山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

桜が咲く、シャクヤクの植え付け



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桜の名所ももちろん素晴らしいのですが、ちょっとした公園や学校や道端に植えられた、生活と共にあるような桜の木が好きです。この桜は娘の高校の通学路にある名もなき桜。


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細い木がたくさん集まって、ひとつの大きな形を作っています。まるでスイミーみたいだ。初めて見つけたのが昨年で、いつか写真に収めたいと思っていました。
この周りは木の畑と言うのか、出荷するための樹木を植えて育てている畑が多くあります。この桜の木も昔は出荷目的で育てられていたものが掘り出されることなく、何十年も経ってこうしてひとつの大きな形になったんじゃないか、と勝手に想像しています。
来年はこの桜が咲く前に、娘は学校を卒業する予定。見られるかな、ううん、必ず見に来よう。


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英名 : camellia : ツバキ "式部"
先日植えた時は固かったたくさんの蕾が、ちゃんと開き出しました。木の大きさが40cmくらいなのに大きな蕾がゴロゴロ付いていたから、開かないこともあるかもしれないな、と思っていましたが、根は元気にしているようです。


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ツバキを植えるために移植したアセビには、何やら動きが。新芽でしょうか。


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木々の芽吹きが嬉しい。


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冬の寄せ植えもいい感じになってきました。色合いが良かった、ビオラ ももか。


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今回の作業はシャクヤクの植え付けです。シャクヤクは始めて植えるので、一通り勉強しました。そして分かったことは、この程度の小さな株では大した開花は見込めないということ(笑)。だって380円だもん。当たり前ですが、株が大きいほどたくさんの花を咲かせるそうです。安く買って何年もかけて大きく育てるのが山田流。いつものことです。
いつもならバラの大苗を買いたくなる冬、なぜ今年はバラを買わずにシャクヤクにしたか。それはバラの世話に疲れたからです。害虫に病気にやられるたびに悲しくなるのはもう嫌。昨年2株もダメにしてしまった。もっと世話ができていたなら…と考えるのはやめにします。だって絶対的に時間が足りないんだもの。今あるだけのバラをできる範囲で世話しながら維持し、まだ知らない植物を庭に取り入れていくことにしました。


大きな花を咲かせるシャクヤクは、バラと同じで肥料食いです。元肥をたっぷり入れて植え付けます。どのくらい肥料食いかと言うと…

直径、深さとも40cm位の植え穴を掘り、本肥として洗面器1杯の堆肥や腐葉土と化成肥料を2握り入れ、土とよく混ぜ、堀り土を少しかぶせてからその上に根を広げて芽が3~5cm隠れるくらいに植えつけます。

engei.netより


洗面器1杯の肥料だって(笑)。その他追肥ももちろん必要で、肥料貧乏になりそうな予感がします(笑)。
さて植え付け場所をどうしようか?幾つかの植物を移植してスペースを作らなくてはならないので、今回は鉢植えで様子を見てゆくことにします。


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牛ふんをたくさんと化成肥料ひと握り、培養土をブレンドしたものを入れます。培養土には元肥が入っています。
培養土はいつもお馴染みのものではなく、様々なものをわざと買うようにしています。水捌けが良すぎて軽すぎるもの、黒土が多めで水持ちの良いもの、袋を開けてガッカリするようなものもあります。値段が高ければよいというものでもないし。それがまぁ、何だか面白くて。チャレンジャーでしょう?(笑)。ハズレの土は他のものと混ぜて使ってしまいます。


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芽が伸びているので気をつけて。この赤い芽を埋めるのか外に出すのか迷いました。ネットで調べてもハッキリしないので、根元の木化した部分が埋まる位置で決めました。どう成長してゆくのか、楽しみです。