山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

こぼれ種で増えすぎる時は



今までいろいろと植えてきたルドベキア、ルビールビーやチェリーブランデー、トトゴールドは姿を消し、山田ガーデンに唯一定着したのはルドベキア タカオ。お盆のこの時期には小輪のかわいい花がたくさん咲きます。
もちろん宿根もしますが、こぼれた種でよく増えて。今年は庭のあちこちに5カ所だけ芽を残して大きく育て、残りの芽は見つけたら抜き取ってきました。すべてを育てたら、タカオだらけになっちゃうから。
小さな庭でも、こうして種から発芽しやすい植物は抜いて調整しないと大変なことになります。



秋には風情のある姿を見せてくれるミズヒキ。これも細かい種が落ちて、どんどん発芽します。増えすぎたらとにかく抜くしかありません。




しばらく忙しくしていたら、秋明菊の蕾が上がってきているのも気付きませんでした。これもまた綿毛でよく増えるよね。
葉がガサガサ固くて場所も取るし、かなり抜いてしまいました。


先日の除草ボランティアは、私がこうして庭を維持するのと全く同じ作業でした。
皆、解っているのだと思うのです。どんなにオオハンゴンソウを抜いても終わりは来ないし、変わってしまった過去の自然は完全には戻らないでしょう。広範囲に拡がったものを根絶するのはもう不可能だけれど、せめてこれ以上増やさない努力、それをずっと続けてゆくことが大切なことなんだ。


奥日光に行ってから、何か庭に対する意識が変わってしまった感じがあります。勉強のためと参加したけれど、勉強になりすぎちゃったのかも(苦笑)。今の地球の現実を目の当たりにして、出ない答えをぐるぐる考えている感じ…結果、楽しく庭作りを続けられなくなっています。
暑いからっていうのもあるけれど、もしかして行かないほうが良かったのかもね。