庭づくりをするようになって、たくさんの方が言っていらっしゃいますが、山田ガーデンも天候や季節にとても敏感になりました。
皆様、お気づきですか?日没が少し遅くなってきていることを。
山田ガーデンの住む北関東は、夕方5時でも西の空に夕焼けが少し残るようになってきました。
4時半に真っ暗になってしまっていた頃には、「早く帰って夕飯の支度をしなきゃ」という気持ちで焦っていましたが、日が延びたということは、春が近づきつつあるということ。
寒さはこれからいっそう厳しくなります。
でも、植物に対して猫可愛がりはしません。この寒さに勝てるだけの生命力があるかどうか。山田ガーデンはそれだけを見守ります。
2~3時間陽の当たる場所ならどこでも育つ、強い植物。今すぐ植えてください!とのお言葉に、妙に納得してしまいました。
クリスマスローズ、と聞くと思い出す出来事があります。
クリスマスローズブームが起きた頃、隣のお宅の庭にきれいに咲いたらしいよ、と家族で何気ない話をしていた時のこと。
母は冷たく言い放ちました。
「わたし、あの花大嫌い。下向きで咲くから気が滅入る。」
強いあの一言が今でも忘れられません。
"負の連鎖"という言葉があるように、身近な人間にそのように冷たく対応され続けると、知らずと自分も、同じような態度をとるようになってしまう。
母は言葉どおり、そうなってしまいました。
私は。
私はそれでもクリスマスローズを買い求めました。
負の連鎖になんて負けてなるものか。
母の顔色を伺いながら、母の言葉に怯えながらなんて生きていくものか。
あの強い拒絶の一言は、ずっと心に残っているけれど、私は母と同じ人間になる必要はないから───。
私は永遠の反抗期。