山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

秋でもまだまだ花は咲く


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11月に入り、ぐっと寒くなりましたね。昨晩は降水確率が10%だったのに土砂降りの雨になりました。数日前の久しぶりにまとまった雨で乾燥した秋の庭は潤っているので、もうしばらく雨はいらないです。ギボウシ ブルーカデットもこんなに黄金色になりました。


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グリーンフィンガーズのご夫婦から戴いた鉢のギボウシも、休眠に入ろうとしています。品種によって眠りにつく時期はまちまち。水戸の華なんて随分前に眠りについてしまっています。


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掌サイズの小さなギボウシ、ブルーマウスイヤーの葉はよれよれと。1年の疲れが見えるよう。葉モノだけ見ると寂しい秋の庭のようですが、これからが旬の花たちもたくさんあります。


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気温が下がり、俄然やる気を出してきたのは山田ガーデンのバラたち。1番の年長者であるラ フランスには3つの大きな蕾。花を咲かせることができるのは、つまり元気な証拠。何よりです。


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黒点まみれで目も当てられないER アブラハム ダービーですが…

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3日後に見ると、こんなに大きくて立派な花をうつむき加減で咲かせていました。オレンジ色が抜けているので、もう咲いてから2日は経っていそう。葉を消毒するための4L噴霧器は持っているのですが、毎年頑張って消毒しよう!と目標を立てても、薬剤を計って水で薄めて…を時間がない日常にはやっぱりできないんです。ハンドスプレータイプの薬を常備することにしたので、来年こそはしっかり散布したいです。ちょっと気になった時にシュッシュと手軽に消毒できる方が、忙しいガーデナーさんには合っていると思います。


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名前のわからない新苗のバラ、暑い間は成長がストップしていました。ハダニも発生しましたがこれも涼しくなって元気を取り戻し、蕾をつけるまでになりました。


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スプレーマムも咲き始めました。増えてあちこちから出た芽を整理したこともあり、今年は花が少なめ。咲き始めは赤が強く、咲き進むにつれて黄色になります。
種蒔きをした小さな芽たちも日々成長しているし、まだまだ楽しみは続きます。



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先日の記事にブックマークコメントをありがとうございました。

「私、この花嫌い。下を向いて咲くから、見ていると憂鬱になる。」
以前、母に言われた言葉です。ずっとそれを気にしていた自分がいました。あんまり好きじゃない、ではなく、ピシャリと嫌いだ、と言ったのです。まったく私のまわりにはものの言い方を知らない人間が多すぎます(苦笑)。寒い時期にぐんぐんと成長する頼もしい姿を知らず、下を向く花姿だけを見てそんなことを言う母を寂しい人だと思います。
普通の植物とは真逆の成長サイクルを持つクリスマスローズは興味深くて、最近は時期になると売り場を必ずチェックしてしまうほどです。高いので小さな苗しか手が出せませんが(笑)。鉢に植えると、下を向く花が鑑賞しやすいのでオススメですよ。

私の夢は園芸店を開くことです。イチゴ屋さんになりたいわけではありません。先日の一件で、転職しようかなとぼんやり考えています。