子供の頃、とても気に入っていた洋服がありました。ピンク色の小さなドット柄が全体に散りばめられたブラウスで、真ん中に並んだボタンの両脇に2段フリルが付いたものでした。ちょっとオシャレな洋服を着ている、という嬉しい感覚で、気分がシャキッとしたのを覚えています。
いつの間にかフリルとは疎遠になり、ジーパンにTシャツが私のユニフォームとなりました。その流れで、娘にも着せることもなく。今では何年か毎にやって来る入学式・卒業式に着るブラウスだけとなっています。
昨年初めてフリルパンジーを植えてみました。フリルがある分、スタンダードなパンジーより花弁に厚みとハリがあります。
発売当時は値段が高く、数もたくさんは流通していなかったから雑誌で眺めるだけでしたが、私にも買えるいい時代になりました。昨年は紫色に黄色のかなり強い色の組み合わせだったこともあり、1株庭にあるだけで、それはそれは存在感がありましたよ。
今年はビオラを種から育てているので、あまり買わなくて済むかな〜と思っていたところ。でもフリルは別格だから!サントリーのミルフル、初めて買いました。花が小さい!
そして色が素敵すぎて連れて帰ってきた70円パンジー。咲き始めはほんのり紫色がのります。
花ってやっぱり美しいなぁ。思い出のフリルブラウスのせいかも知れないけれど、改めてそう感じさせてくれるパンジーとビオラ。今季の冬もひっそりと強く咲いてくれることでしょう。