高台に建つ終の棲家に行くたびに、ヤブガラシとイタドリのチェックをしているわけですが、やはり、フェンスの向こう側にはわんさか生えていて、この土地に以前から生きていたことがハッキリしました。
大まかなことは判った。気合いを入れて頑張れば、いつでも掘り出すことはできる。その前に、敵を知れ。ちょっと食べてみようかなと思い立ちました。イタドリは、実は山菜として知られています。今この季節しか食べることができないなら、この機会に食べてみてもいいんじゃない?
庭から少し折り採って持ち帰り、クックパッドで下処理方法を確認して、いざ開始。
① 熱湯を回しかけてから、皮を剥く。食べるのは茎だけということでいいのかな。
② 短く切り、熱湯で1分茹でる。
③ 冷水に取り、そのまま冷蔵庫で1晩置いてアクを抜く。
翌日、これを醤油とお砂糖とごま油で炒めてみました。
見たことも食べたこともない人間が作ってみたイタドリのきんぴらは、驚くことにクセも苦みえぐ味も全くありませんでした。あ、少し酸味を感じました。
食感がシャキシャキとしていて、シナチクとフキの中間のような感じでしょうか。癖になりそうな、いい食感でした。食感を楽しむ山菜なのですね。
そして決めました。イタドリはほんの少しだけ、庭に残すことにします。強健雑草ではなく、庭の隅で、春の楽しみな食材としてなら共存していける。放ったらかしにはしないで、きちんと地下茎をコントロールする。
これにて、イタドリとは和解成立。