細い細いバレリーナ。たいして陽が当たる場所でもないのに、 葉がちょこんと伸びてきて、実に頼もしいバラです。
山田ガーデンは本当にこのつるバラが好きです。小さくて愛らしい一重咲きが集まって咲く姿は、知らない人が見たらバラだと思わないかも知れません。
豪華な巻き巻きのバラも素敵ですが、こんな素朴なバラがあっても、箸休め効果でほっとできたりします。
スタンダード仕立てのピエール ド ロンサールは、毎年剪定に悩まされています。どれだけ切っていいものか判らない。枝も年を取って固くなってきています。
昨年のまともな写真がこれしかなかった…
1期咲きだから1年に一度しか見られない花なのに、何を撮っていたんでしょう。我ながら信じられない。甘い香りが漂ってきそうですが、残念ながら香りは全くありません。
バラの芽が膨らんで来ると、嬉しくてワクワクする気持ちと、遂に動き出したな…とピリッと引き締まる気持ちが交差します。
昨年の過ちを繰り返さないように。昨年よりもっと良い庭にするために。
頭の中で色々な考えが走り出します。
それはもう、ゆったりと趣味を楽しむ域を間違いなく超えていて、自分でも可笑しくなるくらい真剣なのです。
今という時はもう戻っては来ない。だから今を蔑ろにしてしまったらもったいない。出来るだけのことをして、後悔だけはしないように…
もうひとつのローズ、クリスマスローズの開花を、全国のガーデナー様のブログで目にする時期。
山田ガーデンはもう少しです。