今年は本当に雨降りが多くて、柔らかい花弁が溶ける、溶ける。特にバラ咲きタイプのインパチェンスや日々草、ガザニア、ベゴニアの類いはひどいものです。
夏の花の代表格が軒並み溶けていくのを毎週末の売り場で手入れし続けてずいぶん経ちますが、この作業はもう少し続きそうです。
仕入れて間もない、痛みの少ないベゴニアを買ってみました。新しいパート社員さんに電子マネーの決済方法を教えるため、自腹を切りましたよ。地方だからかパートさんもお客様も電子マネーを使っている方は少ないですが、ゼロではないので覚えてもらわないと。てゆーか、好きなものを買い物しているだけだけれど、新人教育手当をもらいたいくらいですよ(笑)。
英名 : begonia : ベゴニア セネタホワイト
セナタホワイト、と納品書に書いてあったからその通りに値札を付けたのだけれど、家に帰って調べたら、セネタホワイトが正解でした。一体どこで間違ったのでしょう?こうして間違った名前が広がってゆくのだわね〜。
セネタホワイトは、サカタのタネが販売しているベゴニアのセネタシリーズの種から育ったものです。
葉の模様がカッコいいレックスベゴニアは育てたことがありますが、オーソドックスなベゴニアは生まれて初めての買い物です。
加湿を嫌うので水遣りは控え目に、土が完全に乾いたらたっぷり与えるようにします。多肉植物のような育て方ですね。できれば雨に当たらない場所に置いたほうがいいかな。花がらが落ちて葉に貼り付くことがあるので、こまめにチェックしてゆくつもりです。
古臭い花。正直な気持ちはそうでした。何十年も変わらない昭和感たっぷりな赤やピンクの花に、私の興味が向くことはありませんでした。でもこのセネタホワイトには育ててみたいと思わせる魅力があって。サカタのタネの商品紹介にもありましたが、葉が銅葉なので白い花が引き立つのです。一般的に植物の葉の色は緑ですが、銅葉とは、ちょっと黒みがかっていたり赤みがかっているような葉をいいます。
葉がこげ茶色のベゴニアはよく見かけますが、緑色もしっかり残しつつ、銅葉独特の黒みもあって、とにかくいい雰囲気なのです。驚きました。こんなにかわいいと思えるベゴニアがあるなんて。
小さな園芸売り場ではありますが、そこで働きながらたくさんの植物を見ていると、以前は何とも感じなかったような品種が気になったり、魅力を再発見することがとても多くなりました。好みは人それぞれ、それを否定はしません。好みではないところに目を向けることができると、自分の "好き" をもっと増やすことができる。それを実感しています。
先日ちょっとショックな出来事がありました。読者登録していたとあるブログにコメントを書いたのですが、他の方のコメントは表示されていて返事も書かれているのに、なぜか私のコメントは表示されず、もちろんお返事もいただけませんでした。削除されたってことかな。気に触ったのかな。それとも何か不具合で届かなかったのか。真相はいくら考えてもわからない。分かったのは、やっぱり人付き合いはどんな世界でも難しい、ということ。