山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

西洋のエノコログサ~ラグラス オバタス


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ビバーナム オノンタガの鉢が騒がしい。鉢主のことではなく、その株元。朝は氷点下の気温が続いているというのに、青々とした葉が根元から四方八方に伸びています。

一見雑草にしか見えませんが、実はこれ、ラグラス オバタス。バニーテールとも呼ばれる、ウサギのしっぽのようなかわいい穂が特徴のオーナメンタルグラスです。

通常サイズと矮性サイズがあり、山田ガーデンのラグラスは通常サイズなので、膝丈ほどに大きくなります。

 


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この穂をちょん、と切り取り土に埋めておくだけで、必ず芽を出してくれます。

穂を楽しむグラス類はほとんどが一年草で、冬には枯れてしまいますが、このひと手間で春へと命を繋ぐことができます。ま、西洋のエノコログサ (ねこじゃらし) を大切に育てている日本のおかしな人って感じでしょうか(笑)。

 


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秋近いある日の写真。近所で撮ったエノコログサです。やっぱり好きなんだわね、エノコログサが。

ここはアスファルトで舗装されてしまったので、もう同じ風景は二度と見られません。

 

 

雑草は季節の移り変わりを教えてくれる、大切なバロメーター。海の向こうの庭でも、元気に伸び出したエノコログサを見守るガーデナーがいるかも知れません。

春はもうすぐです。