山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

実験途中経過の様子〜チューリップの薄皮は剥いたほうがいいみたい!



新型コロナウィルス拡大防止のため、学校が休みになった子供たち。静かな町内を、私は代わり映えなく買い物に仕事に、愛犬の散歩にと毎日走り回っています。
暖かさと寒さがコロコロと日替わりでやってきて、天気だけはいつもの3月らしさです。


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昨日の雨の中で開いたクロッカス。もしかすると一昨日には咲いていたかも。夜には花弁を閉じてしまうから、日中仕事に出てしまうと開花している姿を見ることなく、最悪は花が終わってしまうなんてこともあるあるですね。


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ネット販売のおまけで戴いたこのクロッカス ジャンヌダルク、年々花数が増えていて、今年は19個の花が咲いています。来年は20を超えるかな?


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写真左:3月3日、まだ蕾はそんなに目立っていなかったけれど...
写真右:3月9日にはこんなに蕾が大きくなっていたんだよね。


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いつの間にかスノーフレークも鈴なりに。別名はスズランスイセンと言います。


小さな球根たちは今の時期花盛りですが、春を代表する球根と言えば、これから花期を迎えるチューリップ。山田ガーデンでは今年はある実験をしている最中です。おもしろいことになってきているよ。


y-garden.hatenablog.com
" 園芸ガイド "という雑誌で知り、それ以来、チューリップの球根を植え付ける際に実践していることがあります。それは「茶色の薄皮を剥いてから植え付ける」ことです。なんでも、そのひと手間をかけることで球根たちの芽が揃って出てくるので、バラつきなく一斉に花を咲かせるのだそう。
ほぅ、よしやってみよう!と、それから毎年球根の薄皮をむきむきしているのですが、どうもその成果がわからない。だって全部剥いちゃっているから比較するものがないんだもの。そこで、薄皮を剥いた球根と剥かない球根を植えてみて、その違いを確かめてみることにしたのです。


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芽を出したのは2月18日。チューリップ アンジェリケ。これは薄皮を剥いて植え付けた球根の鉢だけれど、剥かずに植え付けた鉢も大差なく同じように芽を出してきていました。


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現在の様子。一目瞭然だね。左は薄皮を剥かずに植え付けた鉢で、右は薄皮を剥いてから植え付けた鉢です。
芽の伸びが全然違う!薄皮を剥いた球根は同じように芽が伸びているけれど、剥かずに植え付けた球根は芽の伸びがバラバラ。やっぱり剥いてから植え付けた方が良いという情報は本当だったんだ!すごい!
開花するまで実験は続けていきます。どうなってゆくのか楽しみです。



我が家はマスク騒動にもトイレットペーパー騒動にも巻き込まれることなく、後からニュースで知りました。紙製品が売り切れたガランとした棚を見て、本当にみんな買い占めていったのね、とその殺気立っていたであろう光景を想像して怖くなりました。自分は困りたくないという、自分さえ良ければいいということの表れの行動。その考えが恐ろしい。
折しも今日は3月11日、誰もが想像もできなかった東日本大震災が9年前に起こった日です。
元気に登校する小学生や恥ずかしそうに足元を見ながら歩く中学生、自転車を懸命に漕ぐ高校生の姿がない朝の町は、こんなにも寂しく静かなものなのかと...9年前の混乱していた世の中を思い返すには胸が痛すぎる、そんな今年の春です。