カリフォルニアの山火事で、広大なブドウ畑が焼失してしまったニュースは、かなりショッキングでした。
山田ガーデンはお酒はほとんど飲みませんが、カリフォルニアが有名なワインの産地だということは解ります。
そして頻繁に山火事が起きていることも。なぜなのでしょう?自然発火してしまうということですよね。
テレビのニュースで聞き「えっ?」と驚きだったのは、実はカリフォルニア州にはユーカリの木が多くある、ということ。
すぐにピンときました。火事の原因はユーカリだったのです。
ユーカリは油分の多い木で、葉からは引火性のあるガスを出すことを、小さなユーカリ グニーの苗木を買ってから知りました。
太陽に届きそうなほど高く伸び、自然発火を引き起こします。"燃えてしまう"のではなく、自分で"燃やしてしまう"のです。
では、何のために?
それは子孫を残すため。
ユーカリの種は、高温に晒されて初めて弾け飛びます。山火事を起こすことは、ユーカリが生き残るためには必要なのです。
炎とは切り離すことはできない木だとすると、カリフォルニアの山火事は、ユーカリを選んで植えてしまった人間のミス、だということになります。
どんな風に育つのか、どんなことに利用出来るのか、また逆にどんな弊害が生まれるか。昔の人間は知らずに良かれと思って植えたのでしょうが、無知ほど恐ろしいことはありません。
軽々しくあれこれ調べもせずに植えてしまうのは、やっぱり怖い。せめて自分の庭には計画的に植物を植えよう、と思ったのでした。