山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

【ブログ休止中の振り返り】身の回りを単純にわかり易く、丁寧な暮らしに繋ごう


【2020年1月某日】


一生懸命に働いたお金が余計な出費へ消えてゆくことほど、バカげたことはない。無駄な出費を抑えたい、この強い思いが私に火をつけた。
学割を利用して息子にスマホを持たせるにあたり、家族の通信費を見直した。私はキャリアからMVNO(格安スマホ)へ念願の転出。最後の最後にもS社には嫌な思いをさせられたよ。離れてスッキリした。主人はキャリアはそのままで、プランをギガ数の少ないものへ変更。高校生の娘も学割を利用して機種変更した。ゆくゆくは全員にMVNOへ転出してもらいたいと考えている。
これを機に断捨離とまではいかないが、身の回りのものを処分し始めた。


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10年以上も休眠状態だった銀行口座を解約した。
お金もないのに、気付けば銀行口座を4つも持っていた。自分でも呆れたもんね。使っていない口座は今後解約して、半分に減らすつもり。


我が家は6人家族と今の時代にしては多い。だからあっという間にモノが増えるのだ。もちろん全員に片付けを強要することはできないから、まずは自分の身の回りから。
そのきっかけとなったことがあったんだ。


珍しく先日、父に頼まれごとをされた。亡くなった私の祖父母が持っていた株式を名義変更したいから、各証券会社へ連絡を取ってくれないかと言う。

それを聞いて正直呆れてしまった。祖父母が亡くなったのは私が結婚する前のことで、約15年間も放ったらかしにしていたからだ。手を着けようと考えたのは良しとするが、とてつもなく長い時間があったにもかかわらず今まで放置しておきながら、その処理を自分でやらずに私にやらせるというのはどういうことなのか。会社を定年退職して悠々自適なのんびりとした毎日を送っているのに、なぜ自分でやらずに、家事に育児に仕事に忙しい私にやらせようとするのかが理解できない。

主人には考えすぎだと言われたが、私はこんな親にはなりたくないとハッキリ思った。間違いなく、今後私には、父母の遺物整理で頭を悩ませる日が来るだろう。この世から去る時には、残った家族の手を煩わせることのないように、身の回りをきれいに整理しておかなくてはいけないと強く思った。
終活を早くから始めようという訳ではなくて、少しづつ身の回りを単純でわかり易くすることで、過去のしがらみを捨て、今の生活を丁寧に大切にしたい。それが穏やかにその時を迎えることにも繋がるのではないか。そう考えるようになった。

手を付けるまでは億劫だと感じていたのに、これをきっかけにすんなりと気持ちが片付けモードに切り替わった。" いつか必要かも知れない "は、たぶんきっと来ない。
知ってた?" しがらみ "とは、漢字で" 柵 "と書く。自分の周りにできた柵、自分で作り上げてしまった柵に囚われている状態。なるほどと思った。


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懐かしい、幼い頃履かせていた子供の靴。写真に残して処分した。
小さな足を大切に守ってくれた、手のひらサイズの小さな靴。思い出までも捨ててしまうようで、手をつけられなかった。使えないものをとっておいても仕方がない。靴はセカンドハンドストアでも買い取ってもらえないし、衛生上、人に譲るのも気がひける。処分してできた靴箱のスペースは、これからの生活にゆとりを与えてくれるに違いない。


証券会社へ連絡し、相続に必要な書類を取り寄せ、父母に戸籍謄本を何通も取ってきてもらった。しかし祖母は他の都道府県の生まれなので、出生からの戸籍謄本を取ることができない。出生から死亡までの戸籍謄本が必要なので、出生地で取り寄せて欲しいと言ったところ、父が激怒。
「これだけ役所からもらってくるのに何万円もかかっているのに、もうやっていられるか!なんで出生から必要なんだ!関係ないことだろうが!もういい!」
証券会社の決めごとなんだから、私に当たられても困る。というか、こちらは仕方なくやってやっているのに、何という仕打ち。
その後、いろいろ調べて郵送で取り寄せることができるとわかったが、それを伝えたら無視された。ホント大人げ無い人。


このご時世、セキュリティが厳しくて、問い合わせるだけでも身分証明書を求められたりする。様々なことに縛られないためにも、手を広げる範囲を見定めて、慎ましく生きていきたい。