山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

雨の日は雨具を着て


GWの連休とは無縁の生活を何年も続けている、とは先日のブログ記事から。接客業なので土日休みでもないから、人混みに出掛けることは一切なくなりました。平日休みはいい。どこへ行っても空いていてストレスがないもの。
なのに、連休を謳歌している人たちを見るとちょっと羨ましい気持ちが湧き上がるのはなぜなんだろう。もう子供たちも大きくなって、一緒に出掛けることもないのにね。



GW最終日は雨降り。雨が降ると心配なのはブラッシュ ノアゼット。水滴で花弁が開かなくなっちゃう。これを "ボーリング" といいます。



昔はゴミ袋を切り裂いてアーチに掛けたりもしました。今はそこまでする気はありません。
その時の状況を受け入れるだけです。ノアゼットは1年中繰り返しよく咲くしね。


また同じ話になるけれど、仕事がとにかくキツくて、参ってる。今まで楽しく仕事ができていたのは、歴代のチーフがフォローしてくれていたからだった。春の人事異動でチーフがまた代わり、一切手伝ってくれない人になっちゃったから、さぁ大変。どうしたものかと途方に暮れている。
園芸売り場は体力勝負の仕事だ。24ポットが並ぶケースは、花農家が使う用土によってはとてつもなく重い。それをあっちに運びこっちに運び、頭の上の棚から下ろしたり持ち上げたり。それをひとりでやらなきゃならなくなったわけ。
足は文字通り、棒のようになって、疲れきっている。



同じ白いバラでも、ふわふわっとしたアイスバーグより新雪が好き。紙細工のようなこのカチッとした形、白い花を引き立てる濃緑の照り葉。



新雪とロサ オリエンティスのオデュッセイアティー香がふわっと香ったと思ったらダマスクが香ったり。香りが混ざるということはないように思う。


そして、比較的楽な仕事をする人と、そうじゃない人の線引きができているように感じる。雨の日に雨具を着る人と着ない人、それではっきりする。雨具を着ていない人には、雨に打たれる仕事は頼めないもん。結局雨具を着ている人だけが、雨に打たれながら重労働をすることになるんだ。



終わりに近づくダッチアイリスとセンチメンタル。



春の一番花にしか見られない白地に赤の絞り。


外仕事なのに雨具を用意しないというのは、どういうつもりなんだろう?「雨具がないから、屋根のあるところでしか仕事しません、できません」との意思表示か。




パルフェ タムール。



ER デスデモーナの香りにも慣れてきた。色も相まって本当に美人なバラ。



デスデモーナとロサ オリエンティスのロビン。コマドリロビン、いよいよです。



こっちは今一番青いバラと言われているブルーグラビティ。蕾の色からは冷たい印象を受ける。このバラを見ていると、モノクロの世界にいるよう。


さて今日も引き続き雨です。私は休みなので、出勤者に仕事をお願いしてきました。雨の中での仕事、みんなできるかな?