山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

圧倒的存在感〜パンパスグラス



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お盆のお墓参りには、買って用意したお花に加えて庭のルドベキア タカオとサルビアラニチカを切って持って行きました。お寺は暑いですね、たくさんの石に囲まれているせいでしょう。

普段から先祖に感謝することもなく、仏壇があってもお線香もあげない。たまに庭の花をお供えしたりする程度。朝起きて、ゴミ出しやら愛犬の散歩、庭に水を遣るルーティンワークの中には仏壇に手を合わせる行為は入っていない。だからこんなに心が忙しない毎日になってしまうのだと言われたら返す言葉もありません。
お墓参りをした盆入りの晩、悪夢にうなされました。再び眠りについたと思ったら、愛犬きなこが急に嘔吐。ぼんやりした頭で後処理をしていたら、仏壇飾りのホオズキが畳の上に落ちていました。


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もう剪定してしまってもいいエキナセアですが、切ってしまうと寂しくなるのでそのままにしています。


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シュウメイギクの蕾がいくつか上がっています。漢字では"秋明菊"と書きますが、9月の声を待たずに咲いてしまいそう。こぼれ種で庭のあちこちに芽を出すので心を鬼にして抜き取っています。エリゲロンもそうですが、綿毛になって飛んでゆく種は防ぎようがありません。びっくりするような遠い場所の小さな芽を見つけるのも楽しいものです。


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視線を空へやると、パンパスグラスの穂が目に飛び込んできました。こんなにたくさんの穂が上がっていたのに全く気付いていなかった…数えたら16本もあって、気付かなかった自分に苦笑い。株がどんどん大きくなってしまうので、梅雨前に根元からかなり切り落として小さくしたのに、今まで以上に穂を上げるとは。



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矯性のパンパスグラスなので、3年目の現在でも穂の高さを含めて2mちょっとで収まっています。スタンダードでは3mを超える高さになるでしょう。鳥の翼を思わせるようなたっぷりとした穂は、日本のススキとはまた違った雰囲気を持っています。ぽっかりと空いていた庭の北側のスペースを十二分に埋めてくれました。この時期は存在感があってすごくいい。あれだけ梅雨が長かったのに、昨年と変わらない時期に穂を上げてくれたことに感心します。植物の体内時計ってすごくきっちりしているんだなぁ。怖いのはパンパスグラスの後ろに写っているロシアンオリーブの枝。ハサミが届かず放っておいたら、3mは超えている様子です。どれだけ伸びたいんだか…