山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

ギボウシ ファーストフロストの移植



先日、庭のデザイン施工会社の園芸売り場にいらっしゃったお客様から、ギボウシについてこんな質問を受けました。
ギボウシって野草なんですか?食べられると聞いたのですが。」
「そもそもギボウシって何を楽しむものなんですか?葉ですか?花ですか?」
本を見てギボウシを知ったというお客様。でもその魅力はまだご存知ない様子。春先には "ウルイ" という名で柔らかな新芽がスーパーの野菜売り場に並びます。私は罪悪感が勝って食べたことはありません。1種類だけ植えても、葉の色、模様、形、そして様々なサイズを数種類組み合わせても、日陰を晩秋まで賑やかにみずみずしく彩ってくれる、シェードガーデンの女王です。植えればわかるよ。


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狭い隙間にキラリと光るブルーの葉。ギボウシ ファーストフロストです。数年前にとりあえずここに植えたことを思い出しました。こんなにきれいな青い葉だったんだ。調べてみると、ハルシオンの変種だそうで、2010年にはアメリカのホスタ協会でホスタオブザイヤーに選ばれています。ハルシオンに斑が入ったということかな。なぜこれを植えようと思ったのかすら忘れている山田ガーデンです(笑)。雑誌で見て素敵だな、と頭の片隅に名前を記憶していたのでしょう。たぶん。
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それにしても狭い、狭すぎる。パンパスグラス、オミナエシ、リグラリア デンタータに挟まれて身動きできない状態です。密もいいとこ。即移植です。
今が移植にいい時期なのかはわかりませんが、花芽が上がらないうちにやってしまいます。


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山田ガーデンもそろそろ窮屈になってきました。夏場は葉が茂るので、余計に狭い。ちょうど日陰スペースを改造しているところなので、そこに植えることに。
数日前までクリスマスローズが植えてあったのですが、日当たりが悪いので移動させました。


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クリスマスローズよりは楽に掘り出せましたよ。


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狭いところにいたのでこんなに細長い姿ですが、来年は放射状に葉を広げてくれるでしょう。もう少し葉数も増えるといいな。6月の庭作業はハサミだけでなく、スコップを握ることも多いですね。

ここ数日は気温30℃を超える夏日が続き、早朝から庭に水をまいていましたが、東日本も今日にも梅雨入りするのでは?と言われています。日陰の改造をなんとか終わらせなくては…この続きは、また近いうちに。