性の契約社員は少ないので、ぜひ頑張って上に上がってきていただきたい、とのお言葉までいただきました。


f:id:y-garden:20201113140507j:plain
また少しずつパンジービオラを植えました。黄色とブルーの組み合わせは元気が出る。本当に好きな組み合わせです。


f:id:y-garden:20201112104118j:plain
ムクゲは半分以上葉が落ちたので、スッキリと選定を済ませました。下に伸びていた脇枝は、知らないうちに切られていました。


思い立って急に転職活動を始めて、あれよあれよと急展開してしまったので、時間が経たないうちに現在の職場に話をしてきました。ガーデン施工会社からは「社長が悲しむわよ、山田さん山田さんってよく言っていたから。」と聞かされ泣きそうになりました。いつも辞める時になると、みんな優しい。それ、もっと早く知りたかった、みたいな本音が飛び出してくる。言葉は人を傷つけもするけれど、人のモチベーションを高める力もあります。部下をお持ちの方、言葉は出し惜しみせずに、思ったこと感じたことを現場の皆さんに伝えてください。何ひとつ問題のない状況だとしても、言葉は省略しないで。「いつもご苦労さま」「助かります、ありがとう」「最近どうですか?」「悩んでいることはないですか?」たったその一言で、頑張ろうって思えるものなのです。


f:id:y-garden:20201113163111j:plain
初めてフリルパンジーを買うことができました。昨年も欲しいと思いながら我慢していたんです。自分の働くお店が1番安かった。灯台下暗し、でした。









ビオラの植え付け、動き出した転職への道


f:id:y-garden:20201111151529p:plain
いよいよ冬が近づいているニュースが耳に入ってくるようになりました。初氷ですよ。今朝の気温はもっと下がっているはずです。


我が家の種蒔きビオラは、いつも言っていますがいつ咲くかわからないくらい小さい。でもさすがに1輪も咲いていない冬の庭は寒々しいので、ちょっとだけ準備しました。

f:id:y-garden:20201111153226j:plain
f:id:y-garden:20201111153245j:plain
初めて買ったブランド苗 "ももか" と、ノーブランドのビオラたち。みんなキラキラしていてかわいい。ももかはブランド苗でも150円というお手頃な値段でした。


f:id:y-garden:20201111153357j:plain
今回は直接庭に植え込んでみたり。

f:id:y-garden:20201111153550j:plain
アンティーク調の鉢に植えてみたり。少しずつ植え込んでいく予定です。


実は転職活動を始めました。支払いの遅れた給料は無事に受け取りましたが、以前のように楽しく働くことができなくなってしまいました。奥様とも会話を控えたい。急に気持ちが冷めてしまったんです。どんなに一所懸命働いてもぞんざいに扱われるのはやっぱりちょっと…農園という小さなコミュニティーでは、園主さんと奥様と距離をおいて仕事をすることはできません。言葉は恐いものです。一度口にしたら取り返しがつきません。決して人に対して軽々しく発するものではないのです。
ダブルワークをしているガーデン施工会社も週末以外は働ける枠がないので、残念ですがこちらも退社し、フルタイムで働ける職場を探します。
実は一昨日、早々に面接に行ってきまして、30分ほど人事担当者とお話ししてきました。久しぶりに自分の職歴を思い返し、なんとまぁいろいろと経験してきたものだと自分でも感心しましたよ(笑)。子育てと両立不可能で泣く泣く辞めた会社もあったし、派遣の契約がずっと続けばいいのに、と思うほど楽しかった仕事もありました…待遇で決めた仕事は結局長続きせず、「やってみたい!」と思う気持ちを素直に優先してきた人生だったなぁ、と。
そしてやっぱりこれからも、やりたいことを仕事にして、やりたい夢を叶える道を選びたい。もちろん各制度が完備されていれば安心して働けるので、今回はその辺りも考慮します。

と書いているところへ、ガーデン施工会社の仲良くしてくれているパートさんから退職を決めた、と連絡が。彼女も大好きなことへの道を歩むチャンスを掴んだようです。40代主婦という私たちの立ち位置では、そうですね、ラストチャンスに限りなく近いのかも知れません。
粛々と淡々と、お世話になった職場にお別れします。



ーーーーーーーーーーーーーーー

先日のブログ記事へのブックマークコメントをありがとうございました。


やっぱり学校行事は全国的に中止になっているようですね。息子は修学旅行がなくなりました。農業高校の文化祭って本当に楽しいし、刺激も受けます。お近くの学校へ足を運んでみてくださいね。そして全国の農業高校の様子をぜひ、山田ガーデンに教えて下さい。地域によって特色があるようなので。ちなみに娘の学校には黒毛和牛とホルスタインジャージー牛がいますが、馬はいないんです。
本来ならば6月に造園の国家試験を受ける予定でしたが、新型コロナの影響で試験が中止になり、学校が普段は受けない冬に再挑戦させることにしてくれたのです。時間内に正確に作り上げなくてはならないそうで、ひたすら練習あるのみ。娘はまだまだすごく時間をオーバーしているみたい、クラスで1番遅いって言っていたから(笑)。私の娘を職人として派遣したら…終わらなくて庭の隅っこでメソメソ泣くんじゃないでしょうか(爆笑)









農業高校の販売会へ〜今年の戦利品は?


今月から娘の通う農業高校で放課後、花苗の販売が始まりました。今年は新型コロナウイルス感染防止のため文化祭が中止になってしまったので、こういった販売方法になりました。

自宅から学校が遠いこともあり、送迎でよく学校を訪れています。保護者の中でも頻繁に学校へ行っている部類に入るんじゃないかな。それでも文化祭は楽しみにしていたので中止の連絡は残念でした。来年また賑やかに行われることを願っています。寂しいよね、学校行事が軒並み中止になるのは。


早く買いに行きたかったのに、前にお話したように10月のお給料をもらえていなかったので、販売初日に出掛けるのもためらわれて。よく考えるとおかしいよね、どれだけ忙しくても、給料はきちんと決まった日に払うのが筋ってもんじゃないか?それも今回が初めてじゃないし。それを「もらえないと生活できないわけじゃないよね?」だなんて、冗談にしていいことと悪いことがある。なんか怒りを通り越して、今は悲しくなってます。


ようやくお給料を受け取った販売2日目の夕方に向かってみると、なんとビオラ完売。ショック。人気があり初日に売り切れてしまったとのこと。パンジーの黄色と白が約100ポット残っていただけでした…先生に聞いてみると、近所の小中学校にも配達するので、その分販売数が少ないのだと言っていました。


f:id:y-garden:20201106075552j:plain
私の戦利品はこれだけ。オーソドックスなブロッチのパンジー7ポット。


ただね、買えなかったけれど嬉しいことがありました。ビニルハウスの入り口は色とりどりのビオラプランターに植えられて飾られていました。ひとつとして同じ色模様のない、それはそれはカラフルで賑やかで可愛らしい、まるで花屋さんのようなたくさんのビオラでした。
「高校生が育てた、というだけで充分なブランド力があると思います。更に人気のある色模様を充実させれば、県内各地からたくさんの花好きが集まる文化祭になるはずです」
昨年の文化祭後のアンケートに、私はこう書きました。昨年は色のバリエーションが少なく、買う側からすると少し物足りない気もしました。育てる生徒さんも、花色によって成長が違うということが学べるし、開花の楽しみが広がると思いました。私の意見が少し学校に届いたのかな。グレードアップしたビオラを見てそんなことを思いました。


私が蒔いて育てている種たちもすくすく育っていますよ。私も生徒さんたちを見習って頑張らなきゃね。

f:id:y-garden:20201103123411j:plain
アグロステンマ 桜貝の双葉は、大きくしっかりとしてきました。


f:id:y-garden:20201103130916j:plain
1ポットに2粒ずつ、計16粒蒔いた結果、10粒が発芽しました。


f:id:y-garden:20201105205648j:plain
ビオラの方はといいますと、買った種の発芽率が悪すぎてびっくりするくらいです(写真右)。左の写真は昨年咲いた花から種を採ったもの。この差は何なのか、頭の中がはてなマークでいっぱい。


f:id:y-garden:20201105231328j:plain
ビオラじゃない種が紛れ込んでしまったようです。あなた、オダマキだわね。


f:id:y-garden:20201102140148p:plain
今、娘は造園の国家資格をとるために日々頑張っているようです。学校のホームページに授業内容がアップされていました。まだ暑かった頃の様子ですが、ちゃんと水糸を引いて縁石を並べるところです。頼もしいですね。



ーーーーーーーーーーーーーーー

先日の記事にブックマークコメントをありがとうございました。



子どもたちが学校を終えるまでは、時間もお金も思い通りにはいきません。落ち込んだり浮かれたりせず、コツコツと淡々とやっていきたいです。いつか必ず貴女様をご招待します。久しぶりに気が引き締まる思い、ありがとうございます!









秋でもまだまだ花は咲く


f:id:y-garden:20201102140731j:plain
11月に入り、ぐっと寒くなりましたね。昨晩は降水確率が10%だったのに土砂降りの雨になりました。数日前の久しぶりにまとまった雨で乾燥した秋の庭は潤っているので、もうしばらく雨はいらないです。ギボウシ ブルーカデットもこんなに黄金色になりました。


f:id:y-garden:20201102164523j:plain
グリーンフィンガーズのご夫婦から戴いた鉢のギボウシも、休眠に入ろうとしています。品種によって眠りにつく時期はまちまち。水戸の華なんて随分前に眠りについてしまっています。


f:id:y-garden:20201102164813j:plain
掌サイズの小さなギボウシ、ブルーマウスイヤーの葉はよれよれと。1年の疲れが見えるよう。葉モノだけ見ると寂しい秋の庭のようですが、これからが旬の花たちもたくさんあります。


f:id:y-garden:20201102165517j:plain
気温が下がり、俄然やる気を出してきたのは山田ガーデンのバラたち。1番の年長者であるラ フランスには3つの大きな蕾。花を咲かせることができるのは、つまり元気な証拠。何よりです。


f:id:y-garden:20201102165852j:plain
黒点まみれで目も当てられないER アブラハム ダービーですが…

f:id:y-garden:20201102170023j:plain
3日後に見ると、こんなに大きくて立派な花をうつむき加減で咲かせていました。オレンジ色が抜けているので、もう咲いてから2日は経っていそう。葉を消毒するための4L噴霧器は持っているのですが、毎年頑張って消毒しよう!と目標を立てても、薬剤を計って水で薄めて…を時間がない日常にはやっぱりできないんです。ハンドスプレータイプの薬を常備することにしたので、来年こそはしっかり散布したいです。ちょっと気になった時にシュッシュと手軽に消毒できる方が、忙しいガーデナーさんには合っていると思います。


f:id:y-garden:20201103081017j:plain
名前のわからない新苗のバラ、暑い間は成長がストップしていました。ハダニも発生しましたがこれも涼しくなって元気を取り戻し、蕾をつけるまでになりました。


f:id:y-garden:20201102225444j:plain
f:id:y-garden:20201102225503j:plain
スプレーマムも咲き始めました。増えてあちこちから出た芽を整理したこともあり、今年は花が少なめ。咲き始めは赤が強く、咲き進むにつれて黄色になります。
種蒔きをした小さな芽たちも日々成長しているし、まだまだ楽しみは続きます。



ーーーーーーーーーーーーーーー

先日の記事にブックマークコメントをありがとうございました。

「私、この花嫌い。下を向いて咲くから、見ていると憂鬱になる。」
以前、母に言われた言葉です。ずっとそれを気にしていた自分がいました。あんまり好きじゃない、ではなく、ピシャリと嫌いだ、と言ったのです。まったく私のまわりにはものの言い方を知らない人間が多すぎます(苦笑)。寒い時期にぐんぐんと成長する頼もしい姿を知らず、下を向く花姿だけを見てそんなことを言う母を寂しい人だと思います。
普通の植物とは真逆の成長サイクルを持つクリスマスローズは興味深くて、最近は時期になると売り場を必ずチェックしてしまうほどです。高いので小さな苗しか手が出せませんが(笑)。鉢に植えると、下を向く花が鑑賞しやすいのでオススメですよ。

私の夢は園芸店を開くことです。イチゴ屋さんになりたいわけではありません。先日の一件で、転職しようかなとぼんやり考えています。









クリスマスローズ ニゲルの古葉切り


半年以上前の3月に、開花の終わったクリスマスローズのニゲルを職場の方から戴きました。寄せ植えかなにかで使用したもので、一度使用したら本来は廃棄しなければならない決まりなのですが、まだ元気で勿体ないし、買うと高いでしょう?って。


f:id:y-garden:20201030175315j:plain
f:id:y-garden:20201030175351j:plain
4株もあったので大きなテラコッタ鉢を慌てて用意して、まとめてドサッと植え付けました。花が咲き終わっていても1〜2輪返り咲いたので、真っ白なかわいい花を見ることができました。ブロッチ(花弁の中心、芯の周りに出る色模様)のないすっきりとした花です。


f:id:y-garden:20201030220626j:plain
これが現在の姿。何もお世話していないのに元気いっぱいなニゲル。しかし、ニゲルよりテラコッタ鉢に目がいきます。かなり苔むしてます。
ニゲルは他のクリスマスローズよりもひと足早く咲くはずなので、お手入れも少し早めに。葉切りをして、株元に陽が当たるようにしてあげます。


f:id:y-garden:20201030223009j:plain
葉を切ったら、こんなにたくさんの花芽がスタンバイしていました!牛糞を表土に撒いて完了です。
すべて切って何もない状態にするのはちょっと不安なので、小さめの古葉は残してあります。成長に合わせて、追々切るつもり。


f:id:y-garden:20201101184028j:plain
職場の敷地内では山茶花が咲き出しました。この時期から年末、年始にかけて花を咲かせる貴重な樹木なので、山田ガーデンに1本植えたいな、と去年も考えていました。でも心配なのがチャドクガ。毛虫の毛が皮膚に付いただけでヒドい症状が出るらしいのです。もしチャドクガが発生してしまったら…私は何とでもなりますが、小さな愛犬きなこのことを考えると何だか怖くて。
山茶花に発生するということはツバキにも発生します。小さなツバキ ナイトライダーの苗木を育てていた時は恐れ知らずだったのです(笑)。



ーーーーーーーーーーーーーーー
先日の記事にブックマークコメントをありがとうございました。


自分でも解っているのです、これだ!と思ったらその世界に飛び込みたくなってしまう性格です。仕事で重要視しているのは、楽しく働ける勤務内容かどうか。つまり自分ができることかどうかに加えて、初めてのことがあったとしても臆せず前向きに取り組めるかどうか、だったりします。
もちろん収入は多ければ嬉しいですが、気持ちの入らない仕事をしてたくさんお金をもらうのは、私にとっては魅力のないものなのです。
我が家は主人と財布を分けているので、どちらに頼ることなく、最低限の生活費を自分で稼ぐ方式をとっています。でもまだ子供たちにも手は掛かるので、早めに家には帰りたい。つまり楽しくてお金がたくさんもらえて、早く家に帰れる仕事…ってとんでもない好条件が理想となります(笑)。自分でもおかしくて、書いていて笑いそうになりました。








" 好き "を仕事にすると稼げない不思議


好きなことを仕事にする人生は幸せです。私は今まで、その時々に興味があることを仕事にしてきました。お金のために嫌なことを仕事にしたのは一度だけで、作業服を着ての工場事務の勤務。仕事がなくて退屈な日々でした。自由に敷地から出られないことが囚われの身になったような気持ちにもなりました。家庭の事情も重なったことでそこを辞め、好きなことを仕事にしたい一心で、現在のイチゴ農園で働いているわけですが…

どんなに一所懸命働いても県最低賃金のまま、時給が上がらない。会社ではありませんから、求人情報を見る限り農業手伝いはどこも低賃金のようです。季節によっては仕事がないので、収入がほぼないような月もあります。園主さんが忙しくて、お給料が決まった日にもらえないことも。「今すぐもらえないと生活できないわけじゃないよね?」なんて冗談めいて言われた時は苦笑いするしかありませんでした。
困ってもうひとつ園芸店のアルバイトも掛け持ちしていますが、2つの収入を合わせても生活するには足りません。働いても充分な収入を得られない、こういうのをワーキングプアと言うのでしょうね。
ただ、どちらも仕事内容は最高に楽しい!楽しいから収入は少なくても構わない。そういう考えもありますが、そうも言っていられない現実にぶつかりました。だから悩むのです。


f:id:y-garden:20201029113446j:plain
太陽の位置がずいぶん低くなりました。写真を撮ると影が濃いです。蕾をたくさんつけているイソギク


f:id:y-garden:20201029141432j:plain
好きなことを仕事にするなと言われるのは、嫌なところを見て幻滅しないように、でしょう。幻滅はしていませんが、どうも農業の仕事はスキルがいらない、誰にでもできる簡単なものだと見られているふしがあるように感じます。新型コロナウイルス感染拡大を期に、第一次産業は人々が生きていくうえで最も基本で大切な仕事だと認められて、それに値するような報酬がもらえる日が早く来ることを願います。でないと去ってゆく人ばかりになってしまいます。


f:id:y-garden:20201029152123j:plain
今年も白イチゴを細々と育てることにしました。苗は昨年の親株そのままなので、元気に育つかどうかはわかりませんが…


f:id:y-garden:20201029152205j:plain
葉やランナーをきれいに整理して、肥料を。



ーーーーーーーーーーーーーーー

先日の記事にブックマークコメントをありがとうございます。

本当に面白いペチュニアがあるものですね。気温や肥料の量、苗の成長具合などで色の入り具合が変わってくるのでしょう。実は、挿し芽したものがしおれてしまい、失敗に終わりました(汗)。親株を春まで大切にするしかなくなりました。エアコンで部屋を暖めると乾燥するので、うどんこ病になりそうで心配です。









ペチュニアを冬越しさせてみる


f:id:y-garden:20201025071821j:plain
色褪せたトレリスに合わせて体の色を変えているカエルを見つけて、ほっこり。丸々としていて可愛らしい。癒やされます。


f:id:y-garden:20201025072105j:plain
ビバーナム オノンダガの紅葉。実は逆側の方がもっと赤くてキレイだったりする。

f:id:y-garden:20201025195914j:plain
庭木は花の素敵さで選ぶのもいいけれど、紅葉がキレイだから、という選び方もありだと思います。


f:id:y-garden:20201027081331j:plain
先日種を蒔いたアグロステンマの発芽が、もう始まりました。蒔いて5日で芽が出るなんて驚きです!
抜けるような青空のもと、お昼のお弁当を食べながら、遠い我が家の庭の種や小さな芽たちを想います。一瞬一瞬を見届けたいけれど残念ながらそうもいかない。だからどんなに忙しくても土が乾いていないか、だけは毎日チェックしています。


朝晩は10℃を下回る日も出てきました。夏花ペチュニアは疲れているもの、まだ咲けそうなものとがあります。そろそろ整理をすることにしました。




f:id:y-garden:20201026211722j:plain
5月に買ったばかりの頃はクリーム色が強くて、ほんの少しピンク色が入っているだけのペチュニア、切り戻すと模様がハッキリしてきて可愛らしかったひと株。左上から時計回りに、半年でこんなに色味が変わりました。同じペチュニアとは思えませんね。


f:id:y-garden:20201026210102j:plain
苗の値段は安いものでしたが、来年も咲いてほしいので室内へ。伸びた茎を短く切り、下の葉を取って、同じ鉢の中に挿しておきます。うまく根が出れば、たくさん芽が増えた状態で春を迎えることができます。


f:id:y-garden:20201029110929j:plain
親株から元気の良いところを切り取り、挿し芽して小さな状態で冬越しさせる方が場所をとりません。


f:id:y-garden:20201028065013j:plain
大きな鉢はまだ咲けそう。もっと寒くなったらこのまま室内へ取り込みます。
ベタベタするから好きじゃなかったのにね。なんでも育ててみないと良さは分かりません。




ーーーーーーーーーーーーーーー

先日の記事にブックマークコメントをありがとうございました。


バラの鉢にコガネムシの幼虫が潜んでいたことは初めてではないのですが、やっぱり見つけた時は心臓が止まりそうになりました(笑)。庭で倒れるなら本望ですけれど、コガネムシショックはいやだなぁ。
バラはたくさんの方が力を入れて育てていますから、ノウハウみたいなものはたくさん溢れています。自分に合ったやり方で無理しないことが一番だと思います。









またもやコガネムシに泣かされる〜ER チャールズ ダーウィン


またしても、こんなタイトルです。バラを元気の良い状態で夏越しさせることのできない山田ガーデンです。結局マメな薬剤散布なんてできやしない。仕事で忙しいから、雨が降る予報だから、気温が高すぎるから。なんだかんだと理由をつけている間に、バラはあっという間に黒点病で葉を落とし出す…
バラを育てるのは難しいという概念を打ち砕きたかったけれど、今は打ちのめされている、といったところ(笑)。

イングリッシュローズの生みの親であるデビッドさんが亡くなったのを知り、2019年の年明けに迎え入れたバラがあります。ER チャールズ ダーウィンです。

f:id:y-garden:20201024180229j:plain
2020年5月の開花 品があって美しい、のひとこと。

f:id:y-garden:20201020180008j:plain
夏を過ぎて新しい葉を出してきたのも束の間、10月の長雨にバラバラと葉を落とし、それから動きがなくなりました。
これは手を入れないと…と鉢の中いっぱいに生えたスミレを抜いたら、土がフワッとした感触…スミレの根がするっと楽に抜けたのです。あ、これはヤバイやつだ、と瞬時に分かりました。


f:id:y-garden:20201020180036j:plain
f:id:y-garden:20201020180054j:plain
枝は黒く、シワシワに枯れています。


f:id:y-garden:20201020180129j:plain
f:id:y-garden:20201020180145j:plain
継ぎ目を持って引き抜くと、想像どおりの幼虫が出てきました。くるんと丸まったコガネムシの幼虫は、1円玉くらいの大きなヤツ!全部で12匹。こんなにたくさんの幼虫が土の中で動き回っているんだもの、土だってフカフカになっちゃうはずだよ。



f:id:y-garden:20201024064244j:plain
そう、あれは3年前。どうも芽の動きがないアブラハム ダービーの鉢の中も、コガネムシの幼虫だらけでした。でも復活してくれた。


f:id:y-garden:20201020180221j:plain
白根はありません。すべて食べ尽くされました。


f:id:y-garden:20201020180249j:plain
鉢をサイズダウンして植え直し、枝はすべて短く剪定しました。なぜ鉢を小さいものにサイズダウンするのか、それは根っこが少ないのに大きな鉢に植えていたら、鉢の中の水分が多すぎてしまうからです。スミレも一緒に植え替えたのは、ちょっとした遊び心(笑)。もしくは現実逃避とも言います(笑)。
そしてすぐに車を走らせ、オルトランを買いに行きましたとさ。それも値段の高い、青い袋のDXをね!


f:id:y-garden:20201023113417j:plain
HT マルシェルブも調子が悪く、鉢から抜いてみたら、こちらも白根がなくなったところから復活中のような状態だったので、同じように鉢をサイズダウンしました。
なんとか白根が張ってくれることを祈るばかりです。
そしてもっと頑張れ、私よ。



ーーーーーーーーーーーーーーー

先日の記事にブックマークコメントをありがとうございました。


牛乳パックの名札は本当にグッドアイデアでした!油性ペンも、もっと耐久性のあるものを開発してほしいですね。紫外線に当たるとすぐに消えちゃうんだもの。
庭作りを始めた時に、ホームセンターでしこたまクルミの殻を買い込んで、雑草よけに敷き詰めました。6年経ち、割れたり土に帰るものも多くなりましたが役目は充分果たしてくれています。雑草を抜く労力は少ない分、他の作業ができるので助かっています。
植木鉢や茶碗を細かくして敷くのも、モザイクのようでいいですね。ただ、手を切らないようにお気をつけくださいね。









ビオラに続く秋の種蒔きとこぼれ種の発芽


今年の10月は雨や曇りの日が多くて、東京では雨が降らなかった日が3日しかないのだそうです。こちらも同じ関東地方ですから、同じように天気の悪い日が多いです。
陽射したっぷりな良い天気の日はもうじっとしていられない!やることはたくさんです。


f:id:y-garden:20201020151749j:plain
ビオラに続いて毎年恒例の秋蒔き。オルラヤ、セリンセ、そして何故か土手に咲いていた園芸品種の紫色のポピーの種を戴いてきて蒔きました。


f:id:y-garden:20201022120341j:plain
そして春に咲かせたアグロステンマ 桜貝の種も保管していたので。名札はとにほ(id:toniho)さんのブログを参考に、牛乳パックを切って作りました。なんで気付かなかったんだろう、これすごくイイです!

すらりと背の高い美人さん、うまく発芽できますように。失敗してもまたポット苗を探しに行きます!


f:id:y-garden:20201020175140j:plain
少し前に蒔いたビオラは5mmの双葉になりました。買った種の発芽がまばらで、時間差で芽を出したりしています。現在の発芽率は70%といったところ。あまり良くありませんね。
昨年は娘の通う農業高校の文化祭でビオラとハボタンを買いましたが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のために早々と中止の連絡が。でも放課後に販売してくれることになったので出掛けるつもりです。5mmのビオラじゃあ、花が咲くまではそうとうな時間が掛かりそうですから(笑)。


f:id:y-garden:20201022120701j:plain
f:id:y-garden:20201022120722j:plain
こぼれ種や採り蒔きで芽を出したものには、自然の力強さを感じます。自分に合った環境で芽を出すので、何の心配もいりません。これはニゲラ。自分で種蒔きをしたらうまく行かなかったので、もう自然に任せることにしました。


f:id:y-garden:20201022120735j:plain
つるバラ ブラッシュノアゼットの株元にはラークスパーの芽。これも自然にこぼれたり採り蒔きしたりしたもの。


f:id:y-garden:20201022120925j:plain
夏場は木陰に置いていたオダマキの鉢も、そろそろ陽の当たるところへ出しましょう。この鉢の主だったクランベリーが枯れてしまい、どこからか飛んできたオダマキが、何食わぬ顔で代わって主になったというひと鉢。


f:id:y-garden:20201022122211j:plain
でも時々はこうして表土の小さな芽や落ち葉などをキレイにしないと、ただのもしゃもしゃした荒れた庭になってしまいます。芽を出して欲しい場所、出て欲しくない場所は線引きが必要です。



ーーーーーーーーーーーーーーー

先日のブログ記事に、ブックマークコメントをありがとうございました。


最近にわかに人気が出てきているらしいホトトギスは、花の少なくなる秋には重宝します。和と洋の植物を組み合わせて庭に植えていますが、秋に咲く花は、断然和の植物の方が種類が豊富です。一見奇抜な模様にみえますが、やっぱり主張し過ぎない山野草の良さがありますね。
毎年そうなのですが、ホトトギスの記事を書くと、読んでくださる方の数がぐっと減ります(笑)。この良さ、たくさんの人に知ってもらいたいなぁ。