山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

イチジクの収穫

 

昨日は、午前中だけだったけれどすっきりと晴れて、やっと青空と会えました!

青い空は7月31日以来。雲り空ばかりで気付けなかったけれど、もう秋の雲になっていて季節の移り変わりを感じました。

 


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イチジクを収穫。 

小バエが周りを飛び始めていて、1日遅かったら食べられなかったかも(汗)イチジクの収穫のタイミングは難しいのです。早ければ青臭いしね。


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柑橘類のように1度にたくさんは収穫できません。下から順に赤く熟れてくるので、まだ上の方はこんなに青いのです。

熟れ具合を見ながら、ひとつずつ、大切にいただきます。

 

私が "イチジク"と聞いてイメージするのはアダムとイヴ。羞恥心が芽生えた2人は、局部をイチジクの葉で隠した、と言い伝えられています。

うちわのような大きな葉は頭をすっぽりと隠せるほどだから、2人がこの葉を選んだのは正解だったかもね。もしかしたら、イチジク以上に大きな葉を持つ果物はないかも知れません。 

そうして昔話にも登場したり、花も咲かないから"無花果"と表記したり、なんだか不思議な果物の木。

神秘的に思えてくるのは私だけでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

あれこれ悩ましい〜ダリア

 

朝晩、秋の虫たちの鳴く声が心地よいけれど、 最近は庭作業をお休み中。たまにエキナセアサルビアラニチカの花がらを切るくらいしかしてません。

実は、初年度登録から17年経過した山田ガーデンの愛車を買い替えることに決めまして、そちらに神経を全て持っていかれている毎日です。

そろそろ決着させたい、もう1カ月も悩んでいるのですよ…車を買い替えることは嬉しい事のはずなのに、悩みすぎて逆に辛くなっている。

 


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小さなガーデンダリアが雨の中、そっと開花しました。昨年の秋の終わり頃に、売れ残りを100円で買ったもの。

黒葉だったはずだけれど、青々としています。球根を植えっぱなしにして生き残ったのはこの株だけ。もうひとつのダリア、鉢植えだったブラックナイトの球根は、春に掘り起こすと見事に腐っておりました…

  


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ウドン粉病にかかりやすいことが分かり、また庭に迎え入れるのを躊躇しているところです。

秋と言えばダリア。それだけ存在感は大きい、素敵な花ですものね。これまた悩ましいわ。

 

 

 

 

 

晴れない天気の庭

 

もう、いい加減書きたくありませんが、今日も朝から曇り空です。昨日薄日が射したのは、非情にも10分ほど。それでも布団干したけどね。

その後のどしゃ降りの雷雲は、強い風をも一緒に連れてきて、バラの鉢を倒すほどでした。明日も雨です、きっと。


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ミレット パープルマジェスティの穂が、完全に顔を出しました。

陽を浴びないと黒(パープル) にならないそうなので、こんな雨続きでもミレットにとっては日照は充分なのでしょうか。それとも、もっと黒く色付くものなのか…なんとも判断できません。

テレビでは日照不足だとしきりに騒ぎ出しました。お盆前から判っていたことを、何を今頃…と言いたい。

 

 
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なぜかギボウシ ワイドブリムにだけは、秋も蕾が上がります。昨年もそうでした。

元気な証拠なのでしょうが、肥料もあげていないのに本当に不思議です。 

 

 

今年は咲かないと思っていたタマノカンザシも、急に蕾が現れてびっくり。

昨年のブログを見直すと、今が蕾が上がるドンピシャの時期。そうか、なんだかもっと暑い時期に咲いていたような気がするのは、 今年が涼し過ぎるからか…

 

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ミカニア デンタータのハンギング

 

雨の日の園芸店ほど空いている場所はない。ましてやお盆期間中、鉢物を見に行く暇人は私くらいでしょうな。

 

冗談抜きで、太陽が出ない日が続いています。日中でも半袖Tシャツでは寒いくらい。なんでも都内では8月に入ってから昨日まで16日連続雨が降っており、これは40年ぶりの異常気象なのだそうです。

庭のバラたちは、涼しさから勢い良く新芽を伸ばして蕾を付けているのは嬉しいけれど、 オールドローズ黒点病やウドン粉病も同時に勢いづいてしまって、もうなんだかなぁ…

 

 

園芸店も夏花から秋花へと商品をシフトする抜け時期のようで、葉ものが多く並んでいました。 

そんな中で、一際目を惹くダークグリーン!紫色のつるが美しい植物が!

 
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ミカニア デンタータ

 

ほふく性であまり寒さには強くないことから、ハンギングにしようと思い立ちました。

ハンギングなら垂れるつるを楽しめるし、寒くなった頃に内鉢のミカニアを室内に入れ、別の植物を入れ替えて飾ることができます。

山田ガーデン、ハンギングは初めてです。



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ちょうど柚の木の枝下ろしをした切り口部分に、ハンギングを引っ掛けることができました。

おおぉ、今までとちょっと違ったことを取り入れると、見た目にも新鮮でいいですね。何度も庭を眺めたくなります。

しかし、土の入った内鉢はかなりの重さ。バーミキュライトにすりゃ良かった…

鎖が切れたりしないよね?大丈夫かしら。 

 

 

 

 

 

 

 

備品を買い揃える~空想山田園芸店

 

さて、園芸店の開業に向けて、店内にはどんなものを揃える必要があるのか書き出してみます。

いつになるか判らない、ぼんやりした夢だとしても、モチベーションを保つためには重要なこと。

ジョン レノンだって"想像してみよう"って歌っていたじゃあないか。

 
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何となく頭の中で想像するより、実際に紙とペンを用意して書き出すと、今日にでも動き出したくなるような、ワクワクした気持ちになります。

 

例えば、レジスター。お客様とのお金の受け渡しには必須備品ですね。これは中古品で充分だと考えていますので、早速ネットオークションを覗いてみました。

皆様、想像したことがありますか?レジスターがいくらで売っているか。

なんと1万円以下から揃っている!新型モデルは無理でも予算額で充分購入できそう。 中古品を活用すれば、その他の店内備品は上手に揃えることが出来ると判って、ぼんやりした夢に少しピントが合ってきた感じです。

 

レジスター繋がりでもうひとつ。

簿記の勉強を始めることにしました。会計士にお願いすることだとしても、出来るだけ自分でやりたいと思ったからです。だって自分の店ですもの。

山田ガーデンは商業高校を卒業しているので過去に経理の仕事をしていたこともありますが、出来の悪い生徒だったので(笑)検定はほとんど取得していません。珠算が得意だったことが志望動機だったのです(汗)

まだアルバイトすらできない15歳の子供が、"手形振り出し"と授業で教わってもピンとこないのは当たり前。

働き出してから理解できた今こそ、検定に再挑戦するいい機会だと考えました。

 

 

先日の記事に「個人経営で始めて、メルカリやヤフオクで商品を販売してみては?」 というコメントをいただきました。

ありがたいお言葉ですが、正直、個人経営もネット販売も考えていないということをお伝えしておきます。

理由として、個人経営では、仕入れの際の信用度が低いということ。きちんと会社を設立しているか否かで、取引もまた変わってくるものであろうと想像しています。

また、会社設立にお金をかけていないということは、いつでも紙1枚で辞められるということで、自分の開業に対する気持ちとしては中途半端だと思っています。

そしてネット販売に関してですが、植物という生き物を扱う以上不備は許されないもの。どういう姿でお客様に届くかわからない販売方法はしたくはありません。

これは、実際に配送中の事故で枯れてしまった鉢物が届いた経験があることからなのです。(ちなみに東日本大震災の影響でした)

 

コメントをいただきましてありがとうございました。

この場でお礼を申し上げます。 

 

 

 

 

 

秋、近づく

 

仕事もお盆休みに入り、やっとまとまった休暇がやってきました。

都内から叔母が来てくれたこともあり、昨日は1日早くお寺へ。今年もお寺のサルスベリは赤も白も満開で美しかったなぁ。

 

はっきりしない天気が続き、山田ガーデンのフェンスに這わせているマスカットは少々小粒気味。

僅かでも陽が当たるように、と主人が伸びた蔓を切ってくれました。

時々「ヤバい、切っちゃったよ」という声が聞こえる(笑)3房犠牲になりましたが、すっきりした姿になりました。


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山田ガーデンのすぐ南側は道路になっているので、散歩コースとして早朝歩いている方が通ったりするのですが、一般家庭の庭にブドウの房がぶら下がっている姿は、驚きの対象となっているみたい。

 

 


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ミレットも穂先が顔を出し始めています。

グラス類が色付き出して、ますます美しく感じられるのは、もう秋が近いから。

 

 

 

 

 

 

 

いち主婦が起業するために選んだ道だった

 

山田ガーデンは、園芸店を開業する夢を持っています。

最近は、インターネットビジネスでハンドメイド作品を販売している主婦の方がとても多いみたい。

初費用も少なくて済むため、借入リスクがほとんどなく、在宅で育児をしながら自分の都合に合わせて販売することができる。また、手軽なので副業として立ち上げている方もいます。

私は生きている植物を商品とするので、店舗を構えるスタイルを希望しています。

 

さて、そんな私は園芸店を開業することをどれだけ真剣に考えているのか。

 

実は、女性起業家を夢見る人を応援する非営利団体の元を、情報を集めるために訪れたことがあります。ブログを始める少し前のことです。

結構真剣なんですよ、これでも。

作りたいお店のイメージは固まっていても、先立つものがない山田ガーデンに、コンサルタントはこう言いました。

「とにかく、お金を貯めてください。」

 

ごもっともです。それは充分解っています。

それでも別の手段である、借入金や助成金の話が聞きたかった。こんな私にも開けている道があることを知りたかった。

でも、コンサルタントの女性はそれ以上、山田ガーデンに対してお金の話はしてくれませんでした。

聞きたいことも聞けず、一体何をしに行ったのだ?と、がっかりして家路に着いたことをよく覚えています。 

今なら解るんです。何故コンサルタントはお金の話をしようとしなかったか…

「このリーゼント主婦、突っ走ってしまうんじゃなかろうか。」そんな風に見えていたのかな、と。

 

 

店舗を構えるには、土地を購入するところから始めるか、店舗を借りなくてはなりません。パソコンがあれば始められるネット起業のように、簡単ではないのです。

しかも、義務教育真っ只中の子供を2人抱えた主婦が、借入金や助成金、いわば人からのお金で店舗を構えようだなんてリスクだらけ、というか無謀な話。

努力して自己資金を貯めることができなければ、土俵にも立てない。それだけ起業するということは大変なことなのですよ、とコンサルタントは言いたかったのではないのか。今ではそう思っています。

そうそう、それからもうひとつコンサルタントに言われたことは、「子供の進学などの区切りに開業しないほうがいい」ということでした。

 

 

そして1年前に現在の仕事に転職しました。 

興味を惹かれた仕事ではなく、開業のための自己資金を貯めることを第1に考え、選んだ仕事です。

ホームセンターの園芸コーナーで勉強を兼ねて働きたい気持ちもありましたが、時給が安くて諦めました。

とにかくスピードアップして資金を貯めよう!と、今までより勤務時間の長い、家から近い職を選びました。とにかく3年間は、興味がない仕事でも頑張ろうという決心でした。

それが紆余曲折あり、揺らいでしまっている現在…人間関係も良くない、仕事も回ってこない。この状況、ちょっと疲れたな。

 

でもこうして順を追って書き綴ってゆくと、忘れかけていた情熱がよみがえってきます。

そう、辛いこともつまらないと思うことも、資金を貯めるために全部我慢しようと決めたこと。

全ては、未来の私に捧げたんだ。

だから仕事を辞める時は、夢へのスタートラインに立った時。泣き言を言う話じゃない。

 


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台風で強い雨が降ったのに、バレリーナは無事でした。

9日振りの青空が嬉しいです。 

 

 

 

 

 

 

 

白い花の憂鬱

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夏の庭に揺れるガウラ。昨年より株が大きくなり、揺れる花茎もたくさん上がっています。

風が強い時は、フライフィッシングのラインのようにふわふわと揺れるのも、見ていて飽きません。

暴れる場合は切り取ります。大丈夫、またすぐに花茎は伸びてきます。

 
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白い花は、1日しかもちません。咲き終わりは薄いピンク色に色付きます。

暑さにも寒さにも強く、美しい。

この白い品種はこぼれ種でも増えます。私は花茎をすぐに切ってしまうけれど、別の場所に種がこぼれたらしく、1本だけ生えてきました。

 


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ガウラのすぐ横に植えてあるルドベキア ルビールビーはもうおしまい。

切り取るのがなんだか惜しいほど、この真ん丸の芯が好きです。

"ルビールビー"の名で売っていたけれど、"チェリーブランデー"じゃなかろうか?

 

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インカルビレアも休みなく咲いています。 

白い花はいいですね、ムッとする湿気や熱を一瞬でも忘れさせてくれる。

奥には白い花と相性の良い黒葉のミツバ。小さな花が終わり、籾のような種を付けています。

これも寒さには強いですよ。根が残り、春には必ず芽を出します。

斑入りのミツバも強くて、増えすぎて困るほどの勢いです。

 

 

先日、仕事の契約上、キャリアカウンセリング講習なるものを受講しなければならなくて、この1年でどんなことを学んだか、将来なりたい姿はどんなものか、その為に必要なスキルは何なのかということについて考えました。

この1年で何を学んだのか、うーんと考え込んだ後、失笑してしまいました。だって何もなかったから(笑)

"どんな仕事でも、やってみると面白い、知らないことを学べる楽しさがある"

これは私の持論なのだけれど、現在の仕事に就いて1年。そう思えないのは何故か?

担当している仕事量が少なくて、時間をもて余していることばかり。手が空いている、と伝えても、契約の関係で他の仕事を回してもらえない…

こんな毎日が、将来なりたい姿に繋がっているはずもありません。 

「楽してお給料をもらえるなんて最高だ」と主人は言いますが、楽ではないのです。空いた長い時間をどう過ごすか、苦痛なのです。

月曜日は憂鬱。今日も曇り空。

あぁ、また転職かなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

種蒔きの成果

 

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種から育てたジニア クイーン "レッド&ライム"が真ん丸な花を咲かせています。

カップケーキのようにかわいい。頑張って種蒔きをした努力が報われた、嬉しい花です。

 

 

8月だというのに、北関東はずーっと曇り空か雨降りで、朝晩は涼しいくらいです。まるで秋のよう。プールは閑散としているんだろうな。

だからカンナもそうですが、夏の花が咲いても、イマイチ夏らしくない。

 
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まだ咲いていないものも

 

 
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北側のデッドスペースから見る、今朝の庭。 

ミレット パープルマジェスティと大房あわがぐんぐん伸びています。

雑草ではないの、抜かないでね。


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大房あわには、掌ほどの大きな穂が揺れています。猫じゃらしよりも繊細で芸術的です。

秋になったらどんな姿を見せてくれるのか、楽しみでもあります。