山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

生きづらい世の中


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ビオラが花盛りです。今年は種を採り、命を繋いでいこうと思っています。この植木鉢は自分でペイントしたもの。いつ買ったのかも判らないくらい古ぼけた鉢でしたが、アクリル絵の具でペイントしてからは活躍の場が広がりました。

都内はソメイヨシノの満開宣言がありましたが、こちらは開花宣言はまだありません。年々早まる開花に備えて、お花見スポットは早目にぼんぼりを飾ったようですが、気温が上がりません。ここへ来てようやくぽつぽつと開き出したところです。

 


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ツルニチニチソウの長く伸びるつるは、年に一度バッサリと春先に整理しています。濃い目の紫の花は、切り損ねたつるの先に蕾を付けていたのでした。

 

 

ここ数日は、どうもスマホカメラで庭の写真を撮る気になれず、記事の更新も筆が進みませんでした。葉を広げ始めた細かなバラの芽にはピントが合わず、小さなコアジサイの鮮やかなきみどり色の芽は背景に埋もれてしまいます。撮れば実物より数倍悪く見えるほどの出来に思えてくるほどでした。

悪い事は重なるもので、愛犬きなこが足を痛めてしまったり、原因不明の息子の高熱や、車の接触事故…もう精神的にズタボロです(笑)。

 

 

その間ずいぶん考えていたことがあります。

「普通ならこうするよね」「常識ならこうするよね」その "普通" や "常識" が通用しない世の中になりつつあるな、と。

あまりにも私の考える事とは違った展開を目の当たりにする出来事が多く、実際は私が普通ではないような、私が非常識な人間のような気がして、ずっとモヤモヤしていました。相手がどう考えるか、よりも、自分の意見を押し通した方が勝ちなのでしょうか?相手に嫌な思いを持ったら、やり返さないと損なのでしょうか?こんな人が人の親だなんて、とがっかりさせられることもあります。本当に生きづらい世の中です。

 

 

大切なカメラは修理が終わった連絡があり、これから取りに行ってきます。2週間撮りたいものも撮れない、もどかしい生活をして解ったのは、カメラで庭の植物の一瞬を切り取る毎日は、自分でも気付かないうちに大切な楽しみのひとつになっていた、ということでした。