山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

ワイルドフラワー、再び〜ワックスフラワー


2月になって、勤務先の園芸売り場に入荷してくる花が一気に春めいてきました。サイネリアやセネシオのような卒業式を連想させる花、ネモフィラ、スミレ、デージールピナス…風のない穏やかな良い天気だったりすると、あれもこれもとポット苗を眺めながら、庭に植えたいな〜なんて思ってしまいますが、まだ植えるには早過ぎる。


f:id:y-garden:20220209111645j:plain
だったら部屋の窓辺で楽しめるものを、と選んだのはワックスフラワー。オーストラリアの野性味溢れる、ワイルドフラワーやネイティブプランツ、オージープランツと呼ばれるグループの代表格です。

f:id:y-garden:20220209081204p:plain趣味の園芸2月号には、オージープランツ特集が組まれているみたい。
私も以前庭に植えていたドドナエアやユーカリフランネルフラワーも、このグループの一員です。ちょっと一癖あるような不思議な植物ばかりですね。
残念ながら、皆枯らしてます(汗)。乾燥には強い反面、寒さに弱いものが多い印象です。


f:id:y-garden:20220209111710j:plain
ワックスフラワーはどことなくアカシア フロリバンダに似た、サラサラとした細い葉が特徴的。小さな粒はこれから咲く蕾です。桜色のかわいい粒つぶが春っぽい、全体的に見ても優しい雰囲気の木です。


f:id:y-garden:20220205143752j:plain
f:id:y-garden:20220205143814j:plain
鉢が小さすぎて倒れやすいので、蕾が付いている状態ですが鉢増し。鉢増しとは、ひと回り大きい鉢に植え替えること。冬場は家の中で過ごしてもらって、霜が降りなくなったら外に出しましょう。ドドナエアやユーカリの二の舞いにはもうしません。5年前の私じゃないぞ!私は成長したんだ!


f:id:y-garden:20220205144051j:plain
パーライトピートモスで植え付けられていました。小さな観葉植物は最近このタイプの用土が多くて、ジメジメしないけれど軽過ぎると感じます。酸性気味の用土ということになりますが、問題ないのかしらね?私はもちろん草花用の培養土を使いました。


f:id:y-garden:20220209111748j:plain
いつものように用土の上にココヤシファイバーを乗せて完成。
今は30cm位の小さな苗木ですが、年月を経て大きく貫禄ある姿になったら、よりネイティブプランツの魅力が出てくるんだろうな。


ところが植え替えて2日目。葉を観察していたら、あれ?色の悪い葉がちらほら…葉先が枯れてきている。

f:id:y-garden:20220208223649j:plain
おかしい、あんなにキレイな緑色の葉だったのに…
陽当りの良い窓辺で寒さは問題ないから、水か?乾燥か?乾かし気味にしすぎたか?環境が変わったからか?取り敢えず水をたっぷり遣り、受け皿の水は捨てたけれど、枯れ進んだらどうしよう…
部屋いっぱいのワイルドフラワーに囲まれて生活する夢が、早くも前途多難。
やっぱりオーストラリア産の植物は難しいわ(泣)。