山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

HCのバイヤーに告ぐ


今月も職場の研修に参加させてもらいました。
今回は県外の取引先にお邪魔して、刈払機やヘッジトリマー、芝刈機を実際に使い比べたり、トラブルシューティングを学んできました。
すでにお客様の依頼を受けて刈払機やヘッジトリマーの刃の交換はやっています。芝刈機に関しては使ったことがないし、たぶん一生使うことはないであろうものなので勉強になりました。最近は青々とした芝が広がるお庭、見かけなくなってきましたねぇ。しっかり管理したい方にはリール式の刃の付いた芝刈機がオススメ。サッチングもマストですよ。


その研修を受けた建物内に園芸用品の展示スペースがあって、昼食後に見学してきたんです。もう、広くて全部は廻りきれないほど!ワクワクするような園芸用品、ありましたよ。


坂源のハサミたち。全12色展開。こんなにカラーバリエーションがあったなんて知らなかった…華道家のカーリーの物販にもあって、買おうか悩んだことを思い出しました。こうして全色展開してくれたらいくらでも眺めていられる。ウチの店にも並べたい。



私も使っているアルスコーポレーションのハサミたち。これはGクラシックシリーズ。グリーンの持ち手がカッコいい。全部揃えたいくらい。


私がなぜこのハサミを選んだかと言うと、握りやすくバネがしっかり効いていて切りやすそうだったのと、刃の長さと幅。少し細めが好き。そして気分が上がる赤い色の持ち手。
そして何より、刃だけを交換することができるから。刃だけ交換できるって、実はすごいことだと思うんです。



そして見たことのないほど刃が長いハサミ。片側に取手が付いている。



トリガー式のハサミ。これはユニークな形をしていて、チョキチョキ動かすと恐竜のように見えます。



女性陣がバイヤー担当(おじさん)に強く押したのはコレ。年配のお客様のことばかり考えていてはダメ!お洒落なママさんたちはこういう商品を求めているんですよ!
最終的に、店の品揃えはバイヤーのセンス。やっぱり世のニーズを読み切れていないのと、狙う客の年齢層が高すぎるから、ウチはぼやけた品揃えになっていると感じました。




そうそう、こういう事だよ。二の腕まで保護してくれるグローブはつるバラの剪定にぴったり。混み合う場所に躊躇なく腕を突っ込むことができる。革製も揃えたいところ。一昔前の麦わら帽子は売り場を縮小して、アドベンチャーハットを増やした方が絶対いい。なぜなら庭作業以外にも用途はたくさんあるし、季節を問わず使えるから。
それから、以前バイヤーさんに意見させてもらったのだけれど、女性用のハットを販売するなら、フリーサイズではなくMサイズとLサイズの両方を置いてほしい。髪の長さなど細かな気配りが帽子には必要です。


この展示を見て分かったのは、私が欲しいと思っていたような商品はちゃんと存在していて、店に置いていないだけだったということ。ターゲットとしている客層が高齢者だから、私の年代のニーズに合わない店になっていること。だから若年層はなおさら来店してくれないし、離れていってしまうだけでしょう。
このまま高齢者向けの商売を継続してゆくのか、新たなターゲットを獲得するために思い切った転換をするのか、バイヤーさんの先読みの力とセンスがかかっている気がします。

これから研修報告書を書くんだけど、この記事を提出したいくらいだわ(笑)。