山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

植物への興味は尽きない〜絞り模様のバラ センチメンタルの開花



私は小さい頃から花が好きで、今もその植物で心地のよい庭を作ることにどっぷりと浸かっています。
植物は好きですが、決して甘やかしたり溺愛したりはしません。「オルラヤちゃん、ラ・フランス様」と呼んだりすることもしません。付き合い方はドライかも知れないけれど、できることを精いっぱいして、元気に大きく育ってくれるようにお世話をしています。午後は日陰になってしまうので、日照不足で花が咲かないことも多々あり、悔しい思いをすることも。それでもどうしたら良くなるのか、それだけをいつも考えています。


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違う色味のオダマキも咲き出しました。植えた覚えのないオダマキです。ナメクジや小さな虫の幼虫に無残に食い荒らされた年もありましたね。半日陰の庭にはどうしてもナメクジが増えます。


先日、大きなナメクジが天井から落ちてくる夢を見てうなされて飛び起きました(笑)。「ナメクジが!取って取って!#@*¥%+&〜!!!!」と言っていたそうです(笑)。庭作りを始めて5年以上経った今でも嫌いです。
ナメクジの存在意義がわからん、と息子に愚痴ったところ、「ナメクジはミミズと同じ役割をしてくれているんだから、そんな風に言うもんじゃない!」とたしなめられてしまいました。でもやっぱりダメ。先日駆除剤を撒きました。だって朝起きたらバーベナの花がひとつ残らず食い尽くされていたんだもの。
根こそぎ駆除する気はありません。適度に共存したいとは考えます。


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衝動買いした白いフレンチラベンダー クリスタルフィンには2番花がたくさん。水遣りは控え目に、水分不足でくたっとしてきたタイミングでたっぷりあげます。くたっとした姿は見慣れていないと心臓が止まりそうになりますが、水遣りにメリハリをつける、というのはこういうこと。


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おぎはら植物園で買った小さな苗木が、ここまで花を咲かせるまでに成長。ビバーナム オノンダガ。


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ガクアジサイをポップにしたような、かわいらしい花です。植え付け場所を悩んできましたが、この半日陰でも充分花を咲かせることができるみたいだとわかりました。


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種蒔きにも何度も挑戦しています。ちょっと蒔くのが遅かったセリンセは1ポットだけ芽を出しました。こぼれ種から秋に発芽したものは、今が花盛り。これからぐっと暑くなる中、うまく花が咲くかはわかりませんが庭に植え付けました。来年用にポット蒔きしたニンジンも芽を出しています。これは食べるためではなく、花を楽しむため。
1から育てる喜びは、ポット苗を植え付けるのとはまた違う面白さ、愛おしさがありますね。


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ERチャールズ ダーウィンの蕾。水遣りと肥料、天候、病気、虫の被害、と、植物を育てる全てのスキルを総動員してもリスクが満載なのがバラ栽培。これが "上級者向き" と言われる所以でしょうか。だからこそ奥の深い、終わりのない学びになります。

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今朝咲いたのは、絞り模様のバラ センチメンタル。平弁咲きなので蕾も小さめですぐに全開になります。すごく派手なバラに見えるかも知れませんが、庭の中では浮くこともなく、差し色としてよい仕事をしてくれます。散るのも早いけど(笑)。


毎年同じ季節に同じことを繰り返し書いているブログです。来年も再来年もきっと同じことを書き続けているんだろうな。だって興味が尽きないから。いつまでも楽しくて仕方がないんです。
さぁ、そろそろいろんな花が咲き出すよ。1年で1番にぎやかな季節。