山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

夏花の準備〜ペチュニア・ジニア



日本中のガーデナーさんのブログにはバラの写真が目白押しですが、山田ガーデンは敢えて夏の花を植え付けた話を記事にしようと思います(笑)。いや、バラの開花にはもう少し時間が掛かりそうなのでね。


先週、花苗を買いにいらっしゃったお客様。小さなお子さんを連れたママさんでしたが、お花のことはあまり詳しくない様子。
「あの水色の花はありますか?」指を指したのは寄せ植えに使われているデルフィニウムでした。
「ごめんなさい、ずいぶん前に入荷した苗なので残っていないんです。」
「そうですか…マーガレットとかはありますか?」
「すみません、置いていないです。売り場のほとんどが夏の花になってしまっていますので…」
前にも記事に書いたことがありますが、ポット苗は開花シーズン前に市場に出回ります。少し先を見て動き出さないと、もう売れてしまって手に入らないことがよくあるのです。


そう、ファッションと一緒ですね。季節を先どって売り場に並ぶというわけです。もう暑いくらいの日もあることだし、元気そうな夏花を早目に準備することにしました。


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疲れの見えてきたパンジーのハンギングをペチュニアに交換です。夏の花の代表格ペチュニア。分泌物でベタベタするのが今でも苦手なのですが、やっぱりこれがない夏は寂しい。グリーン掛かったクリーム色にパンチの効いたビビッドピンクが少し入るという、とにかくすごくしっかりしたポット苗だったので、是非とも植えたくなったのです。昨年のようなヨレヨレした姿にはならないであろう、いや、ならないようにお世話するからね。

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昨年のペチュニアは見るも無惨に、7月末にはこんなにヨレヨレになってしまったのでした。切り戻しを躊躇した結果です。恥ずかしいけれど再び載せましょう。


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庭に飾っているたった1つのハンギングは、春と秋に花を入れ替えています。昨年の夏はカリブラコアを植えていました。可愛かったけれど毎日の花がら摘みが大変だったので今年は遠慮します(笑)。


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それから夏花の定番ジニア。黄色とサーモンオレンジでかなり迷って。やっぱり黄色にすれば良かったかな、と今になって後悔。それでもサルビア ネモローサの青と青✕黄色の組み合わせにはしてみたのですけれど。


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移植したジギタリスにも無事に蕾が上がりました。消えてしまったと思っていたダルメシアンでした。クリーム色に黒いブロッチ(斑点模様)がダルメシアン犬を連想させるジギタリスです。
そういえば、我が家の愛犬きなこは連休中に体調を崩していました。おしりに注射を打ってもらったら熱も下がり、すっかり元気になりました。連休中にもかかわらず診察してくれる病院が本当にありがたかったです。