我が家のクリスマスローズ、今年は穴だらけだ。特定の植物にしかオルトランを撒いていない。クリスマスローズはノーマークだった。
はらぺこあおむしがどこかにいたんだろう。
HC勤続１年のお祝いに、と寄せ植えの先生がプレゼントしてくれた多弁咲きのクリスマスローズ ピーチプリマドレス。まるでカップ咲きのバラみたいな素敵なクリスマスローズ。メリクロン苗なので品名がついている。
先日雨の中、入荷してきた大量の花ケースに値付けをしていたところ、女性のお客様がまっさらなマリーゴールドを３ケースも買って下さいました。28個✕３＝84個。車に積むお手伝いをしていると、「昨年の冬に、大きな葉ボタンが欲しくて…」とお客様が話し出したのでよくよく聞いてみると、思い出しました。
昨年、大きな葉ボタンがお店に入荷しなかったのは、生産者さんが作るのをやめてしまったから。それで、ガッカリされていたお客様に話をしたんです。明日、隣の市の農業高校で数年ぶりに文化祭があるから、そこに行けば生徒さんたちが作った葉ボタンが販売されていますよ、と。
それは娘の母校。私も行こうと思って、日にちを覚えていたのでした。いい情報をありがとう、と言って下さった記憶があります。
「いろいろとたくさん買うことができて、若い生徒さんたちのエネルギーももらえて、本当に感心しました。行ってよかった。また行きたい。そのお礼を言いたくて。」
こちらこそ、実際に足を運んで下さって嬉しい、と伝えました。
娘がお世話になった学校に、ちょっとだけ恩返しができたような気がしました。
ブラックだと言ってきたけれど、どうやらこの色はシルバーと呼ばれる部類に入るみたい。
私が接客で心掛けていることは、" 営利目的だけではない、お客様が本当に欲しい情報を出す " ということ。例えば競合他社もオススメしちゃう。お客様の欲しいものが当店にない場合、取り寄せも間に合わない時には、あのお店にはこんなオシャレなテラコッタ鉢がいろいろとありましたよ、とか、あのお店が取り扱っていたのを見ましたよ、とか。100円ショップの商品も代用できますよ、なんてフレーズもよく使うかも。
ありません、できません、で終わりにはしない。これは会社方針として定められています。他社を勧めろとは言われていませんが（笑）、同じ事を趣味にしている同士、何か代わる方法を伝えたいし考えたい。それで全てのお客様が他社に流れてしまうとも思えない。ちょっと記憶に残ることがあったなぁ、と覚えて戴けたら、きっとまたお客様は来てくれる。また足を運んでいただけるきっかけを作ることが大切だと思います。
シデコブシの花はそろそろ終わり、次の花へとバトンを繋いでいきます。
