山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

小さな白い花〜ルビーサンザシ



チューリップの芽出しに春の訪れを感じたのが、遠い昔のよう。強い陽射しに汗だくになる日もあり、もう初夏の陽気ですね。
半日陰にはスズランの芽がニョキニョキと出てきました。
とにかく増えて増えて、地下茎が網の目のように張っているから、周囲を掘るとすぐに硬い地下茎にぶち当たる。一度掘り出して散らばった芽を整理したほうがいいのでしょうね。
これまた同じ場所に増えるホトトギスも少し抜いて、風通しをよくしました。



秋の代表花、大好きなホトトギス山野草の部類ながら、放任でよく育つ植物です。
実は小さな種類を増やしていました。チャボバホトトギスとダルマホトトギス。はい、どちらも値下げ品です。
新葉のツヤがスゴいチャボバ、タグには "チャボ" とありますが、チャボとは全くの別物で、これはチャボバホトトギスだと思われます。咲いていた時の花の色が全く違うものだったもの。



チャボバに比べると芽出しも遅いダルマホトトギス。なぜなら花が咲いても10cmに満たない背丈だから。本当に小さなホトトギスです。


ビーサンザシの可愛らしい花が咲きました。ほら、年末に迎え入れた、大きな赤い実がなる庭木です。


3月16日、落葉した枝先にはたくさんの芽が膨らみ出しました。1月の終わり頃まで赤い実をつけていたのに、3月には芽吹くのだから、ほとんど休眠することがない!なんてタフな木なんでしょう!



芽吹きから1カ月後には蕾が。




そしてもう開花です。この可愛らしい花を待っていました!ピンクのシベがみんな上を向いていて愛らしい雰囲気。なぜか、かわいい10代の女の子がまつ毛をばっちりカールさせた姿が思い浮かびました(笑)。バラ科なので、ウメやモモ、イチゴによく似た花です。
私が育てているのは全高40cmほどの小さな鉢植えですが、花もかわいい、実もかわいい、全体的に可愛らしい木です。なぜ売れなかったんだろう?
私も店舗で働いているから出会えたわけで、まだまだ知られていない素敵な木はたくさんあるでしょう。毎日が勉強です。








小さな青い花〜ベロニカ ミッフィーブルート



ほぼ咲き終わりのチューリップ ガボタの鉢に、なにやら小さな青い花。ベロニカ オックスフォードブルーミッフィーブルートでした。
でした、という言い方をしたのは。



チューリップの球根を植えた時に、土だけの植木鉢では寂しいと思って、以前寄せ植えに使ったなんだか分からない小さな葉っぱを一緒に植え込みました。
もう何年も前からあったものでしたが、名前が分からなくて。「なんだか分からないけれど雑草ではない草」、としか覚えていなかったんですね。しかも斑入り葉だったのに、先祖返りして緑色の葉になってしまったし、もちろん花なんて咲いたこともなかったんです。存在すら半分ないような感じでした。



これが元の親株。こっちにも初めて花が咲いていました。しかし、咲いているのは先祖返りした緑の葉の先。この花がもっと早く咲いていたらベロニカだと分かったものなのに…。しかし今まで何年も斑入りの葉に花が咲かなかった理由も、これでなんとなく理解しました。



過去の写真を探したら出てきましたよ!2018年11月に寄せ植えにしていました。庭にあるものは全部把握しているはずだったけれど、小さな青い花が咲いたことで、消えかけていた存在が大きなものになりました。





よく見ないと分からないくらい小さな花たち。今日も庭ではひっそりと咲いています。








ジギタリスの鉢植え


暑くなったり雨降りだったり、気温もジェットコースターのように目まぐるしく上下するこの頃。
今日は曇りで空気はひんやり。庭作業はお休みして、これから市外のHCへドライブしに行く予定でいます。


数年前までジギタリスがあまり好きではありませんでした。ベル状の花弁の中のブロッチ模様が気味が悪くて。植えてみたはいいけれど、半日陰中心の庭、咲かせたい場所に植えるとうまく育ってくれませんでした。
そんなジギタリスの種が芽を出したのは、植えた場所よりはるか遠い、陽当たりの良過ぎるほどの南側の軒下でした。

昨年見事な花穂を上げてくれた時は反省しました。私が咲かせたいと考えていた場所は、ジギタリスにとってベストな環境ではなかったのに、それでもそこになんとか留まって欲しいと思ったこと。太陽の光が必要な植物を半日陰に植えるだなんて、可哀想なことをしてきたこと…


濃い色のジギタリスも見てみたくてポット苗を買ったはいいけれど、狭い庭です。陽当たりの良い場所は先客に奪われ、どこへ植えたらいいものか悩むこと数日。




直径30cm以上ある我が家で1番大きな鉢に、まとめて全部植え!これで4株です。育てたことがある方はお分かりでしょう。ジギタリスの4株はかなりの迫力です。これなら開花するまでは陽当たりの良い場所に置いておき、咲いたら好きな所へ移動できるもんね。



もう花弁が色付いていて楽しみ。



昨年立派な花を見せてくれた株は、やっと花穂が上がったところ。こちらはバラの開花時期に合いそうです。



球根のパッケージの写真から、濃いめの黄色が咲くのだと思っていた原種チューリップ ホンキートンク。柔らかな黄色でした。背が低めで、ちょうど暗い日陰にぽっ、と色を灯してくれています。後ろのスカシユリも逞しい。



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いつもブックマークにコメントをありがとうございます。


庭のどこに何の植物が植えてあるか、庭の見取り図を書いて管理しているのですか?とコメントを戴きました。パソコンで図面を書いてます、とカッコよく言いたいところですが、そこまでマメではありません(笑)。植物を買った時に付いているタグを挿しっぱなしにもしたくないので、ひたすら記憶!狭い庭ですから、何がどこに植えてあるかは全部頭に入ってます。
油性マジックで書いた名前は、いつか薄くなり読めなくなりますね。アルミ板や銅板に、尖ったもので引っ掻いて植物の名前を刻む、という方法がありますがいかがでしょうか?

憧れていたプリムラ オーリキュラが店に入荷してきたのは本当に偶然で、私たち店舗で働くスタッフは、入荷日当日まで何の花が入ってくるのか知ることはないのです。本社のバイヤーさんが仕入れを担当しています。
だからなぜオーリキュラが入荷してきたのか、今でも謎です…
オーリキュラの育て方をネットで検索しまくる毎日です。夏越しさせるために冷蔵庫に入れるのは難しいですが(笑)、クーラーボックスならできないこともない、と真剣に考えてます(笑)。








プリムラ オーリキュラがやって来た!


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地方のHCに、まさかこの花が入荷してくるとは夢にも思いませんでした。入ってきたのは3種類。いつかこの目で見てみたいと思っていた憧れの花、プリムラ オーリキュラです。
花の入荷日当日、一覧リストを見ていてこの名前を見つけた時、ちょっと頭が思考停止しました。

私が選んだのはマリアという種類。真ん中はまあるく黄色、濃い紫の縁はやさしい薄い紫のトリカラーです。葉は肉厚で多肉ほど硬くはなく、軟らかいアロエみたいな感じ。財布に余裕があるのなら全種類欲しかった。でもうまく育てられるかもわからないし、一番気に入った色合いをひとつだけ選びました。


植物に関するブログを書いていると、さぞかしうまく植物を育てているのだろうと思われるでしょうが、私が選ぶ植物は丈夫で放任OKが基本。難しいものはひとつもないんです。
すでに寄せ植えの先生には「きっと枯らしちゃうわ(笑)」と言われています。夏場どれだけ涼しく管理できるか、がうまく育てるコツのよう。それもそのはず、オーリキュラはヨーロッパで1600年代から愛されてきた、由緒正しき山野草なのです。
調べれば調べるほど、私のような人間の手元に迎えるなんてお門違いのような気もしています。まずは花を愛で、それから気合いを入れて夏越し!頑張ります。







病気と害虫


暖かくなり、夏日も連続してあったここ数日、植物には虫や病気が現れ始める頃ということで、薬剤を探しにいらっしゃるお客様が増えています。ネット検索に慣れている方は、ご自身で目星を付けて来店されるので話が早いのですが、頼まれて買い物に来た方や、全くお世話をしていない方となると、なかなか言葉だけでは推測できないこともあります。それを理解するのがお前の仕事だろが、と主人には言われますが…なので、スマホで写真を撮ってきていただけると助かります。植物の名前も覚えてきていただけたらベストです。よろしくお願いします。


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ゲウム リバレが今年はたくさん咲いています。5年前に、宿根草の販売で有名なおぎはら植物園さんから宅配便で送ってもらいました。和名はダイコンソウ。確かに葉が大根の葉のような形をしています。
陽の当たらない場所に植えていたので花があまり咲かず、思い切って掘り出して移植したら、こんなに花が咲くようになりました。背丈は15cmほど。


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ゲウムの中でもあまりメジャーではないこの品種を選んだのは、その当時、人の庭にはない珍しいもので庭を作りたい思いがあったから。今でも少しその思いは残っていますけれど、当時ほど偏りはなくなりました。


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ハナニラも全盛期。実は後ろから見るのがオススメ。ラインが入っていてキレイなんです。


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アジュガ チョコレートチップも咲き出しました。後ろの貫板などは、夏日の暑い中でせっせと片付けました。


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売り場に並んだキルタンサスは、温室で咲かせて出荷されるものだから、再び咲き出した今が本当の開花時期なのでしょうね。こぼれ種のラークスパー(千鳥草)がもの凄く元気に伸び出しています。



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そうそう!とても高価な花が仲間入りしました。ラナンキュラスラックスのピュタロス。寄せ植えの先生がプレゼントしてくださいました。


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なぜこんなに高価なのか分からない。でも巷では人気があります。なぜ?


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今年こそちゃんとバラの消毒をすると決め、4月頭にサプロールを噴霧しました。これから秋まで月に一度やるつもり。もっと短いスパンでやるべきなんでしょうが、ほぼ無農薬栽培だった昨年よりは良い結果になるんじゃないかな。雨が降りそうだから、風が強いから、忙しいから…そんな理由で予定を延ばし、惨状を見てため息をつくのは終わりにします!
しかし、休みの日にバラの新芽を眺めていると、次から次へとあらゆる虫が飛んできて心臓に悪いこと!殺虫剤はたくさん撒きたくないから、今はオルトランDXだけ使用して、アブラムシやチュウレンジハバチの幼虫、バラゾウムシは見つけたら捕殺しています。
マダムアルディの新芽は毛が生えていてふわふわ。ずっと触っていたいくらい。丸い葉もかわいい。









キューガーデンから生まれたプリムラ〜キューエンシス


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カラフルで賑やかな庭になってきました。考えていたより子供っぽくなってしまったなぁ。たまにはいいか。


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憧れていたチューリップ ガボタも開花です。この色、やっぱり素敵!


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確信が持てなかったチューリップは、私の記憶通り、マンゴーチャームでした。一回り小さな花でも懸命に咲かせてくれたのだと思うと感慨深いです。


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怖いくらいに広がりつつあるアジュガ チョコレートチップ。ランナーを伸ばして1年で3倍くらい広がりました。これは相当危険な植物ですな。


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昨年はじゃがいもに挑戦、今年はロメインレタスを育てます。おままごとのような数ですね。正統派シーザーサラダってロメインレタスを使うらしいですよ。
野菜苗といえば先日、なすの苗を買っていったお客様からクレームがあったそうです。「萎れたから別の苗と取り替えてよ」だそう(汗)。
ウチのお店は親切なので取り替えてあげるようですが、どちらも何かが違う気がします。


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人気がなくて買い取ったプリムラ キューエンシスを、やっと植え付けました。白く粉を吹いた葉を見ると、桜草だと分かります。この黄色い花が小さすぎて嫌厭されたんじゃないのかなぁ。鼻を近づけると、かすかにレモンの香りがします。
キューと聞くと、私の憧れであるイギリスのキューガーデンを連想しますが、どうやら本当に関係があるみたい。キューガーデンで自然交配して発見された品種なのだそう。


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先日夜中に、NHKの "地球ドラマチック "という番組で、キューガーデンのロックダウン中の様子やその後を放送していました。その時すでにキューエンシスは我が家に待機していたので、偶然に驚いてしまいました。
ロックダウン中のキューガーデンは、ボランティアも入れないため、スタッフだけであの広い敷地を管理していました。パームハウス前の花壇の手入れも樹木担当チームが行ったり、アメリカの昔の草原を再現するため種を撒いたり、大きな樹木に薬剤散布をしたり…人々の活動を止めても、生き物の世話は止めることはできませんからね。とてもいい番組でした。








球根植物の開花、ギボウシの芽出し


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起床して窓から庭を覗いたら、スイセン タリアがあまりにも美しくて、カメラを持って庭に出ました。
昔はパジャマのまま、庭に出ることもよくありましたが、周囲に家が建ってしまったので、もうできなくなっちゃった。


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チューリップも咲き始めました。いろんな品種が混ざった球根なので、咲く時期がバラバラ。赤系から咲き出しました。

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今年は原種チューリップの方が開花が遅いの。やはり冬が例年より寒かったからでしょうか?


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数年前に植えたマンゴーチャームだと思っていた球根は…本当にそうなのか、咲いても確信が持てないでいます。


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スイセンラニューム。確か昨年は蕾を付けなかったので嬉しい。


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ジンチョウゲの花は、にぎやかな球根植物の花々とバトンタッチ。急激に新葉を広げだしています。ジンチョウゲの開花時期に葉が傷んでいたり、落葉したりしているのを見かけますが、それは開花と古葉の落葉、新葉の伸び出しがほぼ同時だからなのですね。花が咲くまではキレイな葉が、急になぜこんなに汚くなるのか?と正直思っていました。
育てて始めて知ったことです。


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ツバキ 式部の開花。蕾が無事に開いてほっとしています。枯れゆく蕾をナイトライダーでは何度も経験しましたから…



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大好きなギボウシも芽出しの季節。昨年より1週間遅れ。


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ミニ三兄弟。文鳥香、ブルーマウスイヤー、ハンズアップ。ハンズアップは芽出しに合わせて鉢増ししました。



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やっとやっと庭の動線に立っていた2間もある脚立を片付け、庭が広くなりました。









栃木県下都賀郡壬生町 海老沼邸のクリスマスローズ〜オープンガーデン2022


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シラユキゲシが今年も姿を見せてくれました。これはちょうど1年前に、寄せ植えの先生のオープンガーデンにお邪魔した時に分けていただいたもの。水分を多く含んだ柔らかな感触ながら、強いと言われていた通り、ニョキニョキと出てきました。
その先生宅が開催するオープンガーデンへ、今年もお邪魔してきました。今回は10年目の節目の年だそう。私は2回目の訪問。たくさんの花好きさんが既にいらっしゃっていて、賑やかでした。

「ブログに場所と私の名前を出したらいいわよ!」のお言葉に甘えて、タイトルに先生のお名前をどーんと出させて戴きました。


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よく咲くスミレ虹色スミレは通常のビオラより花が大き目なので、華やかですね。今回はこのよく咲くスミレ虹色スミレのローズ色が、至る所で効いています。

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同系色で濃淡をつけた組み合わせが素敵。


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正面のカーポートには、20年以上経っているという古株のクリスマスローズ。とても元気そう。クレマチスの芽が上に向かってたくさん!


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噂に聞いていたガーデンシェッドは、先生がひとりで組み立てたもの。完成までの裏話を聞いているだけに、感激もひとしお…


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足元の植栽って、すごく気になるところ。錆びたアイアンがいい味を出しています。


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小径の両側はたくさんのクリスマスローズ。そして上部にはクレマチス アーマンディが満開。昨年は突き当たりにもアーマンディのつるがありましたが、ばっさり剪定されていました。


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とにかくたくさんのクリスマスローズが陽に照らされて、美しいこと!


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今年のテーマは赤毛のアン。これも全部彼女がひとりで作ったお部屋。


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手のひらサイズの小さなブック型ポットには、これまた小さな多肉が丁寧に植えられて。


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さらに奥には、素敵な景色が広がります。


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鮮やかなピンク色の蕾はハナカイドウでしょうか。


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クリスマスローズって下を向いて咲くことが多いですが、たまにこうして顔を上げて咲いているものがありました。


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「人に喜んでもらうことが嬉しいの」と、以前お話している時に先生がおっしゃっていた言葉が忘れられません。こちらがお庭にお邪魔させていただいているのに、ミニボトル栄養剤を訪問者全員にプレゼントしてくれたり、小さなお子さん用として別にお土産を用意していたり。オープンガーデンも10回目とはいえ、体調を崩したりしながら様々な準備は大変だったことでしょう。
それを微塵も感じさせることなく、いつもにこにこと仕事をしている先生には頭が下がる思いです。
花好きさんは、皆幸せな気分で帰路についたはず。





【2022年4月16日 修正】



チューリップの蕾、スイセン タリアの開花


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雨上がり。むちゃくちゃ寒い。庭に出ると、待望のチューリップの蕾を見つけました。何年も前に植えたものが復活したりして、今までにない賑やかさ。
これは数年前に植えたマンゴーチャームだと思う。


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真っ直ぐに細い蕾を伸ばしているのは、ここ毎年赤い花を咲かせてくれるスラワ。2016年晩秋に植えた球根です。半日陰の庭では毎年花を咲かせてくれるチューリップは数少ない。この球根は頑張ってくれています。



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これも毎年安定して開花してくれる、原種チューリップのステラータ。初めての原種チューリップでした。2018年お正月過ぎに植えたもの。


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花が咲けない、葉だけのものも、庭に散らばっています。いつかは掘り上げて何とかしなければ、と思っているのですが、葉が枯れると何がなんだか分からなくなって、いつもそのままにしてしまう…
チューリップの球根を掘り上げるかどうかは意見が分かれるところでしょう。私はもうやりません。その労力と時間がないのです。今は葉だけでも、何年か後にぽつりと咲いてくれれば充分です。


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スイセン タリアは花弁が開き始めたばかりで、まだクリーム色が強い。


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寄せ植えの中から咲いたチューリップは八重咲き。来年も咲いてほしいなぁ。









寄せ植えはバランスが命


職場のセール期間が終わりました。なんだか今月のセールは天気が悪い日が重なったりして、あまり売れなかったな。
期待していたバラの大苗も新苗も動きがなかったし、化成肥料や油かすの大袋もイマイチ。たくさん積んでおいたんだけどな。逆によく売れたのは芝の目土、そしてガザニアペチュニアサントリーサフィニア!もう夏の花ばかりじゃないか!季節感がおかしくなるよ!



そうこうしているうちに寄せ植えの中に仕込んだフェアリーチューリップが開花していました。後ろに写るゴミ袋が残念ですが(笑)。


首が短くて、寄せ植えにとてもよく合う。寄せ植えってバランスが大事で、チューリップの芽が伸びてきた途端に崩れてしまう。



これは6年前、2016年の写真で、ビオラの鉢の中に同じようにチューリップの球根を仕込んだもの。横からの全体像ではないので分かりにくいですが、浅い鉢に背の低いビオラとギュンと上に伸びたチューリップ。どうみてもアンバランスでしょ。ガーデニングを本格的に始めた頃にやってみた1鉢でしたが、これ以来チューリップは他の植物と混栽せずに、単体で咲かせるようにしてきました。
背の低いチューリップの球根を見つけたので、今回久しぶりにやってみたわけですが、うまくいきましたね。



10球10種チューリップもかなり伸びてきています。



昨年のムスカリも数多く咲き出しました。



そして待望のスイセン タリアは、開花まで秒読み段階に。首が折れてきたから、そろそろですね。



種を蒔いて育てたビオラには、実はこんな色もありました。線の細いオーソドックスな紫色。6ポットできたので、庭のあちこちに植え込みました。



キルタンサスとユーフォルビアを大量に植え込んだ南側の通路は、ぐっと賑やかになりました。植えるスペースがない、と言いながらも使っていない場所はあるものです。ないことに目が慣れてしまっているだけ。まだまだ育ててみたい植物はたくさん。まだ植えていないポット苗もたくさん(汗)。