転職して半月が過ぎました。どんなに寒くても朝から晩まで屋外仕事ですから、HCの中で園芸部門は1番過酷なところ。今の時期は寒さに弱い蘭やシクラメンの鉢花を閉店後に店内に非難させ、翌朝オープン前に屋外へ戻す作業を毎日毎日繰り返しています。この作業は桜の咲く季節が来てもしばらくは続くんじゃないかな。
12月16日朝7: 15分の山田ガーデン。もっと寒いと思っていたけれどそうでもなかった。―4.5℃。
しかし植物たちはガチガチに凍っていて、そのショッキングな光景にしばし呆然とさせられます。園芸初心者ならばオロオロしたり、もうダメだと半べそをかいてしまうような光景です。
霜が心配なら、霜が楽しみになるような植物を植えれば良い。毎年氷点下を待ちわびるようになったのは、寒くなると不思議な現象が起こる山野草シモバシラを庭に植えたからです。
お、今年も氷の芸術ができてるよ!
まるでパイ生地のように薄い氷が、30cm以上柱のように立ち上がりました。今までで1番大型!
茎の中に残った水分が凍って、その茎を裂き、氷の結晶が現れる。春から秋のシモバシラっておとなしくて目立たない植物なのですが、寒くなると庭のどの植物よりも存在感を発揮します。
そして12月17日、今朝は―3℃。
太陽が上がり庭に陽が射す8:30には、ゆっくりと結晶は溶け出しました。
暖かな陽を浴びて、凍りついた植物たちも元の姿に戻ります。