山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

不思議カッコいいベゴニア〜ウェノーサ



山田ガーデンでは寒くて越冬できない植物たちは、玄関のたたきでしばらく過ごしてもらうことになります。
大抵は凍らせなければ大丈夫で、初めて育てたベゴニア セネタホワイトも、たたきで無事に先シーズンの冬を乗り切り、今回2度目の冬を迎えます。


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実は、こんなベゴニアを半年前から育てています。とても大きな木立性ベゴニア ウェノーサです。
このシルバー色!あばら骨のような姿!葉に毛も生えてる!いったい何なんだ!こんなベゴニアがあったなんて!もう一目惚れでした。木立性ベゴニアは売り場で売れ残ることが多々ありますが、早い段階で完売したのも頷けます。
葉が厚くて、全体的にがっちりしていて、どちらかというと観葉植物みたいなベゴニア。お手入れすることが何もないので、忘れた頃に水だけやってる(笑)。
てっぺんあたりの葉の付け根から、長い花茎をしゅーっと高く伸ばして花を咲かせます。この花まで入れると1mくらいになるかなぁ。とてもシンプルな白い花です。


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葉の数が少ないので、1枚たりとも失うことは許されない!がしかし既に傷んでおりボロボロ…これ以上ひどい姿にしないために、観葉植物用のどっしりした鉢に植え替えて倒さないようそれだけは気をつけています。


ベゴニアって本当に不思議な魅力があって驚かされることが多いです。よくあるポット苗のベゴニアは古臭い感じがしつつ、何故かそれが野暮ったくて逆にかわいいし、レックスベゴニアの色模様はスタイリッシュでカッコ良くて、たくさんの柄を集めたくなる。リーガースはレックスと真逆で、乙女チックな夢見る少女風。木立性ベゴニアは宇宙人のような気味悪さもありながら、でもなぜか気になる存在で…
これほどまでに姿を変えながら、たくさんの人に愛されている植物って、実はベゴニアしかないのではないか?そんなことを考える今日この頃です。