寒い寒い日曜日でした。
雪雲が山から流れてきて、ちらちらと雪が舞いました。
週末はあっという間に過ぎ去り、また1週間が始まる。憂鬱。
作業できたのは、鉢植えの水遣りとアーチのブラッシュ ノアゼットの枯葉取りだけ。
ブラッシュ ノアゼットは半常緑性のバラなので、新雪とは違って全ての葉が紅葉して落ちるわけではありません。昨年も冬色になりながらもそのまま葉をつけていたので、新芽が芽吹く直前まで古い葉を付けたままにしていました。
今年はつるが長く伸びたので、誘引をし直して、余計な枝を整理しなければならないため、むしり取りました。軽く引っ張って取れるものだけね。今後も何回かに分けてキレイサッパリさせていきます。
"この時期にはこの作業をする、花が咲き終わったらこうする…"
様々な決まり事があることが面白いと思っていたバラ栽培ですが、少しずつ自分の気持ちが変わってきていることを感じています。
バラ育苗家の方々でさえ、ひとりひとり意見が異なる栽培法。新苗(赤ちゃん苗)の花を咲かせるか摘み取るか、接ぎ木の接ぎ目を土に埋めるか埋めないか、寒くなったら葉をむしるか自然に任せるか…
どれも一利ある。どれが正しいの?
結局行き着いたのは、より自然な作業方法でした。バラに対して無理なことはしない、痛めつけないということが1番なのではないか、と。
新雪を植え付けて初めての冬を迎えた時、艶々の青い葉を懸命にむしり取りました。だってむしり取れって本に書いてあったんだもの。もちろん落ちようとしていない元気な葉です。枝先に行けば行くほど元気です。枝先に養分が集中して伸びようとしているのですから、当たり前です。
無理に取り去った跡は、まるで私たちが怪我をした時のように見えました。おかしいよね?ここまでしなきゃきれいな花が咲かないなんてことがあるんだろうか…
それがより自然な栽培を模索するきっかけだったように思います。
薬品は使っています。完全に無農薬で育てられるほどの腕はありません。でも定期的にしっかりやるわけでもなく、夏頃からは気が抜けてほぼ無農薬状態(笑)そこはもう少し改めなくてはね。自然な栽培と放任は紙一重だから。